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ジャック・ザ・リッパーとは何者なのか
結論から言うと、ジャック・ザ・リッパーは19世紀のロンドンを恐怖に陥れた連続殺人鬼で、ラグナロク第4回戦の人類代表です。神代表ヘラクレスと戦い、勝ちました。
アニメの声優は杉田智和さんです。異名は「霧の殺人鬼」。モノクルをかけた老紳士の姿で現れ、人の感情を色で見る右目と、戦乙女フレックが変わった手袋を武器に、ギリシャの英雄を倒しました。
この記事でわかること
- ジャックの声優と、原作・アニメの何巻何話か
- 能力と神器、偽物の神器を使った嘘
- 第4回戦・ヘラクレス戦の流れと勝敗
- 勝ったのに「自分の負け」と認めた理由と、その後
- 殺人鬼になった過去と母親
- 実在した切り裂きジャックと、スピンオフ「事件簿」
ジャックのプロフィール
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 何者か | 19世紀ロンドンの連続殺人鬼。ラグナロク第4回戦の人類代表 |
| 異名 | 霧の殺人鬼 |
| 声優 | 杉田智和さん(少年期は海弓シュリさん) |
| 能力 | 右目で人の感情を色として見る |
| 神器 | 戦乙女の十一女フレックが変わった手袋。触れた物を神器に変える |
| 対戦相手 | 神代表ヘラクレス |
| 勝敗 | ジャックの勝ち。試合時間26分57秒、決まり手「Dear GOD」 |
| 原作 | 5巻で開戦、7巻で決着 |
| アニメ | 第2期の1〜5話(Netflixで2023年1月26日配信) |
| スピンオフ | 『終末のワルキューレ奇譚 ジャック・ザ・リッパーの事件簿』 |
声優は杉田智和さん
アニメ『終末のワルキューレ』でジャックを演じているのは、杉田智和さんです。少年時代のジャックは海弓シュリさんが演じています。
ジャックが本格的に戦うのは第2期からです。第2期の前編は2023年1月26日にNetflixで配信され、テレビでは2023年4月からTOKYO MXほかで放送されました。紳士らしい丁寧な口ぶりのまま、相手を挑発し、笑いながら神を追い詰める声が、この人物の不気味さをそのまま形にしています。
能力は「感情を色で見る右目」
ジャックの右目は、人の感情を色として見ることができます。憎しみや怒り、悲しみの色を見分けて、幼いころから危険を避けて生きてきました。ヘラクレス戦でモノクルが割れたとき、左右の目の色が違うことが分かります。ジャック自身は、この力を神がくれたたった1つの贈り物だと喜んでいます。
この右目は、戦いの中では相手の心の動きを読む道具になります。ヘラクレスが怒っているのか、迷っているのか。それが色で見えるから、ジャックは挑発と嘘を重ねて、相手の怒りを自分の有利に変えていけました。
神器はフレックの手袋。偽物の神器で最後まで騙した
ジャックの神器を作ったのは、戦乙女の十一女フレックです。名前は「武器をガチャつかせる者」を意味します。フレックは殺人鬼と組むのを嫌がって拒みましたが、目の前に現れたジャックに見つめられて心を恐怖に染められ、無理やり神器に変えられてしまいました。
本当の神器は両手の手袋で、触れた物を何でも神器に変えます。ジャックはこれを隠すため、巨大な金鋏を「神器だ」と言って振るい、それが壊されると、今度は「本当の神器は腰の2つの袋だ」と打ち明けてみせました。袋から出した物に手袋で触れて武器にしていたので、ヘラクレスは最後まで本物を見抜けませんでした。
| 見せたもの | 本当は |
|---|---|
| 巨大な金鋏 | 「これが神器だ」と言って振るった囮。ヘラクレスの力で簡単に壊される |
| 腰の2つの袋 | 「本当の神器はこれだ」と打ち明けた嘘 |
| 両手の手袋 | 本物の神器。触れた瓦礫・建物・自分の血まで神器に変える |
僕はこう読む
ジャックの神器が「何でも武器になる手袋」なのは、この男の生き方そのものだと思っています。
貧しい街で、手に触れるものは何でも使って生き延びてきた。
英雄は鍛えた武器で戦い、ジャックはその場にあるもので戦う。
ヘラクレスとの差は力ではなく、生まれ育った世界の差として描かれていると読んでいます。
