- オールマイトとステインが共闘する
- ステインが血の臭いで判別
- AFOの強力なレーザーがエルクレスを破壊
KUNIEDAを捕獲した青山と葉隠。
葉隠の可視化は本人のキャパを超えたのが原因のようでした。
青山も個性が強化されていましたが、自身は雄英生として最後の責務を果たすつもりです。
一方、大量のレーザーを照射されるAFO(オール・フォー・ワン)。
オールマイトはスターアンドストライプの戦法に倣います。
下半身を潰されながらも、A組生徒のコピーを駆使してAFOを足止めするオールマイト。
しかし、膨大なエネルギーの放出に耐えきれずエルクレスは自爆します。
途絶えたレーザーの向こうから姿を見せたのは、若齢化した光るAFOでした。
AFOはオールマイトを攻撃しようとしますが、急に動きが止まります。
いや、体が動けないのです。
2人の戦いに参戦したステインが、凝血の個性でAFOを拘束していたからです。
『僕のヒーローアカデミア』401話のネタバレ
それでは僕のヒーローアカデミア第401話『THE LUNATIC』の要点をまとめてみました。
“LUNATIC”とは「狂った」という意味です。
本来はオールマイトとAFOのシンプルなタイマンという構図でした。
しかしながら、ボロボロになりならも愉悦の表情を浮かべるオールマイトを見て、狂気じみた印象を受けた人もいるのではないでしょうか?
そして更にイカれたキャラであるステインまでが参戦します。
のっけからテンションが高いステイン。
AFOは動けずオールマイトが有利な状況となりました。
このまま決着となるのでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
スンスンスン
体を動かしようにも動かせないAFO。
その上空からはステインが抜刀態勢で急接近します。
ステインは焦凍と飯田の会話から状況を推察してきました。
神野地区の戦場痕を辿り、雨風を免れた血痕を採取。
それがAFOかオールマイトのものかは、血の臭いを嗅いで判別していたのです。
血風嗅ぎを穿つステインの鼻。
かつての記憶を辿り、この血はオールマイトのものではないと報せます。
心中オールマイトへのリスペクトが止まらないステイン。
自分が敢えて躯を曝け出した意味が判るだろうと、既に暗黙の域に入っています。
英雄の心は他の為にのみ存在が許されるという、ステインのポリシー。
その神たる英雄が人のか弱き心をも得たのであれば、自らの生を跪(もが)くことすら許されると考えています。
過去の言動もあり、オールマイトもステインの心意気は判っています。
だからこそステインはやって来たのでした。
血の返礼
前方には左拳を構えるオールマイト。
後方から斬りにかかるステイン。
しかしAFOは冷静でした。
瀉血(しゃけつ)を強制発動させたのです。
両眼をはじめ体全身から勢いよく血が噴き出すAFO。
オールマイトとステインも一瞬戸惑います。
AFOはステインが何か仕掛けてくると予想していました。
だからこそ、タルタロス脱獄時に自分を拒絶した時から仕込みをしておいたのです。
再び凝血を発動するステイン。
しかしAFOの動きは止まりません。
ステインを馬鹿呼ばわりして、右肩から伸びた巨大な口がステインを捕獲します。
AFOは「抗原変態」、つまり血を書き換えていたのです。
長く君臨する秘訣は痕跡を残さないことだと語るAFO。
ステインにダメージを与えながら、血を抜いて目が覚めてきたと得意げです。
そのまま彼方のビルまで放り投げられるステイン。
オールマイトも追いかけようとしますが既に息が上がっています。
刃は折れるとも
ビルに叩きつけられ起き上がれないステイン。
AFOは「凝血」の個性を強奪するつもりです。
死柄木の成長に多大な貢献をしたと評しつつ、役目は終わりとステインにトドメを刺そうとするAFO。
しかしステインはまだ終わりではなく、全ては過程にあると思っています。
英雄の何たるかは全てオールマイトが教えてくれました。
高等教育なんて必要ありません。
ステインにとってはオールマイトが全てでした。
両手を差し出し「生きて勝て」と無言のエールを送るステイン。
まるで自ら進んでオールマイトに自首するかのようでした。
命のリレー
感傷に浸る間もなくステインを叩き潰すAFO。
今度はすぐさま反転してオールマイトに光線技を発射します。
オールマイトのピンチに身を挺して防いでくれたのはエルクレス!
