吉良涼介はなぜかわいそうなのか
結論から言うと、U-18代表に飛び級で選ばれた「日本の宝」が、入寮テストで潔の顔面シュートを受けて、登場からわずか2話で脱落したからです。
しかもブルーロックで敗れた者は、二度と日本代表に入る権利を失います。1回のオニごっこで、サッカー人生そのものが閉じました。
この記事でわかること
- 脱落した話数と、そのときの順位
- 潔がなぜ吉良を狙ったのか
- 絵心が突きつけた「エリート凡人」の中身
- 136秒という数字が何を意味していたか
- 再登場と復活の可能性
脱落したのはアニメ第2話「かいぶつ」
吉良の初登場は単行本1巻・第1話「夢」。そして脱落も同じ1巻の中です。アニメでは第2話「かいぶつ」にあたります。
登場から退場まで2話。これがまず、かわいそうと言われる一番の理由です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | 松風黒王高校2年 エースストライカー |
| 身長・誕生日 | 181cm/5月23日 |
| BLランキング | 289位。チームZの12人の中では1位 |
| 実績 | 日本高校サッカー選手権 埼玉県大会優勝/U-18代表に飛び級招集 |
| 声優 | 鈴村健一 |
見た目は金髪ロングの爽やかなイケメンで、長身。サッカー選手というより芸能人のような雰囲気の持ち主です。性格も紳士的で、初対面の相手に気さくに話しかけます。
そんな男が、チームZのトップから、チームZの最下位争いをしていた選手に落とされた——という構図になっています。
潔との因縁は県大会決勝から始まっていた
主人公・潔世一と吉良は、初対面ではありません。全国高校サッカー選手権の埼玉県大会決勝で戦っています。
潔は一難高校、吉良は松風黒王高校。勝ったのは吉良のほうで、劇的なカウンター弾を決めて全国大会へ進みました。
その二人がブルーロックの集合場所で再会します。先に声をかけたのは吉良でした。
潔のセンスと視野の広さを褒め、「同じチームだったら良いパスをくれただろう」と笑い、敬語で話す潔に「同い年なんだから敬語はやめよう」と言う。嫌味のない、完全に「いい人」です。
潔自身も、この人間性を高く評価していました。
絵心に唯一、正面から噛みついた男
総責任者・絵心甚八が「日本をW杯優勝に導くため、世界一のストライカーを創る実験をする」と宣言したとき——ただ一人「同意できない」と返したのが吉良でした。
自分たちには大事なチームがあり、全国大会に出る選手もいる。それを捨ててまで参加はできない。発言を撤回しろとまで詰め寄っています。
ところが絵心の話術で潔たちが乗ってしまい、吉良も仕方なく施設へ入ることになりました。
僕はこう読む
吉良がかわいそうに見える本当の理由は、この作品で一番まともなことを言ったのが彼だからだと思っています。
「所属チームの仲間を捨ててまで参加はできない」——現実のサッカー部員なら、全員こう言います。
にもかかわらず、その正論を言った人間から順に消えていく。
——つまり吉良は、「常識で戦うとこうなる」を体現するために置かれたキャラクターです。
そして退場する場面で、彼は誰も傷つけていません。裏切ってもいないし、卑怯なこともしていない。
ただ正しくて、ただ強かっただけで消えた。だからこそ後味が悪いのだと思います。
オニごっこで何が起きたか
入寮テストの名は「オニごっこ」。ルールはこうです。
- 制限時間は136秒
- タイムアップの瞬間にボールが当たっていた者がオニ=脱落
- 脱落すれば二度と日本代表に入る権利を失う
- 生き残ってランキング上位5名に入れば、半年後のU-20W杯のFWに登録される
吉良はこのテストを「馬鹿げている」と切り捨てました。サッカーと何の関係もない、自分の未来を潰させはしない、と。
テスト前の入寮結果にも憤慨しています。「自分のような才能あふれる存在が、なぜ将来を潰されるのか分からない」「自分は日本サッカー界の宝だ」——鬼のような形相で、そう叫びました。
最後の3秒
試合が進み、途中でオニになったのは潔でした。
潔は最初、一番順位の低い五十嵐栗夢にボールを当てようとします。しかしそこで気づきました。自分が勝つことは、誰かの夢を終わらせることだと。
そして決めます。世界一のストライカーになるなら、強い奴に勝たなければ証明できない。
その姿勢を見た蜂楽廻が「そっちのほうがいい」とボールを奪い、場は混戦になります。
終了間際3秒。ボールが潔の前に転がってきました。
「オニごっこで潰すのは一番強い奴だ」
視線の先にいたのは、チームZ1位の吉良涼介。潔は迷わず撃ちました。
ボールは吉良の顔面に直撃。鼻血を出して倒れた瞬間、タイムアップの合図が鳴ります。モニターに映し出された敗者の名は、吉良涼介でした。
吉良の問いに、潔はこう答えます。「自分の前に急にボールが来たから」
絵心が突きつけたこと
納得できない吉良に、絵心は容赦がありませんでした。
