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フィゴ王ダントは死亡したのか?
結論から言うと、ダントが死亡した場面は描かれていません。855話で青華雲に首を射抜かれ、856話では即死を免れたものの意識を失った状態です。
ダントは山の民・フィゴ族の長で、フィゴ王と呼ばれる大男です。楊端和に惚れ込んで傘下に入り、橑陽ではトアクを一撃で倒し、犬戎王ロゾを壁に討たせました。そのダントが、趙攻略の武南平原で中華十弓の一位・青華雲の矢を受けます。この記事では、ダントが射られた855話と856話の中身、死亡説が広まった理由、初登場からの戦いぶり、楊端和への想いを順に見ていきます。
この記事でわかること
- ダントが青華雲に射られたのは78巻855話「慈悲なき弓矢」
- 856話で描かれたダントの状態と、死亡説が出回った理由
- 首を射られたダントが最後に言い残したこと
- 初登場の48巻518話と、トアク・ロゾとの戦い
- 楊端和に惚れ込んだフィゴ王の本音と、アニメの声優
- 射られたあとの言葉をどう読むか(カイの読み)
ダントの生死は何話で描かれたか
ダントが射られたのは趙攻略の武南平原です。いちばん知りたい答えは、856話の行にあります。
| 話 | ダントに起きたこと |
|---|---|
| 855話「慈悲なき弓矢」 | 鷹のカプロの鳴き声に顔を向けた瞬間、青華雲の矢に首を貫かれ落馬 |
| 856話「必殺の刺客」 | 即死は免れたが、意識を失った状態 |
| 857話「誉れ高き敵」 | 趙軍側が「楊端和とダントが倒れた」と知り、攻めに出る |
| 収録巻 | 855話・856話は78巻、857話は79巻 |
「ダント 死亡」と調べると、856話でダントが死んだと書いている記事も出てきます。けれど856話で描かれたのは、即死を免れて意識を失っている姿です。死亡を告げる場面も、遺体を運ぶ場面もありません。同じ矢の雨で楊端和も胸を射抜かれており、読者が二人の生死を同時に心配した回だったことが、死亡説が広まった理由でしょう。
855話、首を射られたダントが言い残したこと
武南平原で、ダントは楊端和軍の右を受け持っていました。空を飛ぶ相棒の鷹・カプロの声に目を向けた次の瞬間、矢が首を貫きます。相手は中華十弓の一位・青華雲でした。山の民は近い間合いの戦いには強い反面、遠くからの弓には備えが薄く、そこを突かれた形です。
血を吐きながら、ダントが側近のニムシに向けた言葉はこうです。
ニムシ 何をしている…バカ者… 早く…急げ…危うい…死王が… 知らせに走れ…凶悪な弓手が… あいつに迫ると…急げ… 楊端和を…死なせてはならんと
自分の傷のことは、ひと言も入っていません。首を射られた男が最初に口にしたのは、楊端和の身の危険でした。856話では、楊端和が胸を射抜かれながらも心臓をわずかにずらして致命傷を避けたことが描かれます。フィゴ族からの知らせが間に合ったことで、楊端和は命をつなぎました。
僕はこう読む
ダントはずっと「楊端和を自分の女にする」と言い続けてきた人です。
その人が首を射られて最初に言ったのが、「死なせてはならん」でした。
手に入れたい相手から、守りたい相手へ。言葉が一段深いところへ落ちています。
下ネタと豪快さで覆われていた本音が、いちばん苦しい場面でむき出しになった。
生死が描かれないまま置かれているのも、あの言葉を最後の台詞にしないためだと読んでいます。
ダントを射た青華雲とは
青華雲は、李牧が武南平原に連れてきた中華十弓の一位です。楊端和とダントを射たあと、次の標的を信に定めました。その青華雲は、79巻で飛信隊の蒼仁に討たれています。山の民が受けた矢の借りは、飛信隊の弓兵が返した形です。
ダントの状態がその後どう描かれるかは、楊端和軍が武南平原でどう持ちこたえるかと一緒に見ていくことになります。フィゴ族の長が倒れたことは、857話で趙軍側にも伝わり、右の戦場は苦しい流れに入りました。
フィゴ王ダントとは|早見表
| 項目 | ダント |
|---|---|
| 立場 | 山の民・フィゴ族の長。通称フィゴ王 |
| 初登場 | 48巻518話「戦地・橑陽」 |
| 見た目 | 顎の突き出た面をつけた巨躯。鷹のカプロを連れている |
| 武器 | 大矛 |
| 楊端和の呼び方 | 死王 |
| アニメの声優 | 藤沼建人 |
フィゴ族は、楊端和軍と何度も死闘を重ねた末に傘下へ入った大族です。敵の犬戎も、楊端和の直属部隊・バジオウ隊・メラ族と並べて、フィゴ族を際立った戦闘力の部隊として警戒していました。アニメ公式サイトの紹介でも、山の男たちを腕っぷしでねじ伏せていく楊端和の凛とした姿に惚れ込み、かつての遺恨を忘れて共に戦うようになった、と書かれています。
橑陽で見せた強さ|トアクは一撃、ロゾは壁に討たせた
