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スバルが眠るレムに語りかけるのは何話なのか
結論から言うと、スバルが眠り続けるレムに一日の出来事を語りかけるのは、Web版5章3話『それぞれの見解』の夜です。この夜だけでなく、毎夜続けている日課として描かれています。
アナスタシアの使者ヨシュアとミミが、水門都市プリステラへの招待状を届けた日の夜です。エミリアはスバルと会談の中身を振り返り、スバルはオットーとガーフィールの酒の席に付き合い、最後にひとりで西棟の一室を訪ねます。
この記事では、エミリアとの会話、オットーたちとの酒宴、そしてレムの部屋での語りかけまでを、物語の順にたどります。題の『それぞれの見解』のとおり、同じ招待を、それぞれがどう受け止めたかが並ぶ回です。
この記事でわかること
- スバルがレムに語りかける場面が、Web版の何話にあるか
- プリステラが「水上都市」ではなく「水門都市」と呼ばれる理由
- スバルが4つの陣営をどう見ているか
- 大兎の討伐が、なぜ功績として認められていないのか
- オットーとガーフィールが、プリステラ行きをどう考えていたか
5章3話の早見表
まず、この回で何が起きるのかを表にまとめます。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| Web版の話数 | 第五章3『それぞれの見解』 |
| レムの部屋の場面 | 話の最後。ノックして入り、一年以上眠る少女に一日を報告する |
| 時期 | 聖域の戦いから約1年後、プリステラへの招待を受けた日の夜 |
| 招待の目的 | パックを戻すための無色の魔鉱石を持つ商人がいる |
| 同行するのは | エミリア、スバル、ベアトリス、ガーフィール、オットー |
| アニメで重なる回 | 3rd season 第51話「劇場型悪意」(招待を受けて出発するまで) |
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5章は、聖域から1年たった、にぎやかな屋敷から始まります。
その3話目の終わりに、まだ目覚めないレムの部屋を置いています。
どれだけ毎日が楽しくなっても、スバルの一日は必ずこの部屋で終わる。その順番が、5章全体の重さを最初に決めていると思っています。
エミリアとの会話|勝手に決めた招待と、使者の意味
会談のあと、エミリアは自室でスバルに椅子を勧め、まずこうこぼします。「なんだか色々と勝手に決めちゃって、オットーくんには悪いことしたわよね」。相談せずに招待を受けると決めたことを、気にしていました。
スバルは、基本的にはエミリアの考えに賛成だったと答えます。不安があるとすれば、向こうが準備万端で待つところへ乗り込むことだけ。エミリアは、使者まで送ってきたアナスタシアが危ない橋を渡るとは考えにくい、と返しました。
スバルが気づいたのは、使者が騎士ユリウスの弟ヨシュアだったことの意味です。身内を送ってくるのは、こちらを「敵」として正式に認めたしるしでした。義にもとる行いが知れ渡れば立場は地に落ちるので、権力のある者ほど暗闘に気をつかう。戦国時代のドラマで使者が斬られない理由を、スバルは異世界で実地に知ることになります。
ユリウスの話になると、エミリアはスバルがまだ城での一件を根に持っていると笑います。プリステラでユリウスに会ってもケンカしてはだめ、騎士は無闇に力を振るわないものなのです、と念を押しました。
プリステラは「水門都市」|水上都市ではない理由
スバルがプリステラを知らないと言うと、エミリアが説明します。プリステラはルグニカの五大都市の1つで、カララギとはティグラシー大河を挟んだ国境沿いにあり、大きな湖の真ん中に作られた、水路の多い都市です。
スバルはヴェネチアのような水上都市を思い浮かべますが、エミリアは「水上都市じゃなく、水門都市」と正しました。湖の真ん中にあるので雨量によっては水が流れ込んでしまう。それを防ぐために周りを高い塀で囲み、水量を調節する水門をいくつも置いている。その水門が立派で有名だから、水門都市と呼ばれているのです。
なぜそんな作りにしたのかには、色々な説があるとエミリアは言います。当時の技術の限界に挑みたかった、魔法にも龍にも頼らず水害を克服したかった、悪い魔獣か何かを閉じ込めてやっつけるためだった。スバルの頭の中で、麗らかな水の都は水の監獄に切り替わりました。
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「閉じ込めてやっつけるため」という説は、ここでは笑い話のように流されます。
けれど、周りを高い塀で囲んで水を出し入れできる都市は、裏返せば、閉じこめることも沈めることもできる場所です。
観光案内に見える会話の中に、これから起きることの形をそっと置いていると読んでいます。
4つの陣営をどう見ているか|一年たっても腹は割れていない