まず「エリート凡人」と呼び、周囲を見ろと言います。そして明かされたのが、この部屋の仕掛けです。
オニごっこをした部屋の広さは、ペナルティエリアとまったく同じサイズだった。
つまりあの空間は、すべてのゴールが生まれるストライカーの仕事場そのもの。ここで勝敗を分けるのはポジショニングだ——という理屈です。
136秒という数字にも根拠がありました。1試合の中で1人のプレイヤーがボールを保持できる時間が、およそ136秒だからです。
絵心の指摘は3点に集約されます。
- ポジショニングの至らなさ……ペナルティエリアで生き残れない人間に才能は無い
- 執念の無さ……最後の1秒にも逆転の機会はあったのに見逃した
- エゴイズムから逃げた……ストライカーとしての価値が無い
吉良は「蜂楽が来たから対応できなかった」と言い訳を始めます。声をかけようとした潔には、怒りの表情を向けました。
そして唇を噛みしめ、口から血を流したまま去っていきます。
僕はこう読む
絵心の指摘の中で、いちばん重いのは「最後の1秒にも逆転の機会はあった」だと思います。
吉良は負けたのではなく、負けを受け入れるのが早すぎたと言われているからです。
そして直後、彼は「蜂楽が来たから」と口にします。
——ここが決定的でした。環境のせいにした瞬間に、絵心の言い分が正しくなってしまった。
もし「次はやる」と言って出ていったなら、この記事のタイトルは変わっていたはずです。
かわいそうなのは顔面にボールが当たったことではなく、最後の一言まで自分で選び損ねたことのほうだと思っています。
再登場と復活の可能性
2026年9月の時点で、吉良涼介が本編に再登場した場面はありません。
復活が難しい理由もはっきりしています。ブルーロックで脱落した者は、二度と日本代表になれないというルールがあるからです。国内で這い上がる道は、制度として塞がれています。
それでも道筋がまったく無いわけではありません。
- 海外クラブに加入する……日本代表の枠外なら、ルールに縛られない
- フェーズ2以降の舞台で相対する……新英雄大戦やW杯の場で、敵として潔の前に立つ
去り際の吉良は、鬼のような形相でした。あれだけの怒りを残して退場したキャラクターが、そのまま終わるとは考えにくいところです。
まとめ
吉良涼介がかわいそうなのは、登場からわずか2話で脱落したからです。
経歴と落ち方の落差が、そのまま理由になっています。
- 松風黒王高校2年のエースストライカー。U-18代表に飛び級招集された
- BLランキングは289位で、チームZ12人の中では1位
- 潔とは埼玉県大会決勝で戦った仲。勝ったのは吉良のほう
- 入寮テスト「オニごっこ」の制限時間は136秒
- 終了3秒前、潔の放った球が顔面に直撃した
僕はこう読む
本当にかわいそうなのは、この作品で一番まともなことを言ったのが彼だからだと思っています。
「所属チームの仲間を捨ててまで参加はできない」——現実のサッカー部員なら、全員こう言います。
その正論を口にした人が、真っ先に落ちました。
絵心の指摘でいちばん重いのは「最後の1秒にも逆転の機会はあった」です。負けたのではなく、負けを受け入れるのが早すぎたと言われています。あの脱落を理不尽な運と読むか、本人の中に理由があったと読むかで、この2話の意味が変わってきます。
——あなたは吉良涼介の脱落を、運が悪かっただけだと思いますか。それとも、負けを受け入れるのが早すぎた本人の問題だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
吉良涼介は登場が1巻に集中していて、経歴と脱落の落差が知られていません。オニごっこから確認しておきます。
Q. 吉良涼介はなぜかわいそうと言われるのですか
A. U-18代表に選ばれた「日本の宝」が、入寮テストで潔の顔面シュートを受け、登場2話で脱落したためです。脱落者は二度と日本代表になれません。
Q. 何話で脱落しましたか
A. 初登場は単行本1巻の第1話「夢」で、脱落も同じ1巻の中です。アニメでは第2話「かいぶつ」にあたります。
Q. 吉良の順位は何位でしたか
A. BLランキング289位です。チームZの12人の中では1位でした。
Q. なぜ潔は吉良を狙ったのですか
A. 最初は最下位の五十嵐を狙っていましたが、「世界一のストライカーになるなら強い奴に勝たなければ証明できない」と考え直したためです。
Q. 136秒に意味はありますか
A. あります。1試合の中で1人のプレイヤーがボールを保持できる時間が、およそ136秒だからです。
Q. 吉良は再登場しますか
A. 2026年9月時点で再登場は描かれていません。日本代表の道は絶たれているため、復活するなら海外クラブ経由が現実的です。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月5日


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