キングは麦わらの一味の仲間になるのか
結論から言うと、見込みは薄いと考えています。1054話で海軍大将・緑牛に捕らえられて以降、キングは一度も描かれていないからです。
そしてもうひとつ、決定的なことがあります。キングは最後まで、ルフィと一度も戦っていません。
見込みが薄いと考える3つの理由
- ルフィと直接の因縁が無い……鬼ヶ島で戦った相手はゾロだった
- 動機がカイドウ一点……人体実験の日々から救われた恩で仕えていた
- 消息が途切れている……1054話で緑牛に捕らえられ、以降の描写が無い
ただし——ルフィと無関係な人物でもありません。そこが、この人物のややこしいところです。順に見ていきます。
キングのプロフィール
「火災のキング」の異名を持つ、百獣海賊団の大看板の筆頭です。
百獣海賊団の結成前からカイドウに仕えている古株で、最も信頼されている部下にあたります。いわばカイドウの右腕です。
- 外見……黒服の軍服のような格好と、威圧感のある鋭い赤い瞳の眼光
- 体格……6メートルを超える大男
- 武装……刀を帯同しており、剣豪のような佇まい
- 本名……アルベル
- 種族……ルナーリア族
キングの種族「ルナーリア族」
すでに絶滅したとされる、非常に珍しい種族です。
四皇ビッグ・マムが治める「万国(トットランド)」にもいない種族で、あのビッグ・マムが欲しがるほどでした。
そして世界政府の扱いが異例です。
「ルナーリア族である」と知らせるだけで、1億ベリーの報奨金を支払うとしています。
理由は、この種族がマリージョアのある赤い土の大陸に「神の国」を創り、暮らしていたとされているからです。
ワンピースという物語において、かなり重要な種族だと推測できます。
悪魔の実の能力と強さ
キングは動物系古代種「リュウリュウの実」モデル・プテラノドンの能力者です。
巨大なプテラノドンに変身できる能力で、元々の種族の特徴も相まって、作中でもかなり厄介な相手になっています。
実際、ビッグ・マム海賊団の船を発見したときは戦闘機と見間違うようなスピードで飛行していました。
将星が乗っている船を前にして、「キングの空の守りがあればもう近付けない」と言わしめるほどです。
どのくらい強いのか
- 四皇ビッグ・マムから「ウチに来い」と勧誘されている
- サンジと対峙して攻撃した際には、ルフィがサンジの死を覚悟したほど
- 元白ひげ海賊団一番隊隊長「不死鳥のマルコ」を相手に、徐々に劣勢へ追いやっていた
能力頼みではなく、基本の戦闘力そのものが高いことがわかります。
キングVSゾロ
\ #ワノ国編 アニメ放送情報!/
アニメ『#ONEPIECE』
1062話「覇王の三刀流!ゾロVSキング」は
5月21日(日)朝9:30放送?コミックス102巻収録、1035話がアニメに!
ゾロとキングの戦いがついに決着!▼予告はこちらhttps://t.co/rW0zjX14G3
※地域により放送日時が異なります pic.twitter.com/RIkAHrzApx
— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) May 20, 2023
ライブフロアでマルコに足止めされていたキングは、重症から復活してきたゾロとの戦いに入ります。
この戦いの中で、キングはマスクを傷つけられたことでブチ切れモードになり、ゾロに猛攻撃を仕掛けました。
ところがゾロはものともしません。炎を消しての高速突進のときだけ攻撃が通ることに気づき、「極虎狩り」のカウンターでキングのマスクを破損させます。
素顔を晒したキングは、悪魔の実の能力とルナーリア族の特性を活かした戦法で優位に立ちました。
それでも、ゾロが攻略法を理解したことで、徐々に押されていくことになります。
成長していくゾロに「王でもなるつもりか」と問いながら、キングは必殺技「御守火龍皇(おおもりかりゅうドン)」を放ちました。
一方のゾロは、「閻魔」がなぜ自分のところに来たのかを理解します。そして繰り出したのが渾身の「閻王三刀龍・一百三情飛龍侍極(えんおうさんとうりゅう・いっぴゃくさんじょうひりゅうじごく)」でした。
この一撃で大ダメージを負ったキングは、サンジに敗れたクイーンと同じように、鬼ヶ島から落下します。
そのとき彼が残した言葉は——「カ、カイドウさん」でした。
僕はこう読む
この一戦が、「仲間になるか」の答えをほとんど決めていると思っています。
この作品で一味に加わってきた人物は、ほぼ全員がルフィと直接向き合っています。
ロビンはルフィに「生きたいと言え」と言わせ、フランキーは殴り合い、ジンベエはインペルダウンから頂上戦争までルフィの隣にいました。
——ルフィが本人の口から意思を聞き出す場面が、必ずどこかにあります。
キングにはそれがありません。相手はゾロでした。倒れる直前に呼んだ名前も「カ、カイドウさん」です。
最後の一言までカイドウのほうを向いていた人物を、ルフィは一度も見ていない。そこが決定的だと思います。
キングはその後どうなったのか
ゾロに敗れたキングですが、カイドウが敗れた後も生き残っていました。
場所は「兎丼」の囚人採掘場。そこで姿を隠していたのです。
ところが——1054話、突然現れた海軍大将「緑牛」の来襲にさらされます。
養分を吸われ、クイーンと共に捕らえられました。
