四条帝はラスボスなのか
結論から言うと、違います。政略結婚を持ち出される立場になりながら、白銀とかぐやの関係を祝福し、そのうえで自分の気持ちも打ち明けて、かぐやに選ばせました。
ラスボスに見えていた理由はいくつもあります。第4話で全国模試1位として名前だけ出た天才で、白銀の部屋には「打倒・四条帝」の張り紙まであります。
この記事でわかること
- ラスボスだと思われた4つの理由
- 第4話の全国模試と「打倒・四条帝」
- 161話のインド初登場と第一声
- 212話の転校と政略結婚の話
- 祝福したうえで気持ちを打ち明けた場面
- なぜ敵役にならなかったのか(カイの読み)
四条帝のプロフィール
四宮かぐや 四条帝 誕生日おめでとう??#四宮かぐや生誕祭2022 #かぐや様 #四条帝生誕祭2022 pic.twitter.com/Ce8stvoJzK
— どー ???眞妃・かな推し??? (@Do_4M_AK) December 31, 2021
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 家族 | 四条眞妃の双子の弟 |
| 立場 | 四条グループの最有力後継候補 |
| 学校 | 近所の公立高校 → 212話で秀知院へ転校 |
| 学力 | 全国模試で白銀を抑えて1位 |
| 運動 | 弱小サッカー部をインターハイへ導いた |
| かぐやへ | 幼少の頃から「姫」と呼んで恋心を抱いていた |
| 声優 | 山下誠一郎 |
名家の男子なのに公立へ進んだ理由は、近所の友達とサッカーがしたかったからです。反対する親を黙らせるために全国模試1位を取りました。
ラスボスだと思われた4つの理由
読者が身構えたのは、材料がそろっていたからです。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 名前 | 『竹取物語』で最大の求婚者が「帝」 |
| 学力 | 第4話の全国模試で白銀より20点上の1位 |
| 白銀の認識 | 部屋に「打倒・四条帝」の張り紙 |
| 家 | 四宮家と四条家はいずれ戦争になると言われる関係 |
名前だけが長く先に知られていた人物です。姿が描かれないまま、読者の中で「強敵」が出来上がっていきました。
インドでの初登場は161話
「やっぱ私インドより
日本が好きかなぁ」★LIKE A BETTER THAN B
…BよりAが好き第16巻第161話「四条眞妃は悟りたい」より
—————————————
恋愛に沸くクリスマス、眞妃は悟りを開くため弟の帝とインドの名所を旅していた。インドの風を受け、最後に眞妃が悟ったのは――。
—————————————#かぐや様 pic.twitter.com/p0ZrrPQFjj— ★赤坂アカ 集英社作品 総合アカ★『かぐや様』『【推しの子】』『恋愛代行』 (@akasakashueisha) October 19, 2023
期待が膨らみきった頃、ようやく姿が出ます。正式な初登場は第161話、姉の眞妃のインド旅行に同行した場面でした。
第一声がこれです。
なんでだ…なんでクリスマスの日に俺はインドに来てんだー!!
ラスボスの貫禄はどこにもありません。ついてきた理由も「姉をひとりで海外旅行なんてさせられない」という心配でした。
旅行の中身も、タージマハルやアグラ城を回り、ヨガやエステや占いを楽しむ観光でした。気分の変わる姉に振り回される弟として描かれています。
212話で秀知院へ転校してくる
ここから物語に正面から入ってきます。かぐやと白銀の3年進級と同時に、帝は秀知院学園へ転校し、同じクラスになります。
そして四宮家の経営が危機に陥ります。拗れた両家の関係を改善するため、かぐやと帝の政略結婚が画策されました。
条件はすべてそろっていました。家の力、本人の能力、かぐやへの幼い頃からの想い。ここで動けば、白銀から奪える位置にいた人物です。
祝福したうえで、自分の気持ちも言った
帝が選んだのは別のやり方でした。
- 白銀とかぐやの関係を祝福する
- そのうえで自分の気持ちも打ち明ける
- かぐやがどちらと歩みたいのかを選ばせる
奪いにも、黙って引きにもいっていません。隠さずに言い、決める権利は相手に渡しました。
四条帝誕生日おめでとう?
ポジション的には男版負けヒロインでしたが、幼少の頃から一途にかぐや様を想い続けた姿はとても切なく、未来の幸せを願わずにはいられません…。
活躍の場面は少なかったですが、好きなキャラクターの1人です!
