ハイルディンとは何者なのか
結論から言うと、新巨兵海賊団の船長です。エルバフ王ハラルドの息子で、ロキの異母兄にあたります。麦わら大船団の6番船船長でもあります。
ただし正式な王子とはされていません。そこにこの人物の夢の理由があります。
この記事でわかること
- 正体と、ロキとの関係
- 正式な王子とされていない理由
- 「全巨人族の王」を目指す理由
- 母イーダと、漁師村での暮らし
- 必殺技グングニルの由来と威力
- ビッグ・マムを嫌う理由
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 異名 | 最強の海賊傭兵 |
| 肩書き | 新巨兵海賊団 船長/麦わら大船団6番船船長/元バギーズデリバリー傘下 |
| 年齢 | 81歳(人間に換算すると27歳) |
| 身長 | 22メートル |
| 出身地 | エルバフ島 ウォーランド王国 漁師村 |
| 誕生日 | 8月12日(ハイルディン=8・1・2) |
| 好き嫌い | 好物はミートボール。嫌いなのはセムラ |
| 笑い方 | ディガガガガ |
| 初登場 | 単行本71巻 第706話「お前を笑わない」 |
| 声優 | 小山剛志/日比愛子(幼少期) |
初登場はドレスローザです。エースの能力だったメラメラの実を狙い、コリーダコロシアムの闘技大会に参加しました。
正式な王子とされていない理由
母イーダが、エルバフの外の出身だからです。
イーダは南の海のサムワナイ島出身の巨人族でした。ところがエルバフには王族は純血で構成されなければならないという伝統があります。
- ハラルドはイーダと結婚しようとしましたが、純潔を重んじる長老たちの猛反対で許されませんでした
- ハラルド自身もそのことを悔やんでいます
- イーダはそれも「文化」だとして寛容に受け入れ、エルバフの東にある漁師村で息子と暮らしました
そのためハイルディンは、いまも「一応王の子」などと呼ばれています。
複雑な生い立ちから父の親族や王族の関係者に差別を受けることもありましたが、漁師村の人々とは良い関係を築いていました。新巨兵海賊団の船大工スタンセンと船医ゲルズは、同じ村で育った幼馴染です。
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ハイルディンとロキは、同じ父から生まれて、逆の育ち方をしています。ロキは正式な王子として城で生まれ、実母に「怪物」と呼ばれて拒まれました。ハイルディンは王子と認められず城の外で育ち、母と村の人々に愛されて育ちました。肩書きを持っていた側が孤独になり、持たなかった側が人に恵まれている。ロキがハイルディンを執拗に殴っていた理由も、作中では「羨望または嫉妬の裏返し」と説明されています。2人が犬猿の仲なのは、性格が合わないからではありません。片方が欲しくて手に入らなかったものを、もう片方が持っているからです。
「全巨人族の王」を目指す理由
ハイルディンの夢は、はっきりしています。
おれは全巨人族の王になる!!!
そしてかつて世界を震撼させた「巨兵海賊団」を復活させることも目標に掲げています。
この夢の出どころが、生い立ちです。母が国外の巨人国の生まれだったせいで、エルバフでは他所者として虐げられました。だから「エルバフの王」ではなく、世界中の巨人族を統一する王を目指しています。
ロードは、この夢に打たれてハイルディンの船に乗りました。
父が王でも城に住めず 母が他所者と虐げられてもぐっと耐え こんな事を言い出した。『世界中の全巨人族を統一したい』と…!!!
人柄
仲間からは「まっすぐな男」と評されています。豪快で向上心が高く、仲間と歌い合うような愉快な一面もあります。
度量の大きさが出た場面が、ロードとの出会いです。オタク趣味を理由に周囲から虐げられていたロードに、海図を描けることを褒めて友達に誘いました。ロードにとってハイルディンは、いまも唯一の理解者です。
また、義理堅い性格でもあります。ウソップの働きでオモチャ化から解放された際は深く感謝し、その仲間であるルフィに恩返しを申し出ました。
よく見ろ戦士たちよォ!!!この男こそ!!おれ達の呪いを解いてくれた英雄!!!その名も!!!! 海賊(キャプテン)ウソップだァ〜〜〜〜〜!!!!!
