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魔都精兵のスレイブの東家とは何なのか
結論から言うと、東家は魔防隊の歴史と深くつながる名門で、いまの当主は65話の「東の晩餐」を勝ち抜いた東風舞希(あずま ふぶき)です。
総組長を出し、優秀な隊員を何人も送り出してきた一族です。本家は多摩川クナドのすぐそばにあり、掲げる理念は「東は強大たるべし」。作中に出てきた東家の人間は9人で、そのうち5人が直系、4人が分家から迎えられた養子です。
主人公・和倉優希と同じ七番組にいる東日万凛(ひまり)も、この家の三女です。名字が全員「東」なので、誰が誰の娘で、誰が養子なのかが分かりにくい一族でもあります。ここでは9人を一覧にしたうえで、当主を決めた東の晩餐と、そのあと家がどう変わったかまでを追っていきます。
この記事でわかること
- 東家の9人の続柄・所属・能力・声優(一覧表)
- 直系と分家を名前で見分ける方法と、家系図
- 当主の東風舞希と、前当主の東海桐花がどんな人か
- 65話の東の晩餐で、誰が誰とぶつかったか
- 晩餐のあと、実力主義をやめた東家がどう変わったか
東家の9人を一覧で見る
まず、作中に出てきた東家の人間を全員並べます。上の5人が直系、下の4人が分家の出身です。
| 名前 | 続柄・所属 | 能力 | 声優 |
|---|---|---|---|
| 東海桐花(とべら) | 前当主。風舞希の母で三姉妹の祖母。元総組長で、いまは九番組の平の組員 | 東の星霜(うたかた)。生命力を吸い、分ける | 井澤詩織 |
| 東風舞希(ふぶき) | 現当主。九番組組長。三姉妹の母 | 太陽を穿つ槍(サンセット)。伸び縮みする十文字槍 | ゆかな |
| 東麻衣亜(まいあ) | 長女。九番組副組長 | 足手荒神(おおいなるもの)。巨大な両手を操る | 前田佳織里 |
| 東八千穂(やちほ) | 次女。六番組副組長 | 東の辰刻(ゴールデンアワー)。時間を5秒止めるか戻す | 稗田寧々 |
| 東日万凛(ひまり) | 三女。七番組副組長 | 青雲の志(ラーニング)。他人の能力をコピーする | 宮本侑芽 |
| 東誉(ほまれ) | 分家出身。風舞希の養子。九番組の組員 | 行雲流水(パイソン)。先に入力した動きを体に実行させる | 根本優奈 |
| 東弓奈(ゆみな) | 分家出身。風舞希の養女 | 武器は弓矢 | 中野さいま |
| 東空子(そらこ) | 分家出身。海桐花の養子で風舞希の義姉妹。警察の対能力犯罪専門の特殊部隊 | 異能を込めた花札 | 金田愛 |
| 東竹美(たけみ) | 分家出身。海桐花の養子で風舞希の義姉妹。空子と同じ特殊部隊 | 強化された拳 | 弘松芹香 |
魔防隊の中では、九番組が東家の組です。組長の風舞希、副組長の麻衣亜、組員の誉と海桐花が並びます。外に出ているのは、六番組の八千穂と七番組の日万凛の2人。八千穂は修練のために、日万凛は家を出たあとに羽前京香に拾われて、それぞれ別の組にいます。
「東家 父親」と調べる人も多いのですが、三姉妹の父親、風舞希の夫にあたる人物は、ここまで作中に出てきていません。東家は、祖母・母・娘の女系で描かれている一族です。
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9人を並べると、能力の向きがきれいに分かれているのに気づきます。
海桐花は吸う、風舞希は貫く、麻衣亜は掴む、八千穂は時間を巻き戻す。日万凛だけが、他人の力を借りる能力です。
自分の力で強くあれ、という家で、ひとりだけ借り物で戦う娘がいる。日万凛が「落ちこぼれ」と呼ばれたのは結果が出なかったからですが、能力の形そのものが、家の理念とかみ合っていなかったのだと思っています。
直系は「漢字3文字」、分家はそれ以外
家系図をひと目で読むコツがあります。東家の本家の人間には、漢字3文字の名前が与えられます。海桐花・風舞希・麻衣亜・八千穂・日万凛の5人がそうです。
