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【キングダム】尭雲は誰に討たれたのか?王賁です。56巻610話で死亡し、藺家十傑は絶えました!

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尭雲を討ったのは誰なのか

結論から言うと、尭雲を討ったのは王賁です。単行本56巻に収められた第610話で決着がつき、朱海平原の地で命を落としました。

これで藺家十傑は、ひとりも残っていません。先に趙峩龍が信に討たれていたため、尭雲が最後の生き残りでした。

この記事でわかること

  • 尭雲が討たれた巻数と話数
  • 藺相如の「武そのもの」と呼ばれた理由
  • 雷雲と十槍、陣形「雷獄」の中身
  • 王賁に完勝した586話の一騎打ち
  • 最期に明かされた二つ目の遺言
  • アニメでの声優と登場シリーズ

56巻610話で決着がつきました

尭雲の最期は、朱海平原の戦いの終盤に描かれます。

単行本でいえば56巻、話数でいえば第610話です。56巻は603話から613話までを収めた巻で、尭雲の決着はその真ん中あたりに置かれています。

相手は、玉鳳隊を率いる王賁でした。

一度は完封された相手に、王賁が二度目の勝負で勝ち切った形です。尭雲は王賁の槍を受け、藺相如から授かった言葉を残して息絶えました。

項目 内容
討った相手 王賁(玉鳳隊)
死亡した巻と話 単行本56巻・第610話
場所 朱海平原・趙軍右翼
所属 趙・藺家十傑
仕えた主 旧三大天・藺相如
率いた部隊 精鋭「雷雲」と騎馬十騎の「十槍」

僕はこう読む

尭雲の退場が610話まで引っ張られたことに、意味があると思っています。
趙峩龍が先に落ちて、藺家十傑がひとりになりました。
最後のひとりになってから、ようやく主の言葉が読者に届きます。
二人そろっているうちは、誰も遺言の続きを口にしませんでした。
言う相手がいなくなって初めて、外へこぼれた形です。
抱えていた言葉を、敵将に預けて死ぬ終わり方でした。
趙の武将の最期としては、かなり珍しい部類だと読んでいます。

尭雲とは何者なのか

尭雲は、趙国の旧三大天・藺相如に直属した「藺家十傑」のひとりです。

読み方は「ぎょううん」で、作中では「堯雲」と表記される場面もあります。十傑のなかでも筆頭として扱われ、主の武を一手に担っていました。

藺相如は、知勇のうち知略に振り切った将でした。

戦場で自ら刃を振るう人ではありません。足りない「武」を埋めるために置かれたのが、尭雲を筆頭とする10人の藺家十傑でした。

その評価を口にしたのが、現三大天の李牧です。

李牧は「かつての三大天藺相如の武とは あの堯雲そのものです」と語っています。三大天の片方の武が、丸ごと家臣ひとりの名前で説明されているわけです。

史実に尭雲の名はありません

尭雲の主である藺相如は、中国の史書に名を残した実在の人物です。

「完璧」という言葉のもとになった逸話でも知られています。ところが、その側近であるはずの尭雲の名は、史書のどこにも出てきません。

つまり尭雲は、キングダムのために作られた人物です。

率いた「雷雲」も、その中核の「十槍」も同じです。陣形「雷獄」を含め、尭雲まわりの設定はすべて作中だけのものと考えられます。

だからこそ、結末を史実から先読みできません。

読者が最期を知る手立ては、本編を読む以外に無いわけです。

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廉頗と並ぶ武だったのか

尭雲と廉頗が刃を合わせた場面は、作中にありません。

そのため、直接の比較はできない状態です。手がかりになるのは、主である藺相如が廉頗と並んで三大天を張っていたという一点だけになります。

廉頗は、武そのものを体現したような将でした。

その廉頗と、武を持たない藺相如が同格に置かれています。藺相如の武が尭雲だったのなら、尭雲は廉頗に肩を並べる位置にいた計算になります。

もっとも、これはあくまで格の話です。

実際の勝敗は年齢や状態で動きますから、断言はできません。

僕はこう読む

尭雲の強さが、本人の口からほとんど語られないのが面白いところです。
自分で「俺は強い」と言う場面がありません。
格を決めているのは、李牧と王賁と信の反応だけです。
敵の側が青ざめる描き方で、読者に位置を伝えています。
本人に語らせない将ほど、退場したときに穴が大きく見えます。
尭雲が落ちたあとの趙軍の崩れ方が、それを裏づけていました。
格は自己申告ではなく周りが決める、と読んでいます。

