フューズは何者なのか?
結論から言うと、フューズはブルムンド王国の自由組合を束ねるギルドマスターです。冒険者時代はA-ランクで、人間が届く範囲の上のほうにいた実力者になります。
物語の序盤から出てくる人物です。隠された正体があるタイプではありません。役職と経歴が、そのまま答えになります。
ただし、扱いが地味なわりに要所で効いてくる人物でもあります。この記事では、フューズが何をした人なのかを、場面で確かめます。
この記事でわかること
- フューズの役職と、冒険者時代のランク
- リムルに魔素を流し込んで実力を測った場面
- ヴェルドラが消えたとき、誰に調査を頼んだか
- カバル・エレン・ギドを疑い続けていた理由
- 足を治されて、商売相手になるまで
- アニメ版と漫画版で、見た目がどう違うか
先に結論だけ
| 何者か | ブルムンド王国の自由組合のギルドマスター |
| 冒険者時代のランク | A-ランク(エーマイナス) |
| 隠された正体 | ありません。役職と経歴がそのまま答えです |
| リムルとの出会い | 自分の魔素を流し込んで実力を測ります |
| その結果 | 協力関係になります |
| 足の負傷 | ハイポーションで完治。輸入の約束につながります |
フューズのランクは、A-ランクです
フューズは元冒険者です。現役だった頃のランクはA-ランクになります。
ここは取り違えられやすいところです。Aランクではなく、A-ランクです。そしてAが最上位というわけでもありません。自由組合のランクには、上にも下にも刻みがあります。
それでも、人間が到達できる領域の限界に近いところにいた人物です。上位の悪魔を相手にしても引けを取らないと語られています。
過去の功績が認められ、いまはブルムンド王国が運営する自由組合に所属しています。
自由組合は、ブルムンド王国の平和のために結成された組織です。自国の軍事の強化、他国の情報収集、魔族の調査と、仕事は多岐にわたります。
加入後も成績を残し続けたフューズは幹部に昇格し、いまは国の代表として他国と交流することも多い立場です。
そのため、国どうしの秘密を数多く抱えています。もし漏れれば、戦争や情勢の変化につながりかねません。ブルムンド王国にとってのキーパーソンです。
ギルド試験を監督する立場
ギルド試験は、新しくギルドメンバーを迎えるときに、規定の実力があるかを見る試験です。
ブルムンド王国の決まりで、試験監督はフューズの弟子であるジーギスが担当しています。
ランクを上げるために行われることもあり、合格すれば冒険者としての格が上がります。上のランクになると、上位魔族の討伐や魔王クラスの調査を任されることもあります。
リムルに魔素を流し込んで試した場面
フューズの実力が分かるのは、この場面です。
リムルは周囲に放つ巨大なオーラを消していました。見た目もただのスライムです。
怪しんだフューズは、自分に流れる魔素をリムルに流し込みました。相手がどれだけのものを受け止められるかで、実力を測るやり方です。
そして、リムルの莫大な魔素を感じ取ります。
目の前のスライムがテンペスト王国の最強の魔族だと認め、二人は協力関係として意気投合しました。
僕はこう読む
この場面は、フューズの強さより「測り方を知っていること」を見せていると思っています。格上を相手に、殴って確かめる人ではありません。自分の魔素をひと筋流して、返ってくるものだけで判断しています。これは現役を退いた人のやり方です。そして測り終えた瞬間に、敵対ではなく協力を選んでいる。A-ランクという数字より、この判断の速さのほうが、この人の実力を示していると読みました。
ヴェルドラが消えたとき、誰に頼んだか
ヴェルドラのオーラが消えたとき、フューズは原因を突き止めようとします。
調査を頼んだのが、カバル・エレン・ギドの3人です。
場所は、いまのテンペスト王国のあたりになります。勇者に敗れたヴェルドラが封印されていた洞窟です。
3人は、ちょうど洞窟を出るところだったリムルとすれ違います。ですが、捕食されたヴェルドラのオーラは完全に消えていました。感知できず、何事もなく終わっています。
カバル・エレン・ギドを疑い続けていた理由
フューズは多くのギルドメンバーを抱えるなかで、この3人の成長の速さを怪しんでいます。
現在の3人の実力は、冒険者時代のフューズと互角ほどです。伸び方が普通ではありません。
しかも、実力が急に上がり始めた時期が、テンペスト王国へ派遣した時期と重なっていました。
リムルと3人のあいだに隠し事があると見抜いており、たびたび探るような発言をします。
実際、隠し事はありました。シズがイフリートを暴走させたときに共闘しており、それ以降リムルは3人に魔法の知識や剣の技術を教えています。
