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山田豊はどんな選手なのか?
結論から言うと、山田豊はエスペリオンユース3年の右サイドバックです。福田監督が攻撃型SBの極みと評し、U-18日本代表に選ばれ、トップチームへの昇格も決まっています。
読み方はやまだゆたか。葦人の2つ上の学年にあたります。登場する場面は多くありませんが、出てくるたびに格の違いを見せる選手です。この記事では、何がそんなに違うのかを具体的な場面から確かめます。
この記事でわかること
- 山田豊はエスペリオンユース3年の右サイドバックであること
- 福田監督が猪突猛進型、攻撃型SBの極みと評していること
- 234話のソールストップ&ゴーで何が起きたか
- 青森星蘭戦が葦人との初のSBコンビだったこと
- 相手監督が、その組み合わせを狙い目と見ていたこと
ジュニアユースから上がってきた3年生です
山田豊は、東京シティ・エスペリオンユースの3年生です。ジュニアユースからの昇格組で、Aチームに所属しています。
ポジションはサイドバック。主戦場は右サイドです。U-18日本代表にも選出されており、ユース内でも実力が抜けている一人にあたります。
17巻の表紙では、栗林・高杉・義経・阿久津とともに日本代表のユニフォーム姿で並んでいます。この5人が並ぶ絵は、そのままエスペリオンユースの主軸を示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | やまだ ゆたか |
| 学年 | 3年生(葦人の2つ上) |
| 所属 | 東京シティ・エスペリオンユース Aチーム |
| ポジション | 右サイドバック(攻撃参加を武器にする型) |
| 代表歴 | U-18日本代表に選出 |
| 進路 | エスペリオンのトップチームへ昇格が決定 |
福田監督の評価は、攻撃型SBの極みです
山田がどんな選手かを、いちばん短く言い表しているのが福田監督の言葉です。山田は猪突猛進型、攻撃型SBの極み。
サイドバックは本来、守る位置から始まるポジションです。その選手を評するのに攻撃型の極みという言い方をするのですから、上がっていく回数も質も別格だということになります。
葦人が左サイドバックで学んでいるのは、まず全体を見る目です。それに対して山田は、自分が前へ出ることで局面を壊す型にあたります。同じポジションでも、選手としての設計が違います。
234話のソールストップ&ゴーが分かりやすい
山田の技術がはっきり出るのが、234話「あの日の記憶」、対青森星蘭戦の場面です。
阿久津から山田へパスが出ます。青森星蘭の選手は、そいつをスピードに乗せるな、前を塞げ、と反応しました。相手も山田の怖さを知っているのです。
ここで山田は、足の裏でボールを止めます。ソールストップです。止まったと思わせた次の瞬間、同じ足の裏でボールを蹴り出して走り出しました。走り出しからほぼトップスピードです。
この一連が、ソールストップ&ゴーと呼ばれる技になります。足の裏でボールを扱うだけの動作ですが、止める・出すの切り替えが速いほど、相手は前を塞げません。
この場面を見た葦人は、開いた口が塞がらない状態でした。一歩二歩でトップスピードに持っていく加速力と、1対1でボールを失わない足元の技術。次元が違って、悔しいとも思えないと評しています。
僕はこう読む
葦人の反応が悔しいとも思えないだったところに、この場面の意味があると思っています。
アオアシの葦人は、基本的に負けん気で進んできた選手です。誰かに劣ると分かれば、盗んででも埋めようとする。その葦人が、悔しさすら湧かないと言った。
差が大きすぎると、人は比べることをやめます。山田は、そこまでの位置にいる選手として置かれています。
同時にこれは、葦人がまだ同じ土俵に立っていないという宣言でもあります。ソールストップ&ゴーは派手な技ではありません。それでも決定的に見えるのは、技の差ではなく速度の質の差だからだと読んでいます。
青森星蘭戦は、葦人との初のSBコンビでした
意外に思われるかもしれませんが、山田と葦人が同じ試合でサイドバックに並んだのは、対青森星蘭戦が初めてです。
右サイドバックに山田、左サイドバックに葦人。この並びを、相手の成宮監督は狙い目として見ていました。
成宮監督は、エスペリオン戦に向けて考えられるすべてのサイドバックの組み合わせを検討していました。そのうえで、山田と葦人の組み合わせは非常にアンバランスで歪だと分析します。実力にも経験にも差がありすぎるからです。