精鋭「雷雲」と十槍、そして雷獄

尭雲の武を支えたのが、直下の精鋭部隊「雷雲」です。

そのなかからさらに選び抜かれた十騎が「十槍」でした。10人全員が槍を使う騎馬部隊で、そろって突撃したときの破壊力が桁違いになります。

この部隊が組むのが、陣形「雷獄」です。

敵将を囲い込み、逃げ場を消してから潰す形になっています。王賁もこの雷獄に飲み込まれ、そこから一騎打ちに踏み込む選択をしました。

個人の武と、部隊の完成度がそろっている将です。

だから趙軍右翼は、尭雲ひとりで秦の若手二人を止められました。

雷獄が厄介なのは、逃げる選択を先に潰してくる点です。

十槍が退路をふさぎ、そのうえで尭雲が正面に立ちます。囲まれた側は、勝つか討たれるかの二択しか残されません。

王賁が一騎打ちを選んだのも、ほかに道が無かったからです。

玉鳳隊の速さは、この陣形の中では意味を持ちませんでした。

王賁との一騎打ちは尭雲の完勝でした

二人の最初の一騎打ちは、586話で描かれました。

王賁は必殺の「龍指」を突き出し、尭雲の利き腕を貫きます。それだけの深手を負いながら、尭雲はその腕をそのまま振り上げました。

王賁は受け止めたものの、力で押し切られます。

骨が折れる音とともに落馬し、そのまま意識を失いました。関常たち配下の手で、意識の無いまま戦線から運び出されています。

結果だけ見れば、尭雲の完勝でした。

技量そのものに大きな差があったわけではありません。差がついたのは、積み重ねた年数と体格の優位という動かしにくい部分でした。

僕はこう読む

貫かれた腕を振り上げる一コマが、この作品でいちばん怖い絵だと思っています。
痛みに耐えたのではなく、痛みを勘定に入れていません。
王賁の必殺技が、そのまま通ったのに効いていない構図です。
技で勝ったはずの側が、結果として落馬します。
若い将にとって、いちばん打ちのめされる負け方でした。
だから610話の二度目が、あれほど重く描かれています。
586話の完敗が無ければ、あの決着は成立しないと読んでいます。

趙峩龍が遺した「後は…堯雲…」

尭雲と趙峩龍は、藺相如のもとで長く馬を並べた間柄です。

主の死に際にも、二人そろって枕元に呼ばれました。藺相如の死後、十傑のうち8人が主に殉じるように戦死し、最後まで残ったのがこの二人です。

趙峩龍は、本来は指揮で勝つ将でした。

刃を交えるより、配下を動かすほうが本領です。それでも最期は一騎打ちを選び、信を相手に粘り抜きました。

決着をつけたのは、王騎の矛を振り切れるようになった信です。

趙峩龍が最後に残した言葉が「後は…堯雲…」でした。自分の死ではなく、相方の名前で締めています。

この一言を受け取ったあとの尭雲は、明らかに変わります。

王賁と信を仕留めることだけに、狙いを絞りました。藺相如の遺言と、趙峩龍の最後の言葉が同じ方向を指していたからです。

藺家十傑は、これで尭雲ただひとりになりました。

背負う相手が増えるほど、退く理由が消えていきます。

尭雲が見ていた不吉な夢

藺相如には、先の出来事を夢に見る力がありました。

生前に朱海平原の戦いを夢で見ていたと語られています。主が世を去ったあと、同じ夢を見るようになったのが尭雲でした。

そこで尭雲が見たのは、趙の要である李牧の死です。

趙という国そのものが傾く未来を、先に知らされた形になります。その夢の話を聞いたカイネは、李牧が死ぬなら自分が盾になって死ぬと言い切りました。

尭雲は、その未来を抱えたまま朱海平原に立っています。

目の前の戦いに勝っても、先が明るくないと分かっている将でした。

史実の李牧も、鄴攻めのおよそ7年後に趙王の命で殺されています。

夢が示していた筋書きは、そのまま歴史と重なりました。尭雲が見たのは、趙という国の終わりの入口だったことになります。

僕はこう読む

この予知夢の設定が、尭雲の戦い方の説明になっていると思っています。
趙が滅ぶ未来を知りながら、それでも前に出ています。
勝っても救われないと分かっている人間の、粘り方が描かれました。
王賁と信を執拗に狙うのも、そこに理由があります。
未来を変えられる可能性が、あの二人を止めることだけでした。
藺相如の遺言と予知夢が、同じ一点で重なっています。
だから尭雲の必死さは、忠義よりも計算に近いと読んでいます。

