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ジョーカーは、味方なのでしょうか
結論から言うと、敵でも味方でもありません。ジョーカーが動く基準は正義ではなく「真実」で、そのために第8と組むこともあれば、平気で敵対もします。
いわゆるダークヒーローです。この記事では、その立場の根拠と、彼が抱えている過去を並べます。
この記事でわかること
- 味方でも敵でもないと言い切れる根拠
- ジョーカーの目的が「正義」ではないこと
- 唯一の仲間が誰か
- 元暗殺者「52」という過去
- バーンズと同じ理由で片目を失っていること
- 生死のゆくえ
敵にも味方にも見える動きを、実際にしています
ジョーカーの初登場は、森羅が消防隊の新人大会に出場したときでした。
逃げ遅れた人役の消防隊員を救うミッションの途中、突然現れて森羅と交戦します。しかも行方不明役の消防隊員に痛手を負わせていました。全身黒ずくめにハット、バンダナで片目を隠した姿——悪役と呼ぶにふさわしい風貌です。
ところが、その場を去る際に森羅へ告げたのが「弟が生きている」という一言でした。12年前に森羅の身に起きた出来事を、ジョーカーは知っていたのです。
そして決定的なのが、ヴァルカンのときです。
第8がヴァルカンに入隊スカウトを行った際、その技術力を奪おうと伝道者一派が現れました。森羅たちは救出のために戦いますが、敵の強さの前に致命的な危機に陥ります。
そこへ現れたのがジョーカーでした。炎を纏ったトランプと格闘術を駆使し、伝道者一派を一気に蹴散らします。
僕はこう読む
ジョーカーの立ち位置が分かりにくいのは、読者が「敵か味方か」で見ようとするからだと思っています。
この人はずっと同じ基準で動いています。真実に近づけるなら助けるし、邪魔なら消防隊員も痛めつける。ブレているのは判定する側です。
面白いのは、森羅に「弟は生きている」と教えたことです。あれで森羅は動き出しました。真実を知りたい人間を、もう一人増やしている。
味方を作ったのではなく、同じ方向を向く駒を増やした。ジョーカーの親切には、いつもそういう計算が混ざっていると読んでいます。
目的は「正義」ではなく「真実」です
長いあいだ真意の分からなかったジョーカーですが、その目的は森羅や第8とほとんど変わりません。
知りたいことはただ1つ。「真実を知りたい」——それだけです。
いま国で何が起きているのか。人体発火現象の謎にとどまらず、この世で起こる真実を解明することにあります。
根っこにあるのは「この国で生まれた以上、この国の真実を知る権利がある」という、至極まっとうな理屈です。ジョーカーの中にも、ある種の正義はあります。
ただしその正義のためなら、味方にも敵にもなりえる——ここが「味方かどうか」を決められない理由です。
正義を基準にしていないから、倫理的にグレーな手も平気で使います。その代わり、真実に近づく相手なら誰とでも組みます。
仲間はヴィクトル・リヒト、ただ1人です
ジョーカーの仲間は、いまのところ科学者のヴィクトル・リヒトだけです。
リヒトは灰島重工から第8特殊消防隊にも派遣されている人物で、森羅たちからはスパイではないかと不信感を持たれていました。それでも怪しいながら天才的な科学者であり、ジョーカーと同じく「この世の真実を知る」という目的のもとに共闘しています。
ジョーカーが稀に繰り出す幻覚や科学的な攻撃に関する武器は、リヒトの提供によるものです。
2人が初めて登場したころは、薄暗い倉庫のような場所で焔ビトに関する研究を繰り返しており、その不気味さが「悪の組織」という印象を強めていました。
過去は、聖陽教の暗殺者「52」でした
ジョーカーの正体が語られたのは、第7特殊消防隊の大隊長・紅丸と共闘したときです。
ジョーカーはもともと元聖陽教会の隠密暗殺部隊のメンバーでした。
- 部隊の通称は「聖陽の影」
- 表沙汰にできない事件をもみ消すためだけに組織された部隊
- ジョーカーは当時「52」という番号で呼ばれていた
- まともな人間扱いを受けないまま、少年兵として育てられた
そしてこの「聖陽の影」と表の世界の橋渡し的な存在が、第1特殊消防隊の大隊長レオナルド・バーンズでした。
バーンズと片目を失った理由は、同じです
ジョーカーの特徴であるバンダナで隠した片目。同じように片目を隠している人物が、バーンズです。
理由は共通していました。当時2人で「聖陽の影」の任務にあたっていたジョーカーは、ある焔ビトから受けたアドラリンクによって、お互いに片目が燃え続けてしまうようになったのです。
ただし2人の関係は単純ではありません。
- ジョーカーは自分を「聖陽の影」に陥れたバーンズに恨みを募らせている