橑陽の戦いで、ダント軍は主攻の一軍としてトアクの首を狙いました。兵を半数失いながらトアクの前まで辿り着くと、敵将の目の前に堂々と姿をさらして「大好機だぞ」と言い放ちます。激昂して斬りかかってきたトアクを、体に刃を受けながら「弱い」と一撃で倒しました。他の二軍がゴバとブネンの首に苦戦するなか、一番乗りです。
トアクを討ったあと、楊端和の危機を聞いて駆けつけると、そこには犬戎王ロゾの本軍と舜水樹の趙軍がいました。ダントは戦う前に、舜水樹へ楊端和の策の全貌をほのめかして、趙軍を戦場から離れさせています。
| 順番 | ロゾを倒した手順 |
|---|---|
| 1 | 自分が囮になり、二回り大きいロゾに押される |
| 2 | ロゾの馬の首を斬り落とし、落馬させる |
| 3 | 壁が背後からロゾを討つ |
僕はこう読む
ダントの強さは、腕力より手順に出ていると思っています。
トアクには刃を受けながらの一撃で、ロゾには囮と馬の首で勝っています。
相手ごとに勝ち方を変えて、しかも最後の手柄を壁に渡した。
豪快な猛将として覚えられている人ですが、戦場での判断はいちばん冷静な部類です。
その冷静さが、武南平原では自分より先に楊端和の身を案じる形で出たのだと読みました。
楊端和に惚れたフィゴ王の本音
ダントの動機は、最初から一貫しています。楊端和を自分の女にしたい、と公言してきました。フィゴ族が傘下に入った理由も同じで、バジオウには「女王があんな女でなかったなら貴様らを道連れに全滅するまで戦ったのだがなァ」と語っています。
ただし扱いは良くありません。角笛の音は趣味が悪いと言われ、下ネタには「うわーやっぱあいつひくなー」と引かれています。橑陽では、最大の武功を挙げた男を好きになると約束されていましたが、終わってみると曖昧にされました。報われない片想いを、ダントは笑いながら続けてきた人です。だからこそ、855話の言葉が重く響きます。
まとめ|ダントの死亡は描かれていない
フィゴ王ダントは、855話で青華雲に首を射抜かれ、856話で意識を失った姿までが描かれています。死亡した場面はありません。
ダントについて押さえておきたい事実を並べます。
- 78巻855話「慈悲なき弓矢」で、中華十弓の一位・青華雲に首を射抜かれた
- 856話「必殺の刺客」では即死を免れ、意識を失った状態
- 射られた直後、ニムシに「楊端和を死なせてはならん」と伝えさせた
- 初登場は48巻518話。トアクを一撃で倒し、ロゾを壁に討たせた
- 青華雲はのちに飛信隊の蒼仁に討たれている
僕はこう読む
橑陽では手柄を壁に渡し、武南平原では楊端和の命を先に案じました。
どちらも、自分より場の勝ちや相手の命を前に置いた動きです。
「自分の女にする」と言い続けた男の本音は、倒れる間際の「死なせるな」のほうにありました。
この一言があるから、ダントの生死を読者がこれほど気にしているのだと思っています。
856話で意識を失ったダントを、もう戦場に戻れない退場と見るか、フィゴ族の長としてまだ立ち上がる人と見るかで、武南平原の右の戦場の見え方がずいぶん違ってきます。
——あなたは、フィゴ王ダントがもう一度戦場に立つと思いますか。それとも855話の言葉が最後の見せ場だったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
フィゴ王ダントには、855話で射られた場面と、橑陽の勝ち方という二つの見どころがあります。その順に短く答えます。
Q. ダントは死亡したのですか?
A. 死亡した場面は描かれていません。855話で青華雲に首を射抜かれ、856話で即死を免れたまま意識を失った状態です。
Q. ダントを射たのは誰ですか?
A. 中華十弓の一位・青華雲です。同じ戦場で楊端和も胸を射抜かれましたが、致命傷は避けています。
Q. ダントは射られたあと何と言いましたか?
A. 側近のニムシに、凶悪な弓手が迫っていると楊端和へ知らせに走れ、楊端和を死なせてはならん、と伝えています。
Q. ダントの初登場は何話ですか?
A. 48巻518話「戦地・橑陽」です。そのまま楊端和軍の主攻の一軍を任されました。
Q. 犬戎王ロゾを討ったのはダントですか?
A. 討ったのは壁です。ダントが囮になってロゾの馬の首を斬り、落馬したところを壁が背後から討ちました。
Q. アニメのダントの声優は誰ですか?
A. 藤沼建人さんです。アニメ公式サイトのキャラクター紹介に名前があります。
相手ごとに勝ち方を変えた王です。一撃のトアクや囮のロゾ、惚れた楊端和も置きました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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