第4回戦・ヘラクレス戦の流れ
第3回戦で佐々木小次郎がポセイドンを倒し、人類が初めて勝ちます。怒ったゼウスたちは、出場しようとしていたシヴァを止め、この借りはギリシャの神々で返すと宣言しました。出てきたのが、人間を愛する英雄ヘラクレスです。
ヘラクレスの正直すぎる性格をよく知るブリュンヒルデは、その相手を最初から決めていました。ゲルに見せた人物の画面に映っていたのがジャックで、ブリュンヒルデは彼を「人類の中で一番キライなクソ中のクソのゲボカス野郎」とまで呼んでいます。それでも、ヘラクレスに勝てるのはこの男だと読んでいました。
| 場面 | 何が起きたか |
|---|---|
| 舞台 | ジャックの申し出で、闘技場が19世紀ロンドンの街並みに変わる。神側も受け入れる |
| 罠と話術 | ピアノ線とアンカー付きの二丁拳銃で街を飛び回り、挑発でヘラクレスを怒らせる |
| 傘とナイフ | ヘラクレスの一撃を傘で受け流し、投げたナイフの軌道を変える。観戦していたロキも感心する |
| 時計台 | 神器にした時計台の針で、ヘラクレスの腕を斬り落とす |
| ヘラクレスの本気 | 「十二の災禍と罪過」で全身に入れ墨を広げながら、最後の御業「冥界より出でし厄災」で追い詰める |
| 決着 | 自分の血を塗った手袋を神器に変え、手刀「Dear GOD」でヘラクレスの胴を貫く |
勝負が決まったかに見えた瞬間、ヘラクレスの胴を先に貫いていたのはジャックの両手でした。ヘラクレスにはまだ一撃を返す力が残っていましたが、その腕でジャックを抱き、「それでも人間が好きだ」と笑って消えていきます。人類にとっての2勝目でした。
原作は何巻何話、アニメは何話か
第4回戦は原作5巻で始まり、7巻で決着します。アニメでは第2期の1話「正義VS悪」から5話「鎮魂」までがこの試合で、6話で試合のあとが描かれます。
勝ったのに「自分の負け」と認めた理由
ジャックが戦った理由は、神が死ぬときにどんな色に染まるのかを見たかったからでした。けれどヘラクレスの色は、死ぬまで少しも変わりませんでした。試合に勝ちながら、ヘラクレスの心を恐怖に染めることはできなかった。ジャックはそれを悟り、自分の負けを認めます。
神器の姿から戻ったフレックは、ジャックが胸に感じていたものは「哀しみ」だと告げ、哀れな男だと言い残して去ります。ジャックは、もう一度ヘラクレスに会えるなら会いたいと願いながら、静かに闘技場を後にしました。
その後、ジャックは死亡したのか
ジャックは死亡していません。勝った人類代表として、その後も物語に姿を見せます。第6回戦の前には、毘沙門天たちに問い詰められていた戦乙女ゲルの前に、手当てを受けていたジャックが現れ、紅茶をすすめて追い払いました。全身の傷を心配するゲルに、ジャックは戦ったヘラクレスの面影を重ねて送り出しています。フレックはこのあとも、ジャックの相棒として行動を共にします。
殺人鬼になった過去と母親
ジャックは、ロンドンの宿で娼婦の母親と暮らしていました。ゴミ箱の残り物をあさり、盗みもしながら生きる日々で、支えは母親の優しい色でした。母親の色が見たくて、つらいことにも耐えてきた子どもです。
ジャックは、母親が将来を約束した演出家の客とのあいだに生まれた子でした。母親はその男が戻ってくると信じて待っていましたが、男が若い女と結婚すると知った日に、心が壊れます。「産むべきではなかった」とジャックを罵り、殺そうとしました。
もみ合いのなかで、恐怖に染まっていく母親の色を見たジャックは、それを美しいと感じてしまいます。母親を手にかけ、続けて父親かもしれない演出家の男も殺し、その帽子を奪って街の雑踏へ消えました。そこから、死の間際の色を見るための殺人が始まります。
僕はこう読む
ジャックが探していたのは、恐怖の色ではなく、変わらない色だったのだと思っています。
母親の優しい色は、ある日いきなり憎しみに変わりました。
ヘラクレスの色は、殺されても変わらなかった。
ジャックが最後に戸惑ったのは、生まれて初めて「変わらない愛」を見てしまったからだと読んでいます。
強さの正体は「悪意」と下準備
ジャックには、呂布やアダムのような一撃必殺の技はありません。それでもヘラクレスを倒せたのは、戦う前から勝負を組み立てていたからです。闘技場を自分の育ったロンドンに変えさせた時点で、街そのものが罠になっていました。
