悪魔のフルコース…ハンバーグ、トンカツ、ナゲット、モツ味噌煮込み、肉だけカレー、肉団子、寿司、ステーキ、刺身、鍋、肉まん、マジ闇鍋、ヤバジュース…。
デンジはマキマを食べ続けました。
そして…。
マキマを食べ終えたあと、デンジとマキマはどうなったのでしょうか?!
Contents
『チェンソーマン』97話!のネタバレ
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
それでは『チェンソーマン』97話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
マキマを完食
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
マキマが飼っていた多くの犬を連れて、デンジは岸辺と会っていました。
2人の周りには子供たちが犬と遊ぶために近寄ってきています。
犬の鳴き声と子供の声で賑やかな中、デンジは岸辺にマキマを完食したことを報告しました。
マキマはデンジのお腹の中からも、便所からも復活することはありませんでした。
岸辺にはずっと疑問だったことがありました。
「マキマに攻撃は通じない…それをどうして殺すことが出来たのか…」
デンジは少し寂しそうな顔をしました。
愛ゆえに
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
「俺はマキマさんを傷つけるつもりなんてないんです そう本気で思ってるんですよ」
攻撃じゃないから通じた、デンジはそう理解していました。
デンジはまだマキマのことを想っていたのです…。
「俺はマキマさんを食べて一つになった…」
「攻撃じゃない 愛ですよ 愛」
デンジは岸辺に言い切りました。
愛ゆえに、普通の人間にはできないことまでできたのかもしれませんね…。
岸辺はデンジの話を聞きながら自分なりに整理していました。
マキマは支配の悪魔。
悪魔である以上、契約が存在するはずです。
その契約内容か、認識の問題をたまたま上手く見つけた…ということなのでしょう。
でも岸辺にはもっと気になることが残っていました。
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
「どうしてマキマに気づかれず攻撃できた?」
マキマほどの手練れになれば、デンジの攻撃などはすぐに気づかれてしまうはずです。
デンジは再び寂しそうな表情を浮かべました。
デンジにはこの質問に対する答えもわかっていました。
チェンソーマンしか見ていなかったから
今までマキマと向き合ってきて、デンジは一つの答えを導き出していました。
「マキマさんはね…匂いで俺たちを見てるんです」
一人一人の顔なんて覚えていなくて、気になる人の匂いだけを覚えている…デンジはそう結論を出しました。
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
「俺はね…賭けたんですよ マキマさんが俺じゃなくてずっ〜〜っとチェンソーマンしか見てないことに…」
「俺ん事なんて最初から一度も見てくれてなかったんだ…」
デンジの賭けが成功したことが、そのことを裏付けてしまいました。
生まれ変わり?
デンジが岸辺と話し込んでいると、犬に飽きた子供たちが走って行きました。
ところが、一人の子供がいつまでも犬のそばを離れません。
デンジは最後の一人を追い払おうと手でジェスチャーしますが…。
その子供はデンジの手に噛み付いてきました。
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
「この噛む力は…?!マキマさん?!」
デンジは前にマキマに噛まれたことがあります。
その時に『私の噛む力で私だってわかるくらいに覚えて』と言われていたのです。
そして、デンジは覚えていました。
目の前にいる子供はマキマに間違いありません。
「そいつは中国で発見されたのを俺が盗んできた」
「もうマキマではない 支配の悪魔だ」
岸辺の説明に、デンジはもう何も言えませんでした。
託されたデンジ
「マキマは死んだ そいつには記憶も何も残ってないだろう」
岸辺はデンジにとって辛い事実を突きつけます。
でもまた支配の悪魔を国に任せて育てされば、マキマのようになるのは簡単に予想できます。
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
「だからデンジ君 コイツ お前に任せるわ」
デンジ君なんて、初めて聞きましたねw