最期に明かされた二つ目の遺言

藺相如は死の床で、尭雲と趙峩龍に二つの遺言を残しました。

一つ目は、中華統一を成す剣は強靭でなければならないというものです。他国がその剣を持っていたなら、全力で殺せという厳しい内容でした。

藺相如自身も、天下を一つにまとめる側の人間でした。

私利私欲ではなく、擦り減り続ける中華を終わらせるための統一です。敵である王騎に通じるものを感じていた描写も、作中に置かれています。

二つ目は長いあいだ伏せられたままで、610話でようやく明かされます。

尭雲が王賁に敗れる場面で、主から授かった言葉として語られました。何があろうと、振り上げた刃は最後まで振り下ろせという言葉です。

敵である王賁に、その言葉を渡して尭雲は倒れます。

藺相如が探していた「強靭な剣」を、尭雲が見つけた場面でもありました。趙の将が、秦の若い将に主の遺志を託して退場したことになります。

アニメの尭雲|声優は真野恭輔です

朱海平原の戦いは、TVアニメの第6シリーズで描かれます。

放送開始は2025年10月4日の土曜24時10分、NHK総合です。尭雲を演じているのは、真野恭輔です。

第6シリーズから登場する役どころになります。

本人も「尭雲役を務めさせていただきます」と告知しました。原作で李牧に武を称された将が、声を持って動くのはこのシリーズが初めてです。

王賁役は細谷佳正、李牧役は森川智之が続けて担当しています。

586話と610話の二つの一騎打ちが、映像でどう並べられるかが見どころです。

まとめ

尭雲を討ったのは、王賁です。単行本56巻の第610話で決着がつき、朱海平原で命を落としました。

趙の旧三大天・藺相如に仕えた藺家十傑の筆頭で、主の「武そのもの」と李牧に評された将です。

精鋭「雷雲」と十騎の「十槍」を率い、陣形「雷獄」で敵将を追い詰めました。586話の一騎打ちでは龍指で利き腕を貫かれながら、王賁を落馬させています。

趙峩龍を失い、李牧の死を夢で見せられ、それでも最後まで前に出続けました。

最期には、伏せられていた藺相如の二つ目の遺言を王賁へ渡します。振り上げた刃は最後まで振り下ろせという言葉でした。

尭雲の評価は、どちらを重く見るかで変わります。主の武を最後まで背負い切った忠義を取るか、敵に遺志を託して終わった潔さを取るかで、印象が変わってきます。

僕はこう読む

尭雲は、史実に名が無いからこそ自由に死ねた将だと思っています。
実在の人物なら、退場の時期を史書に縛られます。
名前が残っていないぶん、いちばん効く場所に置けました。
王賁が一度完敗した相手を、王賁自身が倒す配置です。
史実の人物では、この段取りは組めません。
オリジナルの将が、秦の若手を育てる役を引き受けています。
尭雲は物語の都合で作られて、その都合を超えたと読んでいます。

だから尭雲の評価は、忠義と潔さのどちらで読むかで割れます。主の武を最後まで背負い切った忠義を取るか、敵に遺志を託して終わった潔さを取るかです。

——あなたは、尭雲をどう見ますか。主の武を最後まで背負い切った忠義のほうだと思いますか。それとも、敵に遺志を託して終わった潔さのほうだと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。

よくある質問

キングダムの尭雲について、よく出てくる疑問をまとめました。

Q. 尭雲は誰に討たれたのですか。
A. 王賁です。朱海平原の戦いで、二度目の一騎打ちに敗れました。

Q. 尭雲の死亡は何巻何話ですか。
A. 単行本56巻に収められた第610話です。56巻は603話から613話までを収めています。

Q. 尭雲の読み方を教えてください。
A. 「ぎょううん」です。作中では「堯雲」という字が使われる場面もあります。

Q. 尭雲は史実にいた人物ですか。
A. 史書に名はありません。主の藺相如は実在しますが、尭雲は作中だけの人物です。

Q. 尭雲の声優は誰ですか。
A. 真野恭輔です。2025年10月4日に始まったTVアニメ第6シリーズから登場します。

Q. 藺家十傑はどうなりましたか。
A. 全員が世を去りました。趙峩龍が信に討たれ、最後に残った尭雲も610話で倒れています。

この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月18日

この記事の続きに

尭雲を討った王賁の周りにも、朱海平原で動いた将がそろっています。

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