壊れたはずではとオールマイトも驚きます。
最後のシールドとして主を守ったエルクレスでしたが、時世の言葉は伝えきれず。
AFOの強力なレーザーがエルクレスを破壊したからです。
衝撃の余波に巻き込まれ意識が漂うオールマイト。
そこに“がんばれ、俊典”と呼びかける声がします。
お師匠である奈々でした。
まだ紡がれていると励ましますが、オールマイトは幻覚ではないかと疑います。
すると今度は元サイドキックのサー・ナイト・アイの姿まで。
サポートアイテムは全て失いました。
脚も使えません。
しかしオールマイトはまだ死んでいません。
体を這いずりながらも闘志は失われていませんでした。
一方、泥ワープ圏内に入るAFO。
既に死柄木に接近しているようです。
視界の先には浮遊システムを破壊され、ゆっくりと落下する“天空の棺”である雄英高校がありました。
『僕のヒーローアカデミア』401-402話の考察まとめ
まさかの1話きりで途中退場というステイン。
もっと活躍の姿を見たかったのですが残念です。
それにしてもステインのオールマイト愛が止まりません。
血の臭いでオールマイトか否かを判別するなど、ストーカーを超えもはや変態の域に入っています。
まさにLUNATICですが、それでこそステインです。
学歴コンプレックスを匂わせるセリフもありましたが、やはり「百聞は一見に如かず」。
大事なことは全部オールマイトが教えてくれました。
最後までオールマイトの活躍を信じた悔いのない人生だったと思います。
ごく一瞬ですが、憧れのヒーローと共闘も出来たしね。
ちなみにAFOがステインを捕まえた、伸縮する口というか腕について。
冒頭タイトルの“LUNATIC”について説明しましたが、元の語源は「月=LUNA」に端を発するものです。
実は菅田将暉も出演した『仮面ライダーW』には、タイプチェンジの一つに「ルナ」という神秘の力を宿したモードがありました。
このルナモードではライダーの腕が今回のAFOのように伸縮したり、ムチみたいにしなったりとやりたい放題。
もしかして編集サイドもルナモードを知っていて、今回のタイトルを意識していた…なんて深読みをしてみました。
次にエルクレスによる最後のご奉公です。
再三劇中で「機械は性能を超えることはない」と言われましたが、最後は自らを盾とした自己犠牲。
サポートメカが意志を持っているかの如く、主人公を庇うというお約束の展開でした。
ヒーローものの鉄板ネタですが、さすが堀越先生は分かっていらっしゃる。
そんな人情的にウルっと来る展開を無慈悲に断絶するAFO。
エルクレスの最後のセリフもレーザー一閃で文字通り真っ二つでした。
もはや地を這うしかないオールマイト。
最後のページやAFOにパンチを繰り出そうとする仕草を見ると、四肢で動くのは左腕しかなさそうです。
幻覚とはいえ、この条件でまだ戦えるとばかりに励ます奈々。
オールマイトが戦うことを止めてもおかしくないシチュエーションですが、中々にスパルタです。
まだ爆豪のコピー能力は使用されていません。
この辺りがオールマイト最後の攻撃に関する伏線となりそうな気がします。
もっとも、敵対するAFOは既に泥ワープへと移行していました。
オールマイトを殺さないのは「親友」に対する最後のお情けなのか。
単に興味がなくなったのか。
それとも若齢化が進み急がざるを得ないのか。
詳細は不明ですが、AFOと死柄木の接触という最悪の展開が待っていることだけは確実のようです。
- オールマイトとステインが共闘した
- AFOの瀉血が戦局を変えた
- ステインのオールマイト愛が深い
- エルクレスがオールマイトを守る
- AFOが死柄木に接近中
- オールマイトの闘志は衰えず
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