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龍羽とは何者なのか
結論から言うと、成蟜軍の副将として出陣しながら、裏で蒲鶮と通じていた秦の武将です。味方の袁夏を斬って成蟜を幽閉し、反乱軍の大将になりました。最後は壁に討ち取られています。
登場している期間は短いものでした。第370話から第379話までの10話だけです。
この記事でわかること
- 裏切りの場面で何をしたのか
- 成蟜を裏切った目的
- 壁の首を狙った理由
- 最期がどうなったのか
- 史実に名前が無い理由
味方の首を斬って、成蟜を幽閉します
裏切りの瞬間が、王弟謀反編の始まりでした。
屯留へ攻めてきた趙軍を、成蟜軍が半日で追い払います。龍羽はこのとき、成蟜軍の副将として出陣していました。
ところが救出のあと、屯留城主代行の蒲鶮が態度を変えます。成蟜に謀反を促してきました。
成蟜は、もう1人の副将である袁夏に蒲鶮を斬らせようとします。そこで龍羽が動きました。斬ったのは蒲鶮ではなく、袁夏の首です。
そのまま成蟜は幽閉されました。蒲鶮は成蟜の名を使って反乱軍を興し、龍羽がその大将に座ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | 成蟜軍の副将。裏で蒲鶮と通じ、反乱軍の大将になった |
| 最期 | 壁の首を狙ったが、逆に討ち取られて死亡 |
| 読み方 | りゅうう |
| 登場 | 第370話〜第379話の10話。単行本は34〜35巻 |
| やったこと | 副将の袁夏を斬り、成蟜を幽閉した |
| 目的 | 趙への亡命。手土産に壁の首を狙った |
| 史実 | 名前が無い。キングダムのオリジナル |
僕はこう読む
斬った相手が袁夏だったところが、効いていると思っています。
成蟜は蒲鶮を斬らせようとして、信頼している副将に命じました。
その命令を受けたもう1人の副将が、命じられた側を斬る。
敵に囲まれたのではなく、命令の届く範囲の内側で裏返された。
王弟謀反編が絶望から始まるのは、この一手のせいです。
目的は、趙への亡命でした
なぜ裏切ったのか。作中で理由そのものは描かれていません。
ただし段取りは分かります。黒幕は呂不韋で、龍羽には手厚い保障が約束されていたはずです。
行き先も決まっていました。呂不韋が大臣・郭開と通じていた趙へ、亡命する計画です。
そのために必要だったのが手土産でした。討伐軍の将である壁の首です。
金品目当ての卑しい裏切りには見えません。龍羽なりの損得が、そこにあったということです。
姿を晦ませる機会を、自分から捨てています
龍羽の性格が出るのは、ここです。
戦のなかで、逃げられる場面はありました。龍羽はそれを選ばず、蒲鶮を言い負かしてまで敵将の首を取ることに執着します。
理由は計算です。敵将の首を手土産にすれば、亡命先での待遇が変わります。
目先の安全より、その先の暮らしを見ていました。慎重なタイプだと言えます。
配下も裏切りに加担しています。人望や統率力もあったということです。
僕はこう読む
逃げられたのに逃げなかった、というのが龍羽の敗因だと思っています。
亡命という出口は、すでに用意されていました。
そこへ「もっと良い条件で行きたい」を足した。
裏切りは成功していたのに、欲を1つ乗せた時点で戦場に残っています。
計算ができる人が、計算を伸ばしすぎて死んだ形です。
強さと、その限界
将としての力は、それなりにありました。
戦場では自ら矛を振るいます。背後で指揮を執るのではなく、前に出て敵を討ち、士気を上げるタイプです。
成蟜軍の副将を務め、将軍として多くの兵を率いていました。龍羽が加わったことで、成蟜軍の士気は上がっています。
ただし限界もはっきり出ました。敵将である壁に考えを読まれ、討ち取られています。
史実に、龍羽の名前はありません
この反乱そのものは、史実にあります。
屯留の反乱は「成蟜の乱」として、『史記』秦始皇本紀に載っています。作中でも引用されました。
史実の内容はこうです。紀元前239年、王弟・成蟜が将となって趙軍を討ったあと屯留で謀反し、討伐軍として壁が派遣されました。
結末も記されています。壁死亡、成蟜死亡、軍吏は皆斬死、加担した蒲鶮も鎮圧。
この記録に、壁も蒲鶮も名前があります。龍羽だけがいません。
僕はこう読む
龍羽が作られた理由は、はっきりしていると思っています。
キングダムの成蟜は、謀反を起こす側ではなく嵌められる側として描かれました。
すると、実際に反乱軍を動かす将が誰もいなくなります。
首謀者の蒲鶮は城主代行で、軍を率いる立場ではありません。
成蟜を無実にするために、指揮官を1人足す必要があった。そこへ置かれたのが龍羽です。
まとめ
龍羽は成蟜軍の副将でありながら、蒲鶮と通じて成蟜を裏切った武将です。反乱軍の大将となり、最後は壁に討ち取られました。
押さえておきたい点を並べておきます。
- 成蟜軍の副将として出陣しながら、裏で蒲鶮と通じていた
- 副将の袁夏を斬り、成蟜を幽閉した
- 成蟜の名で興された反乱軍の大将になった
- 目的は趙への亡命。手土産に壁の首を狙った
- 逃げられる場面でも残り、逆に壁へ討ち取られた
- 登場は370話から379話の10話。単行本は34〜35巻
- 史実に名前が無く、キングダムのオリジナルキャラクター
僕はこう読む
龍羽は10話しか出ていません。それでも印象に残ります。
理由は、この編でいちばん最初に動いた人物だからです。
成蟜が嵌められる話でありながら、幕を上げたのは龍羽の剣でした。
出番の長さでも、強さでもない。
最初の一手を任された役だったことが、龍羽の重さになっています。
龍羽を「金で動いた裏切り者」と読むか、「先の暮らしまで計算して賭けた将」と読むかで、壁の首を狙った判断の意味が変わります。
——あなたは龍羽が逃げずに壁の首を狙ったのを、欲が出たからだと思いますか。それとも亡命に必要な計算だったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
龍羽は王弟謀反編だけに出てくるため、蒲鶮や呂不韋の役割と混ざりやすい人物です。作中の描写で分けます。
Q. 龍羽とは何者ですか。
A. 成蟜軍の副将だった秦の武将です。裏で蒲鶮と通じており、成蟜を裏切って反乱軍の大将になりました。
Q. 龍羽は死亡しましたか。
A. しています。趙への亡命の手土産に壁の首を狙いましたが、逆に壁へ討ち取られました。
Q. なぜ成蟜を裏切ったのですか。
A. 理由そのものは描かれていません。黒幕の呂不韋から保障が約束され、趙へ亡命する段取りでした。
Q. 龍羽は何話に出てきますか。
A. 第370話から第379話までです。単行本では34〜35巻にあたります。
Q. 龍羽は史実に実在しますか。
A. しません。成蟜の乱には壁や蒲鶮の名がありますが、龍羽の名は見られません。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月18日


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