スターガンとは何か
結論から言うと、スターガンは1094話でルフィが黄猿の側頭部に放ったパンチです。頭に描かれた白い星は、殴られて星が見えるという昔からの記号にあたります。
正式な技名は「ゴムゴムの白星銃(スターガン)」。この記事では、実際に何が描かれていたのかを確かめたうえで、あの星をどう読むかを整理します。
この記事でわかること
- 1094話で実際に描かれたこと
- 「彗星説」と、描写が支えているもう一つの読み
- ギア5が何を武器にしているのか(カイの読み)
1094話で描かれたこと
まず、確かめられる事実だけを並べます。
黄猿のレーザーを受けたルフィは、その勢いで空中をぐるぐると回転します。そして回転の勢いをそのまま乗せて、左腕に武装色の覇気を纏った一撃を黄猿の側頭部へ叩き込みました。
当たり方が独特です。拳は弾かれず、黄猿の頭にめり込む形になっています。そして技名のとおり、黄猿の頭の周りに白い星が描かれました。
黄猿は「こりゃあ…いかん……!!!」と漏らしながら殴り飛ばされ、建物に直撃してこれを崩壊させます。一方のルフィも限界を迎え、ギア5が解けて落下していきました。
どちらも決着はつかず、勝負はうやむやのまま終わります。
「彗星のイメージ」という読み
この技については、彗星や流星をイメージした技ではないかという読みが広く出ています。
根拠として挙げられているのは、星のエフェクトが舞っていること、回転によって速度が上がっていること、そして光速のはずの黄猿が避けられなかったことです。
筋は通っています。ただ、描写を細かく見ると、収まりの悪いところが残ります。
僕はこう読む
星が描かれている場所が、彗星説と噛み合いません。
彗星や流星なら、星は「飛んでいく軌跡」として描かれるはずです。尾を引いて、拳の後ろに残る。
ところが実際に描かれているのは、殴られた黄猿の頭の周りを回る星です。位置が逆なんです。
これは漫画やアニメで100年近く使われてきた記号です。頭を強く打った人物の周りを星が回る。「目から星が出る」というあれです。読者は説明されなくても「効いた」と分かる。
実際、この場面を読んだ他の書き手も「頭を狙うことで星が出て気絶させる技かな」「ギャグ描写ですが、これは痛い」と書いています。宇宙だと思う前に、みんな一度「あの星」だと受け取っている。
技名がそれを裏書きしています。白い星の、銃。宇宙の話をしたいなら、わざわざ「白」とは付けません。
ギア5は何を武器にしているのか
この読みは、ギア5そのものの性質とつながります。
ギア5になったルフィの戦いでは、周囲にいる人物のリアクションが大きくなり、カイドウの体までゴムのように伸びました。ルフィ自身も、驚きで目が飛び出るという、それまでの作品になかった描かれ方をします。
つまりギア5は、漫画の中でだけ通じる大げさな表現を、その場に本当に起こしてしまう戦い方です。
そして能力の元になっている太陽の神ニカは、人を笑わせ、苦悩から解放する戦士とされています。
僕はこう読む
ルフィの技名は、昔から武器の名前でできています。ピストル、バズーカ、ライフル、ガトリング。ゴムの体で、銃や大砲の真似をしてきた。
スターガンは、その系譜に「星」を足した技です。武器と、ギャグの記号が、一つの名前に同居している。
ここがこの作品の面白いところだと思っています。ニカは「笑わせて解放する戦士」なのに、その笑いがそのまま打撃になる。ふざけた見た目のまま、海軍大将が建物ごと吹き飛ぶ。
笑いと暴力が、別々のものとして並んでいるのではありません。同じ一発の中に、同時に入っている。
だからこの技は、宇宙に手を伸ばした技というより、ギア5という能力そのものを一発で説明した技だと読んでいます。
殴られた相手の頭に星が回る。それを本当に起こせるのが、いまのルフィです。
確認できなかったこと
いくつか、はっきりさせられなかった点があります。
同じ技をカイドウ戦でも使っていたのではないか、という指摘があります。これについては裏を取れませんでした。1094話で初めて名前が付いた、という書かれ方をしている記事もあり、判断がつきません。
また、技名の由来について作者による説明は確認できませんでした。この記事に書いた読みは、あくまで描写から組み立てたものです。
まとめ|スターガンをどう読むか
スターガンの正式名称は「ゴムゴムの白星銃(スターガン)」。1094話で黄猿に放たれた技です。
描写を並べます。
- レーザーを受けた回転の勢いを乗せ、武装色の覇気を纏った左腕で側頭部を打った
- 白い星は拳の軌跡ではなく、殴られた黄猿の頭の周りに描かれている
- 彗星や流星なら、星は尾を引いて拳の後ろに残るはず
- つまり位置が逆になっている
僕はこう読む
だから「殴られて星が見える」という記号として読むほうが、絵に合うと思っています。
ルフィの技名は昔から武器の名前でできています。ピストル、バズーカ、ライフル、ガトリング。
スターガンは、その系譜にギャグの記号を足した技です。
そしてギア5は、大げさな表現を実際に起こす能力です。技名がその性質を言い当てている。スターガンを宇宙の話として読むか、ギア5の性質そのものとして読むかで、この一撃の意味が変わってきます。
——あなたはスターガンの星を、彗星や宇宙をイメージした名前だと思いますか。それとも、殴られて星が見えるというギャグの記号だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
スターガンは1094話の一撃ですが、星の描かれ方に読み違えやすい点があります。順に確認しておきます。
Q. スターガンの正式な技名は何ですか
A. 「ゴムゴムの白星銃(スターガン)」です。1094話で黄猿に対して放たれました。
Q. スターガンはどうやって放たれたのですか
A. 黄猿のレーザーを受けて空中で回転し、その勢いを乗せた一撃です。左腕に武装色の覇気を纏い、黄猿の側頭部に叩き込まれ、拳が頭にめり込む形になりました。
Q. 黄猿とルフィはその後どうなりましたか
A. 黄猿は「こりゃあ…いかん……!!!」と漏らしながら殴り飛ばされ、建物に直撃して崩壊させました。ルフィも限界を迎え、ギア5が解けて落下しています。決着はついていません。
Q. 技名の星は宇宙を意味しているのですか
A. 彗星や流星のイメージだとする読みもありますが、星は拳の軌跡ではなく殴られた黄猿の頭の周りに描かれています。作者による説明は確認できていません。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年8月2日


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