フューズは非常に勘が鋭い人物です。仲間に加わったいまでは、テンペスト王国にとって重要な人材になりました。
僕はこう読む
フューズが探りを入れ続けたのは、疑っていたからではないと思っています。3人の伸び方から、背後に何かがあることは早い段階で分かっていたはずです。それでも報告に上げず、自分の手元で確かめようとしました。組織の人間が上に投げれば、国どうしの話になります。秘密を数多く抱える立場だからこそ、どこまでを表沙汰にするかを自分で決めていた。この人が敵に回らなかったことは、リムルにとってかなり大きい偶然だったと思います。
足を治されて、商売相手になるまで
アニメ版では、テンペスト王国と共闘した際にフューズが足を負傷します。
動けなくなったフューズに、リムルは純度100パーセントのハイポーションを使いました。一瞬で完治します。
その性能に驚いたフューズは、テンペスト王国からブルムンド王国へポーションを輸入する約束を交わしました。ここでリムルとは、商売の相手にもなります。
漫画版では、この流れが少し違います。リムルはフューズとブルムンド王国の大臣ベルヤード男爵に対し、義足のジーギスの足を再生してみせるという実演販売をして、輸入の約束を取り付けました。
漫画版のフューズは見た目が違う
フューズは、アニメ版と漫画版で印象がかなり変わります。
| 見た目 | |
|---|---|
| アニメ版 | 渋いおじさん。年相応で人間らしい |
| 漫画版 | 若く凛々しい戦士。顔の渋みがない |
格好よさで言えば、漫画版のほうが圧倒的です。ただ、経歴を背負った人物としての説得力はアニメ版にあります。
まとめ|フューズをどう読むか
フューズはブルムンド王国の自由組合を束ねるギルドマスターです。冒険者時代はA-ランクでした。
整理して並べます。
- ブルムンド王国の自由組合のギルドマスター
- 冒険者時代はA-ランク。Aランクではない
- 隠された正体は無く、役職と経歴がそのまま答え
- ギルド試験の監督は、弟子のジーギスが担当
- リムルには魔素を流し込んで実力を測った
- カバル・エレン・ギドの成長の速さを怪しんでいた
- 足をハイポーションで治され、輸入の約束につながる
僕はこう読む
この場面は、フューズの強さより「測り方を知っていること」を見せていると思っています。
格上を相手に、殴って確かめる人ではありません。
自分の魔素をひと筋流して、返ってくるものだけで判断しています。これは現役を退いた人のやり方です。
探りを入れ続けたのも、疑っていたからではないと思います。報告に上げれば、国どうしの話になります。だから自分の手元で確かめようとしました。この人物を役職どおりの実務家と読むか、大ごとにしないために抱え込んだ人と読むかで、序盤の場面の意味が変わってきます。
——あなたはフューズを、役職どおりに動く実務家だと思いますか。それとも、大ごとにしないために一人で抱え込んだ人だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
A-ランクという刻みが分かりにくいので、実力の位置が掴みづらいところです。細かい点を拾っておきます。
Q. フューズは何者ですか?
A. ブルムンド王国が運営する自由組合のギルドマスターです。元冒険者で、国の代表として他国と交流することもある幹部にあたります。
Q. フューズの冒険者ランクはどれくらいですか?
A. A-ランクです。Aランクと書かれることがありますが、正しくはA-ランクになります。人間が到達できる領域の限界に近い実力です。
Q. フューズに隠された正体はありますか?
A. ありません。役職と経歴がそのまま答えになります。別人だった、裏切っていたといった展開はありません。
Q. フューズはリムルの正体に気づいたのですか?
A. 自分の魔素をリムルに流し込んで実力を測り、テンペスト王国の最強の魔族だと認めました。そのうえで協力関係になっています。
Q. なぜカバル・エレン・ギドを疑っていたのですか?
A. 3人の成長が早すぎたからです。実力が伸び始めた時期が、テンペスト王国へ派遣した時期と重なっていました。
Q. フューズの足はどうなったのですか?
A. アニメ版では共闘の際に負傷しますが、リムルの純度100パーセントのハイポーションで一瞬のうちに完治しました。これがポーション輸入の約束につながります。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。 → 運営者情報
最終更新:2026年9月6日


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