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幕之内一歩の戦績はどうなのか
結論から言うと、幕之内一歩の通算戦績は26戦23勝3敗です。23勝のすべてがKO決着で、日本フェザー級王座の防衛は8度を数えます。
その一歩が現役を退いたのは、2018年1月24日発売号でのことでした。理由はパンチドランカーの自覚症状です。
この記事でわかること
- 通算戦績と防衛回数
- 引退を決めた検査結果
- ゲバラ戦が引き金になった流れ
- セコンドとして戻るまで
- サウスポーを覚えた現在地
戦績の内訳
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 通算戦績 | 26戦23勝3敗 |
| KO勝ち | 23(勝ち星のすべて) |
| 日本フェザー級王座 | 防衛8度 |
勝った試合が全部KOというのが、一歩の戦績のいちばんの特徴です。判定勝ちが一つもありません。
防衛8度という数字も、日本王座としては重い記録です。
僕はこう読む
23勝すべてKOという数字が、そのまま引退の理由でもあると思っています。
倒して終わらせる選手は、倒されるまで打ち合います。
判定に逃げない代わりに、被弾も全部受けてきました。
ミゲルが鴨川に言った「長所は短所、君達は不幸になる」が効いてきます。
デンプシーロールは、当てるために撃たれる技です。
戦績表がきれいなほど、脳への負担が積み上がっている。
数字だけで結末が読める選手は、そう多くありません。
ゲバラ戦が引き金になった
一歩の迷走が決定的になったのが、ゲバラ戦の敗戦です。
もともとパンチドランカーの疑いはありましたが、この一戦はゴンザレス戦とはまったく違う負け方でした。曲者のゲドーに勝ったあとで、初めてのサウスポー相手だったことを差し引いても腑に落ちません。
負ける要素が見当たらない相手に、はっきりと敗れています。
思い返せば、伏線は前からありました。インドネシア王者ウォーリー戦のあと、トレーナーのミゲルが鴨川に「長所は短所、君達は不幸になる」と伝えています。
ゴンザレス戦で戦う一歩を見る鴨川会長の頭にも、この言葉が何度もよぎっていました。
ゴンザレス戦のあと、一歩は友人で漫画家の梅沢の手伝いをします。そこでは線が真っすぐ引けず、鷹村からも弱くなった、壊れているといった言葉が出ていました。
引退の決断
一歩が現役引退を宣言したのは、2018年1月24日発売の週刊少年マガジン掲載分です。
検査の結果は「現在は健康」でした。ただし同時に「非常に危険な状態」とも診断されています。
引退後の一歩は、実家の釣り船屋を手伝う日々に入りました。
恋人で間柴の妹である久美も、穏やかに過ごしています。母親は「一歩はまたいつか冒険に出る」と話しますが、久美は絶対に反対だと言い張りました。
それでも、現役当時の爽快さはあまり感じられません。
セコンドとして戻るまで
その一歩を訪ねたのが、鴨川ジムのトレーナー篠田でした。
持ちかけたのは、セコンドとしてリングに戻らないかという誘いです。大きく揺らいだ一歩は、自分で答えを出して復帰を決めました。
2人の高校生のトレーナーとなり、最高のセコンド、最高のトレーナーになることを目標に鴨川ジムへ戻ります。
セコンドとしての一歩は、相手の長所と短所を研究する立場に回りました。青木村や板垣を担当しながら、ボクシングを別の角度から見ることになります。
そのうちミット打ちでも、会長に強くなったのではと思わせるほどになっていきました。
僕はこう読む
セコンドに回った一歩が、いちばん伸びているのが面白いところです。
現役のときは、殴られながら覚えるしかありませんでした。
いまは殴られずに、相手の癖だけを見続けています。
減量に付き合い、作戦を組み、リングの外から声を出す。
この期間に身につけたものは、被弾ゼロで手に入った経験です。
引退が回り道ではなく、別の練習になっている。
だから復帰の話が出るたびに、読者が期待してしまいます。
サウスポーを覚えた現在
そして近年の一歩は、サウスポーを習得しています。
目的は、間柴了の世界戦に向けたスパーリングパートナーを務めることでした。相手役として、仮想マーカス・ロザリオを演じるためです。