スバルは、向こうの腹の内が読めないとこぼします。エミリアはもっと人の親切を信じてみたらと言いますが、スバルの見立ては慎重でした。王選の対立候補はどこも癖があり、主従そろって思惑を信頼できる陣営はない、というのがスバルの考えです。
| 陣営 | スバルの見立て |
|---|---|
| クルシュ陣営 | クルシュの人柄は信用できるが、フェリスが何をするか読めない |
| アナスタシア陣営 | アナスタシア自身の考えが不明瞭。私兵『鉄の牙』も侮れない |
| フェルト陣営 | ラインハルトとロム爺は信用できても、フェルトの心が読めない |
| プリシラ陣営 | いちばん読めない。主従そろって信用も信頼もできない |
だからこそ、招待に乗るのは「アリ」だとスバルは考えます。一年たっても候補者どうしの腹は割れておらず、王城でのやりとり以上に相手を知るには、もう一歩踏み込む必要があるからです。ただ、アナスタシアに借りを作るのは怖い、とも本音を漏らしました。エミリアが無色の魔鉱石を探していることを、どこで知ったのかも分かっていません。
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スバルは4陣営を、候補者と騎士を分けて見ています。
信用できる騎士がいても、主の心が読めなければ安心できない、という見方です。
一年で身につけたのは、人を疑うことより「誰が決めているのか」を見る目だったと思っています。
認められない大兎討伐|悔しいのはスバルのほう
話は、聖域で倒した三大魔獣の一角『大兎』に移ります。大兎の討伐は王都に報告されたものの、功績としては棚上げのままでした。ベアトリスのアル・シャマクで異次元へ吹き飛ばしたため、目撃者も亡骸もなく、詳しく話せばロズワールが隠していた聖域の存在まで明るみに出てしまうからです。
悔しがるのはスバルのほうでした。何度も痛い目に遭わされたのに、と。エミリアは「でも、誰が信じてくれなくても、大兎をやっつけたのは本当のことだもの」と言い、それで誰も傷つけられずに済むならいいと受け流します。スバルは、エミリアの大らかさに自分の小ささを思い知らされました。
エミリアは、白鯨と『怠惰』の討伐はスバルの功績として論功で認められていると励まします。けれどスバルには、白鯨はおこぼれ、ペテルギウスとの戦いは私怨も混じっていた、という思いがありました。最後の一匹『黒蛇』に出くわさないよう願うスバルに、エミリアは「――うん、そうね」と、どこか固い声で答え、話を変えます。
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認められていない功績に怒るスバルと、認められた功績を素直に喜べないスバル。
どちらも同じ一晩の、同じ人の気持ちです。
スバルが欲しいのは評価そのものより「自分のやったことが正しかった」という確かさなのだと思っています。
誰がプリステラへ行くのか|パックを戻すための旅
同行するのは、エミリアとスバル、ベアトリス、戦力としてのガーフィール、それについてくる気満々のオットーです。ペトラは、ロズワールが西方領主を集める会合へ勉強のために同行することがずっと前から決まっていて、すごく悔しがっていたとエミリアは言います。
エミリアの胸元のペンダントの青い結晶には、大精霊パックが眠っています。意志を通わせることもできない仮の寝所で、エミリアがマナを送り続けて保っている状態です。無色の魔鉱石で相応の結晶石を作れば、パックは戻ってくるはずでした。
またパックとちゃんと話せたら、話したいことも聞きたいこともいっぱいある、とエミリアは言いかけて黙ります。スバルは頭をかきながら「とっとと戻れよ、猫精霊。俺もお前に、恨み言が山ほどあんだからな」と、エミリアの気持ちに悪態まじりで同意しました。
オットーとガーフィールの酒宴|「一日十オットー」
夕食のあと、スバルはオットーの部屋を訪ねます。オットーは「僕ぁね! これでもちゃんと皆さんのことを考えて発言してるんですよ!」とグラスを叩きつけ、相談なしに決まったことに荒れていました。過程も大事、相手の掌に無防備に乗ったのがいけない、という言い分はいちいち正論です。
隣のガーフィールはミルクを飲んでいます。ロズワール邸では二十歳まで酒を飲ませない方針で、一度飲まされたガーフィールはひどく弱く、以来酒瓶を見るだけで顔をしかめるようになりました。スバルとガーフィールがオットーをからかい、「一日十オットーまで」と決めたはずだと言い合うのも、この三人のいつもの流れです。
ガーフィールは、使者についてきた猫人のミミが相当強く、食堂でもじっと自分を睨んでいたと警戒します。向こうでは大将とエミリア様の単独行動は避けたほうがいい、と。オットーは、プリステラはカララギの建国者『荒れ地のホーシン』の出身地で、商人には縁の深い土地だから一度は行かなくてはと思っていた、と同行の理由を語ります。いずれ自分の店を持つ大商人になるという夢も、まだ捨てていません。
スバルはこう役割を分けました。「文のオットーと、武のガーフィール。そして俺が賑やかし担当だ」。すかさず「もっと頑張れよ!!」と返されます。