続く1055話で、緑牛はシャンクスの覇気によってワノ国から撤退します。
その後、キングがどうなったかは描かれていません。物語はすでにワノ国を離れ、エッグヘッドを経てエルバフ編へ進んでいます。
生死は不明のままです。
キングとジョイボーイの関係
ワンピース作中でも最重要のキーワードが「ジョイボーイ」です。
空白の100年に実在した人物とされています。
- 魚人島との約束を守れなかったことを謝罪する旨をポーネグリフに残している
- 代わりにいつかその約束を果たしに来る者が現れると伝えている
- ラフテルに莫大な宝を残した人物でもある
- 「解放のドラム」を聞いた象主も、ジョイボーイが帰ってきたと喜んでいた
その素性や詳細はまだ不明ですが、作中最大の伏線であり、最も重要な人物と考えられています。
ジョイボーイはカイドウなのか
キングはルナーリア族に伝わるジョイボーイの伝説を信じている一人です。
そして人体実験の日々から救ってくれたカイドウに恩義を感じ、忠誠を誓っていました。
「最強生物」と呼ばれるカイドウとジョイボーイについて語り合ってもいます。
しかしカイドウは自身ではないと否定しました。そのうえで、キングにこう伝えます。
「オレを倒す者が現れたら、それがジョイボーイだ」
ジョイボーイはルフィなのか
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第164回:ジョイボーイとルフィの共通点??https://t.co/deT2k7Pd3Z#ONEPIECE pic.twitter.com/fwPeXrRiI0— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) June 12, 2021
「ゴムゴムの実」が覚醒したことで、ルフィは四皇カイドウを倒しました。
そのときワノ国に接近していた象主は、「ジョイボーイが帰ってきた」と嬉しそうに話しています。
カイドウを倒したという条件も満たしていることから、ルフィがジョイボーイである可能性は高いと考えられます。
僕はこう読む
キングという人物のいちばん切ないところは、探していた答えが、自分を倒した側に出たことだと思います。
彼はルナーリア族に伝わるジョイボーイの伝説を信じていました。そして仕えていたカイドウにこう言われます——「オレを倒す者が現れたら、それがジョイボーイだ」。
その条件を満たしたのがルフィでした。
つまりキングは、自分の主君が敗れることでしか、答えに辿り着けない立場に置かれていたことになります。
——そして彼はその瞬間を見ていません。先にゾロに敗れ、鬼ヶ島から落ちていました。
一生かけて探していたものが、自分が気を失っている間に、自分の隣で答え合わせされた。
だから僕は、この人物がもう一度出てくるとしたら「仲間として」ではなく「答えを聞きに来る側として」だと思っています。
まとめ
キングが麦わらの一味に加わる見込みは薄いと考えています。
理由は、この作品の加入の型に当てはまらないからです。
- ルフィと直接戦っていない
- 鬼ヶ島で戦った相手はゾロで、敗れて島から落下した
- 倒れる直前に呼んだ名前は「カ、カイドウさん」だった
- 本名はアルベル。絶滅したとされるルナーリア族の生き残り
- 1054話で緑牛に捕らえられて以降、一度も描かれていない
僕はこう読む
この作品で一味に加わってきた人物は、ほぼ全員がルフィと直接向き合っています。
ロビンは「生きたいと言え」と言われ、ジンベエもフランキーもそうでした。
キングにはその場面がありません。
いちばん切ないのは、探していた答えが自分を倒した側に出たことだと思います。彼はジョイボーイの伝説を信じてカイドウに仕えていました。それを仕える相手を間違えた悲劇と読むか、最後まで信じ抜いた誠実さと読むかで、あの落下の意味が変わってきます。
——あなたはキングが最後までカイドウの名を呼んだことを、仕える相手を間違えた悲劇だと思いますか。それとも、最後まで信じ抜いた誠実さだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
キングは1054話以降が描かれず、その後が分からないままです。ゾロ戦から順に確認しておきます。
Q. キングは仲間になりますか
A. 見込みは薄いと考えています。ルフィと直接戦っておらず、1054話で緑牛に捕らえられて以降は描かれていません。
Q. キングは死亡しましたか
A. 死亡は描かれていません。緑牛に捕らえられたところまでで、その後の消息は不明です。
Q. キングは誰に負けたのですか
A. ゾロです。鬼ヶ島の決戦で敗れ、島から落下しました。
Q. キングの種族は何ですか
A. ルナーリア族です。すでに絶滅したとされる種族で、本名はアルベルといいます。
Q. キングとジョイボーイの関係は
A. キングはルナーリア族に伝わるジョイボーイの伝説を信じていました。カイドウからは「オレを倒す者がジョイボーイだ」と告げられています。
素顔の露呈と、ジョイボーイの正体という二つの謎を繋ぎます。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月5日


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