ビッグ・マムを嫌う理由
63年ほど前の少年時代にさかのぼります。
当時のハイルディンは、次代のエルバフの真の戦士を目指して修行に励んでいました。慕い尊敬していたのが、生ける伝説にして世界最老の戦士、山ひげのヤルルと滝ひげのヨルルです。
村の近くには、マザー・カルメルが主宰する孤児院「羊の家」がありました。シャーロット・リンリンを含む子供たちとは知り合いで、修行に励んでいたぶん距離はありましたが、険悪ではありませんでした。
そこで、あの事件が起きます。
ハイルディンがリンリンを嫌悪するようになったのは、村を壊されたからではありません。戦士の死に様を汚されたからです。
戦闘能力と必殺技
幼少期から戦士として修業を積んでおり、棍棒・剣・斧とさまざまな武器を使います。ただし自分の拳で戦うことも多く、その威力は「パンチ一発雷のごとし」と称されました。
英雄の槍(グングニル)
命を込めた渾身のパンチです。重量が1万トンになったマッハバイスに対して繰り出し、全身の骨を砕かれながら押し勝って、はるか上空の鳥カゴまで吹き飛ばしました。名前の由来は、北欧神話の主神オーディンが持つ槍です。
そのときの台詞が、この人物の戦い方を表しています。
死人は役に立たねェが… 腕一本残ってりゃあ 敵将の首も取れる!!! くらえ… この命を!!
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ハイルディンが王位を認められていないことは、いまエルバフでいちばん大きな空白です。ロキは父殺しの罪で、ハイルディンは混血を理由で、どちらも即位できません。だからエルバフに王がいない。ですが、この2人の資格を決めているのは、どちらも「血」と「過去」です。そしてハイルディンが目指しているのは、エルバフの王ではなく全巨人族の王でした。血の純度で王を決める国を出て、種族全部をまとめる側に立とうとしている。父ハラルドが「戦いより交易を」と国を変えようとしたのと、同じ方向を向いています。
まとめ
- ハイルディンは新巨兵海賊団の船長で、麦わら大船団6番船船長です
- 父はエルバフ王ハラルド、母は南の海サムワナイ島出身のイーダ。ロキの異母兄です
- 母が国外の出身のため、正式な王子とされていません(「一応王の子」と呼ばれます)
- 夢は「全巨人族の王」。巨兵海賊団の復活も目標に掲げています
- その理由は、母が他所者として虐げられた経験にあります
- 虐げられていたロードに海図を褒めて友達に誘った人物です
- 必殺技は英雄の槍(グングニル)。1万トンのマッハバイスに押し勝ちました
- ビッグ・マムを嫌うのは、ヨルルの死に様を汚されたからです
- 年齢81歳(人間換算27歳)、身長22メートル。声優は小山剛志
——あなたは、エルバフの次の王にふさわしいのは、父を殺したロキだと思いますか。それとも混血を理由に認められていないハイルディンだと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。
よくある質問
Q. ハイルディンとは誰ですか?
A. 新巨兵海賊団の船長で、麦わら大船団6番船の船長です。エルバフ王ハラルドの息子で、ロキの異母兄にあたります。
Q. なぜ王子ではないのですか?
A. 母イーダが南の海の出身だったためです。エルバフには王族は純血でなければならないという伝統があり、長老たちの反対で両親は結婚を許されませんでした。
Q. ロキとの関係は?
A. 異母兄弟で、犬猿の仲です。ただしロキが「兄より強い弟」であることは黙認しており、思うところはあるようです。
Q. なぜ全巨人族の王を目指すのですか?
A. 母が国外の巨人国の生まれだったせいで、エルバフでは他所者として虐げられたためです。エルバフの王ではなく、世界中の巨人族を統一する王を目指しています。
Q. 必殺技は何ですか?
A. 英雄の槍(グングニル)です。命を込めた渾身のパンチで、重量1万トンのマッハバイスを鳥カゴまで吹き飛ばしました。北欧神話のオーディンの槍が由来です。
Q. なぜビッグ・マムを嫌っているのですか?
A. 少年時代に、リンリンの食いわずらいによる暴走で村を破壊され、慕っていた滝ひげのヨルルを殺されたためです。戦士の死に様を汚されたことを嫌悪しています。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、ひとつずつ考えています。作中で確認できたことと自分の読みは、分けて書くようにしています。


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