この期間の一歩は、間柴を相手に連打まで見せています。セコンドとして入ったはずの人が、世界戦仕様の相手役をこなしている状態です。
リングに未練はあっても、復帰にはパンチドランカーの疑いが立ちはだかります。それでも一歩は、いまも拳を鍛え続けています。
ライバルたちの現在地
一歩の戦績で最後まで空欄なのが、宮田一郎との対戦です。
宮田は東洋太平洋フェザー級チャンピオンで、一歩の入門テスト時のスパーリング相手でした。デンプシーロールの最大の天敵である、カウンターの名手でもあります。
新人王時は宮田の敗退、その後も試合が内定しかけては宮田の怪我で流れました。延期を伝えた宮田は、父の因縁のある相手を優先したことを一歩に土下座して謝っています。
もうひとりのライバル千堂武士は、ゴンザレス戦を求めて単身メキシコへ乗り込みました。
そこで無敗のチャンピオン、リカルド・マルチネスとスパーリングをしています。結果はダウンを奪うほどの内容でした。
僕はこう読む
一歩の戦績表で空いている枠が、宮田の名前だけです。
26戦のどこにも、この名前が入っていません。
入門テストのスパーリングが、最初で最後の打ち合いでした。
新人王で流れ、内定して流れ、怪我で流れ続けています。
ここまで引っ張ったからには、埋めずに終わる選択もあり得ます。
戦績表に載らないカードのほうが、読者の記憶に残る。
そういう終わり方を、作者は選べる位置にいると思っています。
まとめ
幕之内一歩の通算戦績は26戦23勝3敗です。勝ち星の23がすべてKOで、日本フェザー級王座は8度防衛しました。
引退を宣言したのは2018年1月24日発売号で、理由はパンチドランカーの自覚症状です。検査の診断は「現在は健康」、しかし「非常に危険な状態」でした。
その引き金になったのがゲバラ戦の敗戦です。ミゲルが鴨川に伝えた「長所は短所、君達は不幸になる」が、そのまま現実になっています。
いまの一歩はセコンドとして鴨川ジムに戻り、サウスポーまで覚えました。間柴の世界戦に向けた、仮想マーカス・ロザリオ役です。
僕はこう読む
26戦という数字を、少ないと感じるかどうかで読み方が変わります。
いじめられていた高校生が、日本王座を8度守りました。
そのうえで、脳を守るために自分から降りています。
努力して強くなった人が、努力の代償で辞めるという結末です。
だから復帰を願う声が、いまも消えません。
戦績表がきれいなまま終わることに、耐えられない読者が多い。
サウスポーを覚えた現在地は、その願いに作者が置いた返事だと読んでいます。
戦績はいまも26戦のままです。27戦目が書き足されるかどうかが、この作品に残った最後の空欄になります。
——あなたは一歩の27戦目は実現すると思いますか。それとも26戦のまま終わるべきだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
26戦23勝3敗という戦績と、2018年の引退宣言。この2つを押さえると、いまの一歩の立ち位置が分かります。
Q. 幕之内一歩の戦績はどうなっていますか。
A. 通算26戦23勝3敗です。勝ち星の23はすべてKOで、日本フェザー級王座を8度防衛しました。
Q. 一歩はいつ引退したのですか。
A. 2018年1月24日発売の週刊少年マガジン掲載分で引退を宣言しています。
Q. 引退の理由は何ですか。
A. パンチドランカーの自覚症状です。検査では「現在は健康」だが「非常に危険な状態」と診断されました。
Q. 一歩はいま何をしていますか。
A. 鴨川ジムのセコンドです。サウスポーを覚えて、間柴のスパーリング相手も務めています。
Q. 宮田一郎との試合はありましたか。
A. 実現していません。入門テスト時のスパーリング以外で、拳を交えたことがありません。
Q. 千堂武士はいまどうしていますか。
A. 単身メキシコへ渡り、無敗のリカルド・マルチネスとのスパーリングでダウンを奪っています。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月18日


宮田に関して言えば、このまま一歩に拘ってもはやフェザー級にとどまれない体型のまま身を削って戦うより、いっそ適正と思われるライト級にまであげて間柴とのタイトル戦の方が興味あるまである。むろん「世界」の