名前が3文字でない誉・弓奈・空子・竹美は、分家の生まれです。東家には分家の子でも優秀なら本家の養子に迎え、子ども同士で競わせて実力を高めるというやり方がありました。空子と竹美は海桐花の代で、誉と弓奈は風舞希の代で迎えられています。
東家の家系図
- 海桐花(前当主)──養子に空子・竹美
- └ 風舞希(海桐花の実の娘・現当主)──養子に誉・弓奈
- └ 麻衣亜(長女)・八千穂(次女)・日万凛(三女)
競わせる仕組みは一族を強くしましたが、代わりに親族どうしの確執を増やし、子どもたちを歪ませました。分家の誉が幼いころ日万凛をいじめていたのも、この構造の中で起きたことです。
当主・東風舞希はどんな人か
現当主の風舞希は、九番組組長で、三姉妹の母です。海桐花の実の娘にあたります。身長171cm、誕生日は4月16日、血液型はA型。年齢の数字は出ていません。
能力は太陽を穿つ槍(サンセット)。伸び縮みする十文字槍を出して、伸縮を連続させた刺突を何度も繰り出します。出力を上げるほど届く距離が伸び、敵を倒すほど槍も強くなっていく力です。日万凛の能力で作ったミサイルの群れを、1割ほどの出力で撃ち落としたこともあります。
口数が少なく表情もあまり変えませんが、好物はうどんで、香川県まで作り方を習いに行ったほど。料理は優希が舌を巻く腕前で、機械の扱いだけは苦手です。強面の当主と家庭的な母の顔を、両方持っている人です。
結果を出せない日万凛には厳しく、未熟なまま魔防隊で戦い続けるなら母として仕留める、とまで言っていました。親子の仲は、晩餐の前まで良くありませんでした。
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風舞希の槍が「倒すほど強くなる」力なのは、実力主義の家の当主にいちばん似合う能力だと思っています。
それなのに本人は、その実力主義を内心では嫌っていました。家の理想をいちばん体現した能力を持つ人が、家の理想にいちばん疑いを持っていたわけです。
うどんを習いに香川まで行く母の顔は、勝つための顔ではありません。当主の座を取りにいった理由は、強さより先に、こちらの顔にあったように見えます。
前当主・東海桐花は元総組長
晩餐の前まで当主だったのが、風舞希の母、三姉妹の祖母にあたる東海桐花です。かつて魔防隊の総組長を務めた実力者ですが、面倒くさがりな性格で、いまは九番組の平の組員をしています。
能力は東の星霜(うたかた)。他人から生命力を吸い取り、蓄えた生命力を分けて治したり、武器にしたりできます。高齢なのに、草花から生命力を吸って中学生くらいの少女の姿を保っているので、見た目だけなら東家でいちばん若く見えます。
豪胆でギャンブル好き。「〜じゃ」という口調は、溺愛されて育った八千穂にうつっています。優希の潜在能力に目を付け、東家に引き込みたいと狙っている人でもあります。
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海桐花の能力が「他人から吸って、自分が若いまま続く」形なのは、偶然ではないと思っています。
分家の子を迎えて競わせ、その強さで家を保つ。東家のやり方そのものが、外から吸って長く続く仕組みでした。
その人のあとを継いだ風舞希は、最初に吸うのをやめました。能力と家の方針が、同じ向きで描かれている一族です。
三姉妹と分家4人の立ち位置
当主と前当主以外の7人も、東家の中での立ち位置だけ短く押さえておきます。
| 名前 | どんな立場か |
|---|---|
| 麻衣亜 | 眼鏡のクールな長女で、趣味は大会に出られる腕前のゲーム。晩餐では当主を狙わず、母の側で妹たちを押さえた |
| 八千穂 | 一人称は「私様」。日万凛を見下すようでいて重度のシスコンで、殺された日万凛を時間を戻して2度救った |
| 日万凛 | 18歳。実家で落ちこぼれと呼ばれ、家を出て京香のもとで鍛えた。優希と組んで戦う |
| 誉 | 眼帯にパンクファッションのデータ収集型。本家への劣等感から、幼い日万凛をいじめていた |
| 弓奈 | 弓矢を使う少女。晩餐では空子・竹美と組み、母の風舞希を狙った |
| 空子・竹美 | 魔防隊ではなく警察の特殊部隊にいる2人。花札と拳で戦う |