つまり、山田という一流を置いたことが、そのまま弱点として計算されていました。強い選手を並べれば強くなる、とは限らない。この試合で葦人が問われたのは、そこでした。
トップ昇格が決まっている3年生です
山田は、義経や志村とともにエスペリオンのトップチームへの昇格が決まっています。U-18の遠征を経て発表された進路です。
昇格の記者会見には多くの記者が集まりました。高校生の昇格でこれだけの注目が集まるのは、エスペリオンが毎年のように優秀な選手を送り出してきた実績があるからです。サッカーエブリーの葵記者も取材に来ていました。
ユースの選手にとって、トップ昇格は目標であると同時に選別でもあります。同じ学年でも昇格できる人数は限られます。山田はその側に立った選手です。
先輩としての一面もあります
プレー中はクールですが、周囲をよく見ている選手でもあります。
福田監督と栗林の会話を聞いてショックを受けた阿久津に対し、その後の練習で山田はこう声をかけています。阿久津、おまえ今日調子悪くね、集中してないぞ、どう見ても。
言い方はそっけないのですが、後輩の変化に気づいて拾いにいっています。プレーを見ているだけでは分からない部分です。
247話「最後の晩餐」では、山田・義経・志村・小早川・馬場・二階堂という3年生のメンバーで食事をする場面が描かれます。私服姿で友人とはしゃぐ表情は、試合中とはまるで別人です。この落差があるから、ピッチ上の速さが際立ちます。
僕はこう読む
山田豊という選手は、葦人が最後まで追いつけないまま卒業していく先輩として置かれていると思っています。
アオアシには、追い越される先輩が何人も出てきます。けれど山田は追い越されません。3年で代表に入り、トップに上がって去っていきます。
努力すれば必ず届く、という話にしていないところが、この作品の誠実さだと読んでいます。
成宮監督が山田と葦人の並びを歪だと言ったのも、同じ線の上にあります。強い先輩の隣に置かれた1年生は、そのままでは穴です。
山田は、葦人が越える相手ではなく、基準として提示された選手なのだと思います。
まとめ|山田豊をどう読むか
山田豊はエスペリオンユース3年の右サイドバック。福田監督の評は「攻撃型SBの極み」です。
実力を示す材料は、この4つで足ります。
- 評は猪突猛進型・攻撃型SBの極み
- 234話のソールストップ&ゴーで、走り出しからほぼトップスピード
- 青森星蘭戦が葦人との初のSBコンビ。相手監督はそこを狙い目と見ていた
- U-18日本代表に選出され、トップチームへの昇格も決定
僕はこう読む
葦人の反応が「悔しいとも思えない」だったところに、この選手の位置が出ていると思います。
葦人は基本的に負けん気で進んできた選手です。劣ると分かれば、盗んででも埋めようとする。
その葦人が、悔しさすら湧かなかった。
アオアシには追い越される先輩が何人も出てきますが、山田は追い越されません。3年で代表に入り、トップに上がって卒業していきます。それを越えられない壁と読むか、葦人が進む先に置かれた目印と読むかで、この先輩の意味が変わってきます。
——あなたは山田豊という選手を、葦人が越えられなかった壁だと思いますか。それとも、進む先に置かれた目印だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
山田豊は234話のプレーと青森星蘭戦の起用が見どころです。エスペリオンでの立ち位置から確認しておきます。
Q. アオアシの山田豊はどんな選手ですか?
A. エスペリオンユース3年の右サイドバックです。福田監督から攻撃型SBの極みと評され、U-18日本代表にも選ばれています。
Q. 山田豊の読み方は何ですか?
A. やまだゆたかです。葦人の2つ上の学年で、ジュニアユースからの昇格組にあたります。
Q. ソールストップ&ゴーとはどんな技ですか?
A. 足の裏でボールを止め、同じ足の裏で蹴り出して走り出す技です。234話の青森星蘭戦で、山田が走り出しからほぼトップスピードに乗せています。
Q. 山田豊はトップチームに昇格するのですか?
A. します。義経や志村とともに昇格が決まっており、記者会見も開かれました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年8月21日


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