デンジは呆れ顔で岸辺を見返しました。
岸辺はこれから忙しくなるらしく、これが最善の選択だと考えているようです。
デンジは渋々、マキマの生まれ変わりの少女を見てみました。
その瞳はやっぱりマキマに似ています。
「ムリ 絶対…ムリです」
デンジがそう言ったのを聞くと、少女は突然犬の上に跨りました。
離れる気はありません、と言うように…。
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
「嬢ちゃん…名前は?」
「…ナユタ」
デンジはついに観念しました。
「何か食いたいもんあるか?肉以外で」
「食パン」
「随分と安上がりな悪魔だな…」
デンジにとって食パンは馴染みのある食べ物です。
笑顔を見せたデンジに、ナユタはピースサインを返しました。
ポチタの夢
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
ナユタを背負い、犬たちを連れ、デンジは家に帰りました。
食パンを食べ、普通に眠ります。
ナユタは布団に、デンジはその隣で雑魚寝です。
布団のないデンジを包み込むように、犬が寝てくれました。
デンジは夢を見ていました。
夢の中でデンジは目を覚まし、目の前にポチタがいることに気づくと抱きしめました。
ポチタは幸せそうな顔で言いました。
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
「デンジ…私の夢はね 誰かに抱きしめてもらう事だったんだ」
簡単なことに思えるかもしれませんが、チェンソーの悪魔は地獄で恐れられる存在。
抱きしめてもらうことはとても難しいことでした。
でも、デンジはその夢を叶えてくれました。
「デンジ 支配の悪魔の夢も叶えてあげて欲しいんだ」
支配の悪魔の夢、それは他者との対等な関係を築くことです。
恐怖の力でしか関係を気づけない支配の悪魔は、家族のようなものに憧れがありました。
やり方は間違っていたけれど、そういう世界をつくろともがいていたのです。
「だから…デンジがそういう世界を作ってあげてね」
「ポチタ…どうやって?」
デンジが思わず聞き返すと、ポチタは笑顔で言いました。
「たくさん抱きしめてあげて」
夢は終わり、現実世界でデンジはナユタを抱きしめて眠っていました。
チェンソーマン は終わってない?!
また街に悪魔が出た!
人々は逃げ惑います。
チェンソーマンに関する噂が街中に溢れていました。
「またチェンソーマン が悪魔を倒したの?!」
「趣味で悪魔を殺してるらしいよ」
「チェンソーマン って人間なのかなぁ」
「女の子しか助けないんだって!」
「ねぇ聞いた聞いた?チェンソーマン 今は高校生だって噂だよ!」
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
ヴヴ…。
逃げ惑う人々の波にただ一人、逆らうのはデンジです。
胸のトリガーを引いて、今日も悪魔を倒しているのです。
ここでまさかの”第一部 公安編 完”の文字!
チェンソーマンはこのままでは終わらないってことでしょうか?!
第二部に大いに期待しましょう!
『チェンソーマン』ネタバレ97話のまとめ
ついに最終回です!
デンジが愛ゆえにマキマを完食したのは、ちょっと怖いですね…!
(映画『羊たちの沈黙』シリーズを思い出した人、いるんじゃないでしょうか?)
デンジはマキマに自分自身を見てもらえていなかったことに気づいていました。
それでも、マキマを止めることが愛につながると考えたということでしょうか。
しかし、悲しい別れの後には新しい出会いがありました。
マキマと似てるけど、もう別の生き物であるナユタです。
ナユタと暮らし始めた夜、デンジはポチタと夢で再会します。
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藤本タツキ「チェンソーマン」97話より引用
夢の中で新たな夢を託されたデンジは、ナユタを抱きしめました。
そんな簡単なことが、強い存在には許されないことだったのです。
どんな強そうに見える相手でも”寂しい”気持ちを持っているということですね。
デンジが育てるナユタがどんな女性になるのか?
パワーとの約束は?
消えちゃったコベニの行方は?
気になることだらけのチェンソーマン…。
やはり第二部があるようですね!!
楽しみに待つことにしましょう♪

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⇒『チェンソーマン』94話!再び対決?!マキマVSデンジの再戦は・・