東家の人間がみな魔防隊にいるわけではありません。空子と竹美のように、警察の対能力犯罪専門の特殊部隊で働く者もいて、一族は魔都と現世の両方に散らばっています。
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三姉妹のうち、母のいる九番組に残ったのは長女の麻衣亜だけです。
次女は修練のために外へ、三女は家に見切りをつけて外へ出ました。3人の居場所が、そのまま東家との距離になっています。
家から遠い順に、日万凛、八千穂、麻衣亜。そして晩餐でいちばん大きく変わったのも、いちばん遠くにいた日万凛でした。
東の晩餐とは何だったのか
東の晩餐は、東家の次の当主を決めるバトルロイヤルです。言い出したのは海桐花でした。一番組で冥加りうが弟子の多々良木乃実(たたら このみ)に組長の座を譲ったのを見て、東家も代替わりしようと考えたのが始まりです。
- 継承権は血族の関係者すべてにあり、全員が異空間で戦う
- 扉に1人ずつ入り、ばらばらの位置から始まる
- 戦闘不能かギブアップで失格。最後に残った1人が当主
- 参加者どうしの共闘も認められている
晩餐の中で起きたぶつかり合いを、話の順に並べます。
| 組み合わせ | どうなったか |
|---|---|
| 麻衣亜 対 誉 | 序盤、見えない巨大な手で誉を拘束する(59話) |
| 弓奈・空子・竹美 対 風舞希 | 分家の3人が組んで母を狙う。弓奈は麻衣亜に気絶させられ、空子と竹美は風舞希に敗れる |
| 日万凛・優希 対 誉 | 日万凛を狙った誉が、日万凛と優希の反撃に敗れる |
| 麻衣亜 対 八千穂 | 日万凛を助けに行こうとした八千穂を、麻衣亜が押さえる |
| 日万凛・優希 対 風舞希 | 母の挑発で日万凛の能力が覚醒。日万凛が限界で気を失い、八千穂と麻衣亜がギブアップして、65話で風舞希が当主に決まる |
決め手になったのは、風舞希の挑発でした。京香をあえて侮辱して日万凛を怒らせ、その怒りで日万凛の才能が開きます。劣化して使い物にならなかったコピー能力を、組長格のものから次々と実戦で使えるところまで引き上げたのです。風舞希はそれを見て、京香への侮辱を取り消しました。
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風舞希は、娘を倒しにいったのではなく、娘を起こしにいったと思っています。
勝つだけなら、落ちこぼれと呼ばれていた日万凛をいちばん先に落とせば済みました。わざわざ京香の悪口を言って怒らせたのは、日万凛がいちばん力を出す相手が誰か、母が分かっていたからです。
そして覚醒を見届けてから、侮辱を取り消している。厳しい母の顔のまま、最後まで娘の試験官をしていた晩餐でした。
晩餐のあと、東家は実力主義をやめた
当主になった風舞希は、「東は強大たるべし」の理念は残したまま、実力主義をなくして仲良くしていくと宣言しました。本心では、母の海桐花が進めてきた実力主義を良く思っておらず、家族と仲良くしたかった人です。当主になるまでは、それを我慢していました。
宣言の直後には、母の海桐花も下しています。力で上に立った人が、その力で家の方針を変えた形です。日万凛とは稽古をつける仲になり、親子の関係も変わっていきました。分家の誉も、実力主義がなくなってから態度がやわらいでいます。
家族がそろって戦う場面も描かれるようになりました。八雷神との全面戦争に入った185話では、八千穂が時間を何度も戻して壌竜の心臓の位置を探り当て、母の風舞希の一撃につなげています。競わされていた家族が、同じ敵に向かって力を重ねた場面です。
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実力主義をやめると言ったのは、実力主義のルールで最後まで勝ち残った人でした。ここがこの一族の決着のいちばん上手いところだと思っています。
負けた人が言えば言い訳ですが、全員を倒した人が言うと制度になります。
外から誰かが止めに来るのではなく、家のやり方で勝ってから、家のやり方を畳んだ。だから東家の和解は、甘く見えないのだと思います。
東家の人々はアニメのどこで見られるか