- 同時に、真実を知るためのカギを握る人物だとも考えている
- つまりバーンズは避けて通れない敵であり、キーパーソンでもある
そのため、聖陽教の闇を暴くべく、ジョーカーは森羅と紅丸を伴ってバーンズを問いただしに向かいました。
僕はこう読む
「52」という番号で呼ばれていた、というのがすべてだと思っています。
名前ではなく番号で管理され、人間扱いされずに育った子供が、大人になって「ジョーカー」と名乗りました。トランプの中で唯一、数字も絵札も持たないカードです。
52枚のデッキに属さない1枚——番号で呼ばれた人間が、番号の外側を自分の名前にした。
だからこの人は、どの陣営にも入りません。第8にも、灰島にも、聖陽教にも属さない。味方でも敵でもないのは性格ではなく、名前ごと決めた生き方だと読んでいます。
生死については、生存です
皇城での戦いのあと、ジョーカーが死亡したのではないかという議論が起きました。
結論から言えば生存しています。物語の終わりまで生き延び、そのまま生き続けている人物です。
まとめ|ジョーカーの立場をどう読むか
ジョーカーは敵でも味方でもない、ダークヒーローです。
決め手だけ並べます。
立場
- 基準は正義ではなく真実。そのためなら味方にも敵にもなる
- 初登場では消防隊員に痛手を負わせながら、森羅に「弟が生きている」と告げた
- ヴァルカンの危機では炎のトランプと格闘術で伝道者一派を蹴散らした
- 仲間はヴィクトル・リヒトただ1人。武器や幻覚もリヒトの提供
過去
- 元聖陽教会の隠密暗殺部隊「聖陽の影」。当時の呼び名は「52」
- 表沙汰にできない事件をもみ消す部隊で、少年兵として育てられた
- アドラリンクにより、バーンズとともに片目が燃え続けるようになった
- バーンズは自分を陥れた相手であり、真実のカギを握る人物でもある
生死
- 皇城での戦いのあとに死亡説が出たが、生存している
僕はこう読む
ジョーカーが最後まで「味方」にならなかったのは、この作品が正義を疑う話だからだと思っています。
聖陽教は正義の顔をして暗殺部隊を持ち、灰島は生活を支えながら人間を燃料にしていました。正義を掲げた側ほど嘘をついている。
その世界で、ジョーカーだけが最初から「自分は正義ではない」と表明していました。だから嘘をつく必要がありません。
森羅が守るために戦い、ジョーカーは知るために戦う。同じ方向へ進みながら、最後まで同じ隊には入らない。それが誠実さの形になっている人物だと読んでいます。
そのうえで、まだ残る問いがあります。ジョーカーの本名は、最後まで出てきません。「52」という番号と、「ジョーカー」という自称だけです。聖陽の影に入る前、この人に名前があったのかどうか。ここは描かれていません。
——あなたはジョーカーに本名が無いのを、奪われたからだと思いますか。それとも、自分で捨てたからだと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。
よくある質問
ジョーカーは敵対と協力を両方やるため、味方かどうかで話が割れやすい人物です。基準ごと拾っておきます。
Q. ジョーカーは味方なのですか
A. 敵でも味方でもありません。行動の基準が正義ではなく「真実」なので、真実に近づけるなら第8と組み、邪魔なら敵対もします。本人の立場はダークヒーローです。
Q. ジョーカーの目的は何ですか
A. 真実を知ることです。人体発火現象の謎にとどまらず、この世で起きている真実の解明を目指しています。「この国で生まれた以上、この国の真実を知る権利がある」という考えが根にあります。
Q. ジョーカーの仲間は誰ですか
A. 科学者のヴィクトル・リヒトだけです。リヒトは灰島重工から第8にも派遣されており、同じく「真実を知る」という目的で共闘しています。ジョーカーの武器もリヒトの提供です。
Q. ジョーカーの過去は何ですか
A. 元聖陽教会の隠密暗殺部隊「聖陽の影」のメンバーで、「52」という番号で呼ばれていました。表沙汰にできない事件をもみ消す部隊で、少年兵として育てられています。
Q. なぜジョーカーとバーンズは片目を隠しているのですか
A. 2人で「聖陽の影」の任務にあたっていたとき、ある焔ビトから受けたアドラリンクによって、お互いの片目が燃え続けるようになったためです。
Q. ジョーカーは死亡したのですか
A. していません。皇城での戦いのあとに死亡説が出ましたが、生存しています。
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最終更新:2026年9月9日


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