頑張れ帝!#四条帝生誕祭2023#かぐや様 pic.twitter.com/8Hd3ONKHCA— yushihiro (@yushihiro2) January 1, 2023
読者からは「男版の負けヒロイン」と呼ばれています。幼い頃から一途に想い続けた相手に、最後は選ばせる側へ回ったからです。
遺言書は4兄妹の交渉によって廃棄となり、かぐやは四条家との和解にたどり着きます。
僕はこう読む
この人が敵役にならなかったのは、作品のルールどおりだと思っています。
かぐや様は、気持ちを言えない人たちの話でした。好きだと言えないまま、頭脳戦と呼んで何十話も引き延ばす構造です。
その世界に、名前だけが先に有名だった天才が入ってきて、やったことは言うべきことを言って、決定権を相手に渡すことでした。
つまり帝は、主人公たちが苦労して到達した場所に最初から立っている人物です。
ラスボスという言葉で身構えていた読者が肩透かしを食らったのは、敵として弱かったからではなく、この作品でいちばん強い行動を取ったからだと読みました。
四宮家と四条家の確執も、結局この一手で和解まで動いています。
姉の眞妃との関係
//
?放送まであと12時間❣
\1週間お待たせいたしました?
本日のあらすじは……学園内で倒れていた女子生徒・四条眞妃(マキ)を踏んづけてしまい、生徒会室で介抱する羽目になった白銀。どうやら彼女は恋の悩みのせいで卒倒していたようだ……https://t.co/8ZkgG0Lwx2#かぐや様 pic.twitter.com/qhjuciScv4
— アニメ「かぐや様は告らせたい」公式 (@anime_kaguya) April 22, 2022
双子の姉とは、上下がはっきりしています。いちゃもんをつけると腕を締め上げられる弟です。
それでもインドまで付き添い、姉の恋愛事情まで先回りして心配しています。不安定な姉に的確にツッコミを入れる、作中トップクラスの常識人という位置です。
名前の表記は四条眞妃です。眞紀と書かれることがありますが、作中の表記は眞妃で通っています。
まとめ|名前だけが強かった
答えを整理します。
- 四条帝はラスボスではない。祝福して気持ちを伝え、かぐやに選ばせた
- 第4話で全国模試1位として名前だけ登場。白銀の部屋には「打倒・四条帝」
- 姿の初登場は161話のインド。第一声は嘆き声だった
- 212話で秀知院へ転校し、政略結婚が画策される
- 弱小サッカー部をインターハイへ導いた実力者
僕はこう読む
「ラスボス」という呼び方だけが残ったのが面白いところです。
帝は一度も誰かと戦っていません。学力でも運動でも上にいて、家の力も持っていて、それを使って誰かを追い込む場面がひとつもない。
作者は、最強の条件を持った人物を出しておいて、その力を「身を引かない告白」だけに使わせました。
白銀が数百話かけて学んだことを、この弟は初登場から持っていた。
読者が「案の定いいやつだった」と言うのは、期待を外されたのではなく、この作品の答えを先に見せられたからだと読みました。
ラスボス説は、名前と数字だけで作られた期待でした。実際の帝は、言うことを言って相手に決めさせる人でした。そうなると残る問いは一つです。期待を外された肩透かしとして見るか、作中でいちばん格好よかった一手として見るか。
——あなたは、四条帝を肩透かしだと思いましたか。それとも作中でいちばん格好よかったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
四条帝は名前が先に出たぶん、212話より前の情報で止まりやすい人物です。そこを更新して答えます。
Q. 四条帝はラスボスなのですか
A. 違います。政略結婚の場面で白銀とかぐやを祝福し、自分の気持ちを伝えたうえでかぐやに選ばせました。
Q. 四条帝の初登場は何話ですか
A. 名前だけなら第4話、姿が描かれたのは第161話のインド旅行です。
Q. 四条帝はいつ秀知院に来るのですか
A. 212話です。かぐやと白銀の3年進級と同時に転校し、同じクラスになります。
Q. 四条帝と白銀ではどちらが優秀ですか
A. 成績では帝が上で、全国模試で白銀を抑えて1位を取っています。白銀の部屋には打倒の張り紙がありました。
Q. 四条帝と眞妃はどんな関係ですか
A. 双子で、帝が弟です。姉に振り回されながら、インド旅行にも付き添っています。
Q. 四条帝の声優は誰ですか
A. 山下誠一郎さんです。姉の眞妃とのやりとりで、常識人としての間の取り方が分かります。
全国模試1位の帝が、インドで見せた顔は予想と違いました
マキとの接点四条眞紀の正体とは?四宮かぐやと血筋を分ける学年三位!四宮かぐやと血筋を分けるマキが、帝の姉として登場します
サッカー部の実力四条帝が白銀御行を抑えた!?サッカー部をインターハイに導いた驚異の実力とは?全国模試1位の帝が、サッカー部をインターハイへ導いた実績があります
姉妹の悩み四条眞紀のツンデレ爆発!?翼への愛とキューバリファカチンモ事件の真相!ツンデレと呼ばれる姉マキの恋は、帝の前でどう映ったのでしょうか
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月12日


コメントを残す