そして何より、ジャックは最後まで止まらない悪意を持っていました。ブリュンヒルデがジャックを選んだのは、体も力もヘラクレスに及ばないなか、この悪意だけは英雄に勝ると見抜いたからです。正直すぎるヘラクレスは、嘘と挑発の前で隙を見せる。その読みが当たりました。
正体は実在した切り裂きジャック
モデルになった切り裂きジャックは、1888年のロンドン・ホワイトチャペル周辺で娼婦を次々に殺害した、実在の連続殺人犯です。8月31日にメアリー・アン・ニコルズの遺体が見つかったのを最初の事件として、犠牲者は5人とされています。犯人は捕まらず、事件はいまも未解決で、本当の名前も年齢も分かっていません。「ホワイトチャペルの殺人鬼」「レザー・エプロン」とも呼ばれました。
作中のジャックも、本名や年齢は語られていません。見た目は老紳士ですが、それが何歳の姿なのかは明かされず、正体の分からない殺人鬼という史実の空白を、そのまま人物の不気味さに使っています。
スピンオフ『ジャック・ザ・リッパーの事件簿』
ジャックを主人公にしたスピンオフが、『終末のワルキューレ奇譚 ジャック・ザ・リッパーの事件簿』です。作画はイイヅカケイタさんで、『月刊コミックゼノン』2022年12月号から連載されています。単行本は2026年7月17日の時点で11巻まで出ています。
舞台は19世紀末のロンドンです。「死の芸術家」と呼ばれる英国紳士ジャック・スミスが、ほかの連続殺人鬼や闇の組織マザーグースと戦う物語で、本編では語られなかったジャックの生い立ちや名前の由来が描かれていきます。
まとめ|英雄に勝って、英雄の色に負けた男
ジャック・ザ・リッパーは19世紀ロンドンの連続殺人鬼で、ラグナロク第4回戦の人類代表です。声優は杉田智和さん。感情を色で見る右目と、触れた物を神器に変えるフレックの手袋で、原作7巻・アニメ第2期5話でヘラクレスに勝ちました。
押さえておくなら、ジャックは勝ったのに、ヘラクレスの心を変えられず自分の負けを認めたということです。
まだ開いている点もあります。ジャックの右目の力がいつ、なぜ目覚めたのかは本編でははっきり描かれておらず、その答えは事件簿の側で描かれていく途中です。
僕はこう読む
ブリュンヒルデがジャックを選んだのは、人類で最悪の男なら、人間を愛しすぎる英雄の隙を突けると読んだからです。
その読みは当たりました。けれど試合のあと、変わったのはヘラクレスではなくジャックのほうでした。
傷ついた戦乙女を紅茶で守る姿に、それが出ていると思っています。
だから私は、第4回戦を「悪が英雄に勝った試合」ではなく、英雄が悪人の心を一つだけ変えた試合として読みたいと思っています。
——あなたは、第4回戦の本当の勝者を、ジャックだと思いますか。それとも、色を変えなかったヘラクレスだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
ジャックは声優と勝敗、何巻何話かがよく聞かれます。第4回戦の決着から答えます。
Q. ジャック・ザ・リッパーの声優は誰ですか
A. 杉田智和さんです。少年時代は海弓シュリさんが演じています。
Q. ジャック・ザ・リッパーとヘラクレスはどちらが勝ちましたか
A. ジャックの勝ちです。試合時間26分57秒、決まり手は「Dear GOD」でした。
Q. 第4回戦は何巻・アニメの何話ですか
A. 原作は5巻で始まり7巻で決着します。アニメは第2期の1〜5話です。
Q. ジャックは死亡しましたか
A. 死亡していません。勝ったあとも、第6回戦の前に戦乙女ゲルを助ける場面で登場します。
Q. ジャックの神器は何ですか
A. 戦乙女の十一女フレックが変わった手袋です。触れた物を何でも神器に変えられます。
Q. スピンオフの事件簿とは何ですか
A. ジャックが主人公の『終末のワルキューレ奇譚 ジャック・ザ・リッパーの事件簿』です。19世紀末のロンドンを舞台に、2026年7月時点で11巻まで出ています。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月18日


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