- ピーターはラートリー家の当主
- ジェイムズを殺害する決意
- ノーマンの新しい父親か?
「約束のネバーランド」で、“人間側の世界”の鍵を握るのはラートリー家です。
鬼達と交わした“約束”を基に、2世界間を調停する重要な役割を持っています。
その第36代当主のピーター・ラートリーはどのような人物か、探っていきましょう。
目次
【約束のネバーランド】ピーター・ラートリーとは?
サーベルを持ったピーター・ラートリー
第五人格×約ネバコラボ第二弾 pic.twitter.com/re4dagE2PM— 出水ぽすか(ポ~ン)🦉🎃🦈 (@DemizuPosuka) September 28, 2021
10巻まで出ている情報を総合すると、ピーターは“約束”を調停するラートリー家の36代目の当主です。
そして先代の当主だったジェイムズの弟です。
“人間の世界”へ渡る子供達を導こうとしたジェイムズを裏切り、当主の座を奪った張本人でもあります。
さらに言うと、ノーマンを新農園“ラムダ7214”へ連れていった人物です。
こうして挙げただけでも十分にエマ達の敵となる要素が揃っていますね。
しかも独白とはいえ「食用児は誰一人人間(こちら)の世界へ渡らせない そう望む食用児は一人残らず抹消する」と決めていますから、両者がいずれぶつかるのは目に見えています。
【約束のネバーランド】ピーターは裏切り者?
ジェイムズやエマ達の視点から言えば、ピーターは裏切り者で間違いありません。
ですが、ピーター達調停役の立場からすると、食用児を救おうと行動したジェイムズの方が裏切り者でした。
閉ざされた“道”を開けば“約束”を違(たが)えることになってしまいます。
“人間の世界”を守るためには、食用児達の犠牲が不可欠なのです。
それを継続するためには、食用児達の希望を断つ必要がありました。
ゴールディ・ポンド(GP)の地下にあるエレベーターを封鎖し、食用児達の安寧の地とならないよう、上級貴族のバイヨンに話を持ちかけ、猟場(かりにわ)としてGPを明け渡しました。
これにより“人間の世界”への出口は1つ閉ざされ、残っているのは各高級農園の内部にある4基だけとなりました。
【約束のネバーランド】バイヨン卿や鬼と対等の人物?
当主であるピーターはもとより、“約束”を知る人間たちは鬼に食われない数少ない人物と言えるでしょう。
彼らが何のために鬼達と会合をおこなっていたのかは定かではありませんが、“約束”の継続を互いに確認する意味が込められているのでしょう。
ラートリー家の者達が2世界間の窓口となって、農園に関する備品の注文や配達を行っていると見て、まず間違いないはずです。
ジェイムズが当主だった頃は、その受け渡し役の中に支援者がいて、彼らの手からW.ミネルヴァのペンや蔵書票が貼られた本が入ってきていたのかもしれません。
【約束のネバーランド】ミネルヴァとの関係は?まさかの弟!?
W.ミネルヴァの名で救出を試みていたジェイムズに対して、弟のピーターは強い怒りを覚えていました。
「正気ではない」と一蹴し、“人間の世界”を守るために兄の殺害を決めます。
ジェイムズが死んだという確たる証拠がないため、当主になった今も彼の死体捜索に人手を割いているようです。
そして、兄と同じく食用児の救出や解放を目指していた支援者たちも全員殺害しています。
“約束”を調停し続けるためにいかなる犠牲も厭わない姿勢がうかがえますね。
【約束のネバーランド】謎の多いラートリー家とは?
ラートリー家について判明していることと言えば、“約束”を提案し、世界を分断した張本人であることと、そのシンボルとしてフクロウが側にいることです。
“約束”をなぜ、どのようなタイミングと意図を持って提案したのか、まだ明らかにされていません。
“約束”を交わした10世紀ごろなら、すでに世界各地で文明が築き上げられていた頃です。
王家など立場のある人々ではなく、なぜラートリー家に白羽の矢が立ったのでしょうか?
