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【アオアシ】サミーの驚くべき逆転劇!差別に負けずトリポネと共に輝く船橋学院の新星

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サミーはどんな選手なのか?

結論から言うと、船橋学院サッカー部の1年生で、ポジションは右サイドバック。背番号は33です。180名を超える部員の中から、1年でリーグ戦に抜擢されました。

2つ上の兄がトリポネ・ルフィン。プレミアリーグの得点王で、U-18日本代表に選ばれた選手です。

この記事でわかること

  • サミーとトリポネの違いを並べた一覧
  • サミーが決めたゴールと、その試合
  • 194話と195話で起きたこと
  • 夏目監督が相手の監督に言い返した言葉
  • 身長の数字が出ているかどうか

兄弟を並べると

  サミー・ルフィン トリポネ・ルフィン
ポジション DF(右サイドバック) FW
学年 1年生 3年生。2つ上の兄です
背番号 33 10
持ち味 足の速さとスタミナ 天性の身体と、届かない可動域
実績 1年でリーグ戦に抜擢 プレミアリーグ得点王/U-18日本代表
進路 在学中 J1横浜F・マリノス内定

サミー・ルフィン|船橋学院1年、背番号33

サミーは坊主頭で、ややどっしりした体つきです。褐色の肌をしていますが、出身は千葉県で、生まれたときから日本しか知りません。

小学生のころから足が速く、スタミナのある選手でした。同じ1年の相生とともに、180名を超える部員の中からリーグ戦に抜擢されています。

一人称は小学生時代が「俺」でしたが、高校では「僕たち」に変わりました。チームに馴染んだからだと思われます。

そして背番号は33。奇しくもアシトと同じ数字です。

僕はこう読む

一人称が「俺」から「僕たち」に変わっている、という書き込みに唸りました。
普通は逆です。高校に上がって自信がつけば、言い方は強くなるほうが自然でしょう。
ところがサミーは自分を一人で数えるのをやめています。
小学生のころに一人で受け止めてきたものを思えば、複数形で話せるようになったこと自体が到達点です。
背番号でも一人称でも、この選手は所属しているという事実のほうを見せてくる。そう読んでいます。

サミーの活躍|エスペリオン戦でゴールを決めます

見せ場は3試合あります。

まず1度目のエスペリオン戦。前半は5レーンに振り回されますが、後半は夏目監督の指示で動きが変わりました。中に切り込むアシトを味方とはめて、ボールを奪います。

次が第17節、2度目のエスペリオン戦です。ここでサミーは二原のセンタリングに頭で合わせてゴールを決めました。試合は1対0で船橋学院の勝利です。

この試合はFWのトリポネが欠場でした。サイドバックから上がったのか、足の速さを買われて前のポジションで出たのかは描かれていません。

最後が青森星蘭戦。冬の選手権に向けた前哨戦で、青森はまさかのドン引きでした。動かない相手に船橋の攻撃が噛み合わず、集中の切れたサミーはパスカットを許します。それでも後半早々にサイドを駆け上がり、トリポネへラストパスを送りました。

兄トリポネ|得点王で、横浜内定です

トリポネは大柄で天然パーマ、黒く充血したような眼が特徴です。中学時代から特待生として船橋学院に在籍していました。

強みは身体そのものです。ゴール前で圧倒的に時間を持てるので、焦って力任せに打つ必要がありません。可動域が並の選手の届く範囲を超えていて、しならせて蹴れば入ります。

夏目監督のもとで伸び、U-18日本代表に選出されました。作中ではプレミアリーグの得点ランキング1位として登場します。進路はJ1の横浜F・マリノスに決まりました。

そのプレーを受けたアシトは、トリポネが栗林と同じく突き抜けた選手だと痛感します。

僕はこう読む

この兄弟は、同じ武器を配られていないところが効いていると思っています。
トリポネは身体で押し切れます。サミーは足の速さとスタミナで走り続けるしかありません。
同じ家から出て、同じ差別を受けて、片方だけが「持っている側」でした。
それでもサミーは兄を「兄ちゃん」と呼び、ラストパスを送る側に回ります。
嫉妬の物語にしなかったこと。ここがこの兄弟のいちばん静かな美点だと読んでいます。

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194話と195話|サミーが飛びかかった日

サミーの控えめな性格には、理由があります。194話と195話「トリポネ・ルフィン」の回で描かれた出来事です。

話は、サミーが中学に進学するときまで遡ります。船橋学院中等部の特待生を目指して練習に参加し、1週間が過ぎたところでした。首脳陣の評価は上々です。

この試験には重さがありました。特待生に合格すれば、中高6年間の授業料が無料になります。落ちれば地元の公立に進み、サッカーは中学で終わりでした。高校ではバイトをするよう、母親から念を押されていたからです。