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オットーは文句を言い続けながら、ついてこないという選択肢だけは最初から持っていません。
ガーフィールも、オットーを足手まといと言いながら自分が守ると決めています。
からかい合いの形でしか言えない信頼が、この三人の距離のちょうどよさだと読んでいます。
レムの部屋で|ノックをしてから入る理由
日付が変わるころ、スバルは自室には戻らず、西棟の一室へ向かいます。スバルは、その部屋に入る前に必ずノックをします。返事がないことは分かっていても、希望を抱かずにいられないからか、返事がないことを確かめて忘れないためか。
簡素な部屋のベッドで眠っているのは、短い青い髪の少女、レムです。もう一年以上、こうして眠り続けています。スバルはまずエミリアやベアトリスにかけられた言葉を思い出し、お前のところに来ていつまでもその話は失礼だなと苦笑してから、椅子を引いて座りました。
そして、ふだんのひょうきんさを装いながら、ひどく優しい声で語りかけます。「今日は報告することがいっぱいあるぞ。なんせ、招かれざる客がとんでもない問題を持ち込んでくれたからな」。少女の返事はありません。それでもこの逢瀬は毎夜続けられ、語ることの多いこの夜は、月が大きく傾くまで続いたと書かれています。
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昼間のエミリアとの会話も、夜のオットーたちとの酒宴も、最後にはレムへの報告の材料になっています。
スバルにとって一日は、眠る少女に話して聞かせるところまでで一日なのでしょう。
レムはこの回で一言も話しませんが、5章3話はレムに聞かせるための一日として組まれていると読んでいます。
まとめ|スバルがレムに語りかけるのは5章3話
スバルが眠り続けるレムに一日の出来事を語りかけるのは、Web版5章3話『それぞれの見解』の夜です。プリステラへの招待を受けた日、エミリアとは水門都市や各陣営、大兎の話をし、オットーとガーフィールとは酒宴で役割を確かめ、最後にレムの部屋で月が傾くまで話し続けました。
- レムへの語りかけはWeb版5章3話の最後で、毎夜の日課
- レムは一年以上眠り続けていて、スバルは必ずノックしてから入る
- プリステラは高い塀と水門で水量を調節する「水門都市」
- スバルはプリシラ陣営をいちばん読めないと見ていた
- 大兎の討伐は証拠が出せず、功績としては棚上げのまま
- 同行はエミリア、スバル、ベアトリス、ガーフィール、オットー
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スバルは、エミリアには騎士らしく、オットーとガーフィールには仲間らしく振る舞います。
レムの前でだけ、装いながらも声が優しくなります。
誰にも見せない顔を、返事をしない相手にだけ見せている。そこにスバルとレムの関係の今が出ていると思っています。
スバルがノックを欠かさないのは、目覚めてほしいという希望のためでしょうか。それとも、眠ったままだという現実を忘れないためでしょうか。本文はどちらとも言い切っていません。
——あなたは、スバルがノックを欠かさないのは、目覚めてほしいという希望のためだと思いますか。それとも、眠ったままだという現実を忘れないためだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
スバルがレムに語りかける5章3話について、よく聞かれることをまとめました。
Q. スバルが眠るレムに語りかけるのはWeb版の何話ですか。
A. 第五章3『それぞれの見解』の最後です。毎夜続けている日課として描かれています。
Q. 5章3話の時点で、レムはどのくらい眠っていますか。
A. 一年以上です。聖域の戦いから約1年がたった時期の話です。
Q. プリステラはなぜ水門都市と呼ばれるのですか。
A. 湖の真ん中にあり、水が流れ込まないよう高い塀で囲んで、水量を調節する水門をいくつも置いているからです。その水門が立派で有名だと、エミリアが説明しています。
Q. スバルたちはなぜプリステラに行くのですか。
A. パックを戻すための無色の魔鉱石を持つ商人がいる、という招待をアナスタシアから受けたからです。
Q. 大兎の討伐はなぜ認められていないのですか。
A. ベアトリスのアル・シャマクで異次元へ飛ばしたため、目撃者も亡骸もなく、詳しく話すと聖域の存在まで明かすことになるからです。
Q. 5章3話はアニメの何話にあたりますか。
A. 招待を受けてプリステラへ出発するまでは、3rd seasonの第51話「劇場型悪意」で描かれています。
5章4話の道中、エミリアの名言、6章35話の信頼も読めます。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月3日


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