それとも、人間側を代表して彼らに提案や調停役を一任したのでしょうか?
いずれにしろとてつもない大役です。
一歩間違えれば捕まって食べられてしまっても不思議ではないのですが、だからこそ地位のある人間には任せられなかったのかもしれません。
もう1つの特徴であるフクロウは、ソンジュが話してくれた昔話に、ラートリー家の祖先らしき男が肩に乗せていました。
本当にフクロウを乗せていたのかはわかりませんが、ジェイムズが「ミネルヴァ」と名乗っていたのも偶然ではないでしょう。
「ミネルヴァ」はローマ神話の女神の1柱で、彼女が常に連れているフクロウは知恵の象徴とされています。
ラートリー家とフクロウ(ひいては女神ミネルヴァ)には強い関係性があると言えるでしょう。
ところで、単行本6巻のカバー下にもフクロウはいます。
毎回カバーとは違うデザインで楽しみにしているのですが、2つの分かれ道を照らすランプの上に載っているフクロウは心なしか怖く見えます。
分かれ道の片方に血痕がついているのも不気味です。
まるで「鬼と人間の全面戦争」へ行くか、「安全に“人間の世界”へ脱出」するか、選択を迫っているようにも見えますね。
【約束のネバーランド】ノーマンとの関係は?ピーターは“新しいお父さん”?
【🎂HAPPY BIRTHDAY🎂】
本日9月23日は、ピーター・ラートリーの誕生日です!🎉世界の調停を保つラートリー家代36代目当主!
一族の使命を守るピーター・ラートリーの誕生日を皆でお祝いしよう!!👔お誕生日おめでとう‼️#約ネバ #ピーターラートリー誕生日おめでとう pic.twitter.com/uyLkmHeB2A
— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) September 23, 2022
“出荷”による死を恐れていたノーマンが出会ったのは、初めて見る成人男性でした。
イザベラと対等に話す彼はピーターと名乗り、イザベラも“新しいお父さん”だと紹介します。
本物の里親かと一瞬戸惑ったノーマンですが、イザベラの表情から「これも出荷」だと気付きます。
抵抗してもしなくても、最後は鬼に食われると感じたノーマンは、ピーターに連れられて“ラムダ7214”にやってきます。
ジェイムズと違って、ピーターは食用児に一切の同情をしません。
ノーマンが世界の“真実”に気付いていることも織り込み済みで、彼をラムダへ移送したのかもしれません。
ノーマンもピーターが鬼の側に付き、自分を実験台にして何かをしようとしていることを見抜きます。
うわべだけの“里親”と“里子”の2人が、これからどんな心理戦を展開してくるのか気になります。
まとめ
当主と言うだけあって、ピーターやジェイムズが実際に現地に赴くことはあまりないように見えます。
ただ、鬼達に隠れてシェルターやGPを建造する技術や財力は相当なもののように思えます。
一度はピーターの手で希望の芽が摘まれていますが、それでも挫けず、エマ達はGPの奪還を目指して反乱を起こします。
それで黙っていられるほどピーターも大人しくないでしょうし、下手したら“人間の世界”へ行く前に人間と鬼の双方から追われることになるかもしれませんね。
それから、これは最悪のパターンですけど、ノーマンがピーターの手先としてエマ達の前に立ちはだかる可能性もなきにしもあらずなんですよね……。
第1話の「最後はやっぱり ノーマンとエマの一騎打ち!!」がその伏線の気がしてなりません。
とりあえずピーターに目に物見せてやりたいのですが、直接対決とかあるんでしょうかね?
なくてもめっちゃ悔しがらせてやりたいです。
2世界を繋ぐエレベーターを全部乗っ取って叩き出してやりたいです。
そのためにも、まずはGPの奪還から成功させていきたいですね。
- ピーターはラートリー家の当主です
- ジェイムズの弟で裏切り者です
- ノーマンをラムダ7214に連れ去りました
- 食用児を抹消する意志を持つ
- ミネルヴァと深い関係があります
- ピーターとノーマンの心理戦が鍵です
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