飯田天哉はなぜマフラーを抜くのか
結論から言うと、合宿での特訓です。足から生えているマフラーは引き抜くことができ、何度も抜くことでより頑丈なマフラーが生えてくるようになります。
痛そうな行為ですが、個性を鍛えるための正規の方法です。順に見ていきます。
この記事でわかること
- マフラーを抜くのが特訓であること
- エンジンの燃料がオレンジジュースであること
- 必殺技レシプロバーストの欠点
- 兄インゲニウムから受け継いだもの
個性「エンジン」の燃料はオレンジジュース
飯田天哉の個性はエンジン。ふくらはぎから生えたエンジンで高速移動します。
燃料はオレンジジュースです。ただし炭酸を入れるとエンストしてしまうという制約があります。
そして足から生えているマフラー(排気管)は、引き抜くことができます。合宿では何度も引き抜き、より頑丈なマフラーを生やす特訓を行っていました。
僕はこう読む
この特訓の内容が、飯田という人物そのものだと思います。
自分の体の一部を、自分で引き抜く。それを何度も繰り返す。
真面目で融通が利かないと言われる生徒ですが、その真面目さが自分に向くと、こういう形になる。
兄が襲われたあと、彼は感情で動いて失敗しました。その反省を、いちばん地味で痛い訓練に変えている。成長の描き方として、とても飯田らしいと思います。
必殺技レシプロバーストには制約があります
飯田の必殺技のひとつがトルクオーバー・レシプロバーストです。
通常よりも加速度を急激に上げられますが、一度使うと一分近いインターバルが必要になり、その間はほとんど個性が使えなくなります。
体にもかなり無理を強いるため、あくまで奥の手として扱われていました。
兄インゲニウムから受け継いだもの
飯田が憧れていたヒーローは、実の兄であるインゲニウムです。
その兄がヒーロー殺し・ステインに襲われたとき、飯田は感情に飲まれます。規律を重んじる委員長が、私怨で動いた数少ない場面でした。
その後、飯田は兄からヒーロー名インゲニウムを受け継ぎます。
僕はこう読む
飯田は「正しさ」で出来ているキャラクターだと思っています。
クラス委員長として規律を守り、みんなを仕切る。空回りして笑われることも多い。
その人が一度だけ、正しさを捨てて復讐に走りました。そして止められた。
名前を継ぐという行為は、兄の代わりになることではなく、兄が守っていたものを守ることです。マフラーを抜き続ける特訓も、その延長にあると思います。
真面目すぎて、よく空回りします
飯田はあまりに生真面目なため、相手の意図が汲めなかったり、その場にそぐわない行動をとったりします。
- 戦闘訓練でヴィラン役になったとき、滑稽に見えるほど熱心に悪役を演じた
- 委員長の投票では、自分が選ばれたいのに自分以外へ投票した
- 「チェーンの切れた自転車」「非常口飯田」という渾名を付けられている
- 雄英高校への崇拝に近い感情があり、どんな教育方針にも真っ当な意味があると解釈してしまう
- 真面目すぎるあまり、激しく手を動かして素早いジェスチャーをしながら話す
こうした性質は学校や教師にとって都合がよく、担任の相澤には便利に使われています。
それでも、規律だけの人ではありません
爆豪がヴィラン連合に拉致された際、飯田はプロヒーローに任せるべきだと主張します。しかし心の中では爆豪の安全を心配していました。
デクたちが救出に向かおうとしたときには、憤るあまりデクを殴っています。そして熱い感情を露わにしました。
「僕の気持ちは……どうでもいいっていうのか……!」
結局、飯田は監視目的としてついていきます。ただ真面目なだけの人間なら、教師に報告していたはずです。
ステインとの対決
飯田は、兄インゲニウムを引退させた恨みから、職場体験先を事件のあった保須市にしました。
そしてヒーロー殺しを見つけますが、まったく敵いません。しかも恨みから人命救助を怠ったことを、ステイン本人に指摘されてしまいます。
そこへ駆けつけたデクや轟が、自分のために立ち向かう姿を目にします。
飯田は自身の行動を省み、純粋に兄へ憧れていた頃の感情を思い出しました。そしてデクとの同時攻撃で、なんとかヒーロー殺しを倒します。
この事件は飯田の心に強く残り、成長のきっかけになりました。のちに学校で上鳴が「(ステインは)かっこよくね?」と失言したときも、怒らずに大人の態度で対応しています。
僕はこう読む
飯田のいちばん重い失敗は、ステインに負けたことではありません。人命救助を怠ったことです。
しかもそれを指摘したのが、「贋物のヒーローを粛清する」と言っているステインでした。
規律をいちばん重んじる生徒が、ヴィランにヒーローの資格を問われた。これ以上きつい場面はありません。
仮免試験で自分よりクラスメイトを優先するようになったのは、その日の続きだと思います。
委員長として空回りしていた人が、本当に人のために動けるようになった——飯田の成長は、そこにあるのだと読んでいます。
まとめ
飯田天哉がマフラーを抜くのは、より頑丈なマフラーを生やすための合宿の特訓だからです。
個性の仕様もあわせて置いておきます。
- 個性はエンジン。燃料はオレンジジュース
- 炭酸を入れるとエンストする
- 必殺技はトルクオーバー・レシプロバースト
- 使用後は一分近く個性が使えない
- 憧れは実の兄インゲニウム。のちにその名を受け継いだ
僕はこう読む
この特訓の内容が、飯田という人物そのものだと思います。
自分の体の一部を、自分で引き抜く。それを何度も繰り返す。
真面目さが自分に向くと、こういう形になります。
飯田は「正しさ」で出来ているキャラクターだと思っています。委員長として規律を守り、空回りして笑われることも多い。その人が一度だけ、正しさを捨てて復讐に走りました。この特訓をただのストイックさと読むか、あの夜のあとに自分へ向けた罰と読むかで、意味が変わってきます。
——あなたは飯田がマフラーを抜き続ける特訓を、ただのストイックさだと思いますか。それとも、あの夜のあとに自分へ向けた罰だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
飯田のマフラーは個性エンジンの一部で、抜く理由が知られていません。合宿の特訓から確認しておきます。
Q. なぜマフラーを抜くのですか
A. 合宿での特訓です。何度も引き抜くことで、より頑丈なマフラーが生えるようになります。
Q. 個性の燃料は何ですか
A. オレンジジュースです。炭酸を入れるとエンストしてしまいます。
Q. 必殺技は何ですか
A. トルクオーバー・レシプロバーストです。使用後は一分近く個性が使えなくなります。
Q. ヒーロー名は何ですか
A. インゲニウムです。実の兄から受け継いだ名前になります。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月5日


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