今回はふてぶてしい顔が愛らしい『ワールドトリガー』のマスコット的存在、カピバラの雷神丸をピックアップ!
雷神丸はその可愛さで読者に癒しを与えて続けていますが、第202話で衝撃の正体が発覚し、やはりただのカピバラではなかったことが明らかとなりました。
ヒントはコミックス3巻カバー裏での葦原先生のキャラ評『玉狛の暗黒魔獣』だった!?
それではプロフィールから驚きの正体まで、雷神丸について詳しくご紹介していきます!
目次
【ワールドトリガー】雷神丸のプロフィール
雷神丸(らいじんまる)はボーダー玉狛支部で飼われているカピバラで、レプリカ・鬼怒田さんと並ぶ「ワールドトリガー三大マスコット」のうちの1体。
林藤陽太郎の相棒と言える存在であり、移動時はだいたい陽太郎を背中に乗せています。
「雷神丸」という名前は、陽太郎が好きなテレビヒーローが飼っている犬にちなんで付けられました。
陽太郎と小南は雷神丸のことを犬だと思っており、犬好きのヒュースも「玄界の犬は顔がでかいな。でもそこがいい」と思っているようです。
以下『BBF』掲載、陽太郎による雷神丸データ
- 鼻:危険のにおいを探知。いつもヒクヒクしており触るとヌルっとする
- 口:とても珍しい長い出っ歯。この武器で悪を切り裂く
- 背中:背中に乗るとラクに移動できる。けど眠くなる
- 足:たくましい足。修より速く走る
- お腹:結構柔らかい。おれと結婚したら触れる
【ワールドトリガー】雷神丸は林藤支部長がどこからか拾ってきたカピバラ?
雷神丸は3巻17話で初登場。
雷神丸と陽太郎の姿は玉狛支部を初めて訪れた修たちを唖然とさせました。
先輩としての貫禄漂う雷神丸ですがそれもそのはずで、ボーダー入隊(?)時期は現ボーダーの設立時(4年前)くらいとボーダーの中でもかなりの古株なんです。
その出自について読者から質問が寄せられると、葦原先生は「林藤支部長がどこからともなく連れてきました。謎です」と回答していました。
【ワールドトリガー】雷神丸は陽太郎の乗り物と化している
雷神丸はいつも陽太郎と一緒。
陽太郎が移動する際はだいたい背中に乗せており、ボーダー本部内でも彼を乗せ我が物顔で歩いています。
玉狛メンバーがマラソンで体力を鍛えている時も彼らに喝を入れる陽太郎を乗せながら並走し、ガロプラ編でのヒュース捜索の際も陽太郎を乗せて街を疾走していました。
カピバラは体長106~134㎝、体重35~65㎏ほどあるらしいので、身長98㎝の陽太郎なら確かに乗せられそうですね。
ちなみに風間(158㎝)が誰もいないところで雷神丸に乗ろうとしていたようですよ。
【ワールドトリガー】雷神丸は主人の陽太郎の言うことはほとんど聞かない
どこに行くにも一緒の雷神丸と陽太郎は良き相棒です。
しかし雷神丸は陽太郎のことを舐めきっている様子。
陽太郎は「動物と意思疎通ができる」というサイドエフェクトを持っているのですが、意思疎通できるだけで言うことは殆ど聞いてもらえません。
雷神丸は陽太郎のことは主人と言うより対等の存在だと思っているのかもしれませんね。
【ワールドトリガー】雷神丸の性別はメスだった??
雷神丸の性別は意外にもメス。
読者の質問に葦原先生が「顔つきを見るとメスのようです」と回答していました。
ということでカピバラの顔つきについて調べてみたのですが、オスは鼻の上に「モリージョ」という黒色の毛の薄い部分があり、晴れている時にはそこがテカって見えることもあるそう。
メスはその部分がないとのことなので、鼻の上までフワフワしていそうな雷神丸はやはりメスっぽいですね。
でも玉狛メンバーは全員オスだと思っているようです。
【ワールドトリガー】雷神丸の正体はアリステラの冠トリガー???
さてこれまでただの(ただ者ではない?)カピバラだと思われてきた雷神丸ですが、第202話で衝撃の正体が発覚しました。
なんと雷神丸の正体は、亡国アリステラの「冠(クラウン)トリガー」だったのです。
【アリステラとは】
アリステラは旧ボーダーの同盟近界国家で、5年と少し前の戦いで滅んでしまった国。
実は陽太郎はそのアリステラの王子なんです。
滅びゆく混乱の中、アリステラ王家は「母(マザー)トリガー」を当時まだ子どもだった王女・瑠花と生まれたばかりの王子・陽太郎に継承させ、玄界に逃がしました。
マザートリガーとは近界の星そのものを形作るトリガーですが、アリステラのマザートリガーは現在ボーダー本部に住んでいる瑠花によって動かされており、ボーダーのトリガー戦力の発展に大きく貢献しています。
【クラウントリガーとは】
クラウントリガーとは、マザートリガーの直属のトリガーであり、その星で一番強力なトリガー。
その用途はマザートリガーを守護するために使われたり星を豊かにするために使われたりと様々で、クラウントリガーがどんな役目を持つかによってその星の特徴が左右されることも。
形も色々あるようで、過去に遊真が住んでいた国では「ツチガミ」と呼ばれる多数の小さな動物のような姿のクラウントリガーが土木工事のような役目をもって国を支えていたようです。
【ワールドトリガー】雷神丸が力を解放すれば辺り一面火の海となる?
クラウントリガーとしての雷神丸の役目は「陽太郎を守る」こと。
具体的な機能はまだ分かりませんが、陽太郎の危機には相当な戦力が発揮されるようです。
迅曰く、陽太郎がガロプラのレギンデッツと接触した際には「展開次第では雷神丸大暴れで辺りが火の海になってた」とのことなので、それが本当であれば雷神丸は、陽太郎を守るためなら容赦なく三門市を壊滅させかねない爆弾と言えるかもしれません。
その時迅は「お子様は平気で可能性の低い未来を選ぶな…」と陽太郎の動きに少し焦る様子を見せていましたが、その裏には「雷神丸大暴れ」への危惧があったと考えられますね。
雷神丸はクラウントリガーとしての強力な力を秘めながら、その役割を全うするために常に陽太郎の傍にいるのです。
まとめ
ボーダー玉狛支部に生息する謎多きカピバラ・雷神丸。
その正体はアリステラの王子・陽太郎を守るという役目を与えられたクラウントリガーでした。
なぜカピバラなのか、いつからこの姿なのか、実際に大暴れするとどうなるのかなどまだまだ謎は多いですが、常に陽太郎と一緒にいるのが仲良しというだけではないことはわかりましたね。
クラウントリガーという重要な存在としてさらに見せ場はあるのか、可愛いだけではない雷神丸に今後も要注目です!