アニメ第1期(2024年1月〜3月)では、七番組の日万凛と、六番組との交流戦で出てくる八千穂が登場しました。東の晩餐が描かれたのは、2026年1月から3月まで放送された第2期『魔都精兵のスレイブ2』です。風舞希・麻衣亜・誉・海桐花・弓奈・空子・竹美も、この期で声が付いています。
2026年8月2日のスペシャルイベントでは、第3期の制作も発表されました。原作は少年ジャンプ+で連載中で、10月3日配信の188話のあと休載に入り、189話は11月14日に再開する予定です。
まとめ|東家は「強さで続いた家」が「強さで変わった家」
東家は魔防隊とつながる名門で、当主は65話の東の晩餐を勝ち抜いた東風舞希です。
- 作中に出てきたのは9人。直系5人は漢字3文字の名前で、分家4人は養子
- 前当主は祖母の海桐花。元総組長で、生命力を吸って少女の姿を保つ
- 当主の風舞希は九番組組長で、能力は太陽を穿つ槍(サンセット)。声優はゆかなさん
- 晩餐では日万凛が母の挑発で覚醒し、最後は風舞希が残った
- 当主になった風舞希は実力主義をやめ、家族の仲は良くなっていった
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東家でいちばん居場所が揺らいだのは、分家から迎えられた4人だと思っています。
誉も弓奈も空子も竹美も、競わせるために引き取られた子でした。競わなくてよくなった家で、その人たちは何者として残るのか。
誉が少しずつやわらいでいく姿は描かれていますが、弓奈や空子・竹美の気持ちはまだ多く語られていません。この家の話は、そこにまだ続きがあるように見えます。
実力主義をやめたことは、分家の4人にとって救いだったのか、それとも迎えられた理由がなくなることだったのか。東家の決着は、そこで読み方が分かれます。
——あなたは、実力主義をやめた東家は分家の4人にとって救いだったと思いますか。それとも、迎えられた理由がなくなったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
東家は9人とも名字が同じなので、当主の風舞希を軸に、続柄から答えておきます。
Q. 東家の当主は誰ですか。
A. 東風舞希です。65話の東の晩餐を勝ち抜いて当主になりました。それまでの当主は、風舞希の母で元総組長の東海桐花です。
Q. 東家の直系と分家はどう見分けますか。
A. 本家の人間には漢字3文字の名前が与えられます。海桐花・風舞希・麻衣亜・八千穂・日万凛が直系で、誉・弓奈・空子・竹美が分家の出身です。
Q. 東風舞希の能力と声優は何ですか。
A. 能力は伸び縮みする十文字槍を出す太陽を穿つ槍(サンセット)です。アニメの声優はゆかなさんです。
Q. 東日万凛たち三姉妹の父親は出てきますか。
A. 出てきていません。作中に出てきた東家の人間は9人で、三姉妹の父親、風舞希の夫にあたる人物は含まれていません。
Q. 東の晩餐とは何ですか。
A. 東家の次の当主を決めるバトルロイヤルです。異空間にばらばらに入って戦い、戦闘不能かギブアップで失格、最後に残った1人が当主になります。共闘も認められています。
Q. 東海桐花はなぜ見た目が若いのですか。
A. 能力の東の星霜(うたかた)で草花から生命力を吸い、若返っているためです。高齢ですが、見た目は中学生くらいの少女です。
当主の次は、時を戻す八千穂、母を守った東麻衣亜、養女の東弓奈へ。
時を戻す長女東八千穂とは何者?六番組副組長で日万凛の姉、時を5秒戻して妹を2度救った!八千穂の能力は時を5秒戻す東の辰刻です。
母を守った長女東麻衣亜の能力とは?巨大な両手で母を守り抜いた、九番組副組長の長女です!東麻衣亜は巨大な両手で母を守り抜いた九番組副組長です。
弓を使う養女東弓奈とは何者か?風舞希の養女で弓を使う分家、声優は中野さいま!東弓奈は風舞希の養女なのでしょうか?
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月3日


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