195話でサミーが電話をする場面には、1コマだけ実家の様子が描かれます。部屋は散らかり、床には一升瓶が転がっていました。

トリポネ自身も、特待枠の打ち切りを示唆されたときはそれだけは勘弁してほしいとコーチ陣に頭を下げています。

つまりサミーにとって、最初で最後のチャンスでした。

ところが試合前、相手チームから肌の色を理由に蔑まれます。「外国人」。怒りを抑えるよう、トリポネがサミーを抑えました。

それでも、兄ちゃんまで馬鹿にされて、サミーの怒りが爆発します。侮辱した相手に飛びかかりました。

暴力だと非難される中で、サミーは嗚咽します。技術のことを言われるのは構わない。けれど肌の色はどうにもなりません。サッカーとは何の関係もないことです。いわれのない差別を卑怯だと、拳を震わせながら涙を流しました。

僕はこう読む

この場面で作品が選んだのは、サミーに我慢させないことでした。
耐えて見返す、という筋書きもあったはずです。そのほうがスポーツ漫画としては収まりがいい。
ところがサミーは飛びかかり、暴力だと責められる側に置かれます。人生の一度きりの試験の日にです。
しかも爆発したのは、自分を言われたときではありません。兄が言われたときでした。
自分の悪口は飲み込めるのに、他人のぶんで我慢が効かない。この癖は、アシトとまったく同じです。そこを重ねてあるのが、この作品の作り方だと読んでいます。

夏目監督の「私は選手を守るぞ」

トリポネの過去にも、同じ根の場面があります。

中学2年の練習試合で、相手チームの監督がトリポネへの露骨なボール集中を非難しました。これに夏目監督が言い返します。

「私は選手を守るぞ」「君のような人間から」

そのうえで、教育者として恥を知るべきだと指摘しました。

トリポネは幼いころから差別のせいで連携が取れず、誰も助けてくれないものとして他人と距離を取ってきた選手です。その距離を最初に詰めたのが、この監督でした。

身長の数字は、どこにも見当たりません

「トリポネルフィン 身長」で調べている人が多いので、ここも書いておきます。

調べた範囲では、身長の数字がどこにも出てきません。キャラクター一覧を載せているところでも、ポジション以外は空欄でした。体重や誕生日も同じです。

作中で分かるのは、大柄であること、ゴール前で身体を張って時間を作れること、可動域が並外れていることまでです。数字ではなく、プレーの描写で示されている選手になります。

まとめ|サミーをどう読むか

サミーは船橋学院1年の右サイドバックで、背番号は33。兄は得点王のトリポネです。

分かっていることを並べます。

  • サミーは1年生の右サイドバック。背番号33で、持ち味は足の速さとスタミナ
  • 第17節のエスペリオン戦で、二原のセンタリングに頭で合わせて決勝点
  • 兄トリポネは背番号10のFW。プレミアリーグ得点王でU-18日本代表
  • トリポネの進路はJ1横浜F・マリノス
  • 194話と195話で、中学の入団テストの日に差別を受けて飛びかかった
  • 夏目監督は相手の監督に「私は選手を守るぞ」「君のような人間から」と言い返した
  • 2人とも身長の数字は見当たりません。ポジション以外の数値は出ていません

僕はこう読む

この兄弟の話で、いちばん重いのは肌の色が実力の話に一度もなっていないことだと思っています。
トリポネは身体能力で抜けています。ところが作品は、そこを出自と結び付けて説明しません。
結び付けてくるのは、いつも侮辱する側だけです。
だからサミーの「技術のことを言われるのは構わない」が効きます。評価されたいのであって、珍しがられたいわけではありません。
サッカー漫画がこの線を踏み外さずに引き切ったこと。そこがこの2人の描かれ方だと読んでいます。

サミーの控えめな性格をもともとの気質と読むか、目立たないことで身を守ってきた結果と読むかで、飛びかかった場面の意味は変わってきます。

——あなたはサミーが相手に飛びかかった場面を、やむを得なかったと思いますか。それとも耐えるべきだったと思いますか。よければコメントで教えてください。

よくある質問

サミーとトリポネは兄弟なので、経歴や数字が混ざりやすいところです。順に確かめます。

Q. サミーはどんな選手ですか?
A. 船橋学院サッカー部1年生の右サイドバックで、背番号は33です。足の速さとスタミナが持ち味で、180名を超える部員の中から1年でリーグ戦に抜擢されました。

Q. サミーとトリポネはどういう関係ですか?
A. 兄弟です。トリポネが2つ上の兄で、同じ船橋学院に在籍しています。サミーはトリポネを「兄ちゃん」と呼びます。

Q. トリポネの身長はどれくらいですか?
A. 身長の数字は見当たりません。キャラクター一覧を載せているところでも、ポジション以外は空欄でした。作中で示されているのは、大柄であること、ゴール前で時間を作れること、可動域が並外れていることまでです。

Q. トリポネの進路はどこですか?
A. J1の横浜F・マリノスです。プレミアリーグの得点王で、U-18日本代表にも選ばれています。背番号は10のFWです。

Q. サミーが差別を受けたのは何話ですか?
A. 194話と195話「トリポネ・ルフィン」の回です。中学の入団テストの日に肌の色を理由に蔑まれ、兄まで馬鹿にされたことで相手に飛びかかりました。

Q. サミーはゴールを決めましたか?
A. 決めています。第17節の2度目のエスペリオン戦で、二原のセンタリングに頭で合わせました。この1点で船橋学院が1対0で勝っています。

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月21日

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