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韓の武将は誰なのか?
結論から言うと、韓の武将の代表は合従軍の総大将・成恢(せいかい)と、韓攻略編で騰と戦った「凶星」の洛亜完・博王谷です。韓そのものは77巻で滅びました。
韓は戦国七雄でいちばん領土が小さく、軍も弱い国として描かれます。それでも作中には、毒で秦の老将を追い詰めた成恢や、騰の軍を相手に互角以上に戦った洛亜完のような将が出てきます。この記事では、韓の武将を一人ずつ並べて最期を確かめ、韓がどう滅んだのか、滅んだあと将たちがどこへ行ったのかを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 韓の武将の一覧と、それぞれの最期
- 成恢は何をした将で、誰に討たれたのか
- 洛亜完と博王谷が「凶星」と呼ばれた理由
- 韓が滅んだ韓攻略編の流れ(73巻〜77巻)
- 滅亡のあと、ヨコヨコたち旧韓軍はどうなったか
- 韓の将が「負け方」で描かれる理由(カイの読み)
韓の武将一覧と、それぞれの最期
作中で名前と戦いぶりが描かれた韓の将を並べます。生き残ったのは張印とヨコヨコくらいで、主だった将はほとんどが討たれています。
| 武将 | 立場 | 最期・その後 |
|---|---|---|
| 成恢(せいかい) | 韓の大将軍。合従軍の韓軍総大将 | 函谷関の戦いで張唐に討たれ死亡 |
| 奈棍(なこん) | 成恢軍の本陣守備長 | 本陣を襲った張唐に討たれ死亡 |
| 張印(ちょういん) | 成恢の後任の総大将代理 | 新鄭の東の門を開いて降服を受け入れ、生存 |
| 馬関(ばかん) | 韓軍の二千人将 | 小国・徐を攻めて飛信隊と戦い、信に討たれ死亡 |
| 洛亜完(らくあかん) | 韓軍第一将。「凶星」の一人 | 新鄭を出て蘭城へ向かい、録嗚未軍と戦って全滅 |
| 博王谷(はくおうこく) | 韓軍第二将。「凶星」の一人 | 英呈平原で信との一騎打ちに敗れ死亡 |
| ヨコヨコ | 洛亜完の副官。韓軍最強の武 | 生存。滅亡後は旧韓軍を率いて秦側で趙と戦う |
| 沛曇(はいどん) | 洛亜完軍の将。守りの達人 | 東砂平原で羌瘣に討たれ死亡 |
| 眉景(びけい) | 洛亜完軍の将 | 東砂平原で録嗚未軍の単呂に討たれ死亡 |
| 夏侯龍(かこうりゅう) | 新鄭の治安維持軍長官 | 降服に逆らい、王安王の命で処刑 |
このほか、政治の側には宰相の張宰相(張平)、第十一代の王・王安王、その娘の寧、そして法家の学者・韓非がいます。南陽の城主・龍安は、無血開城のあとも秦の長官の補佐として残りました。
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この表で目を引くのは、韓の将の多くが「相手の名を上げる役」で退場していることです。
成恢は張唐の最期を、博王谷は信の一騎打ちを、沛曇は羌瘣の猛攻を引き立てています。
小国の将を強く描くほど、それを越えた秦の将が大きく見える。
韓の武将一覧は、そのまま秦の将の見せ場の一覧にもなっていると思っています。
成恢(せいかい)は何をした将なのか
成恢は韓の大将軍で、合従軍編では韓軍の総大将を務めました。ドス黒い血管が浮かぶ異様な顔ですが、もとは男も色を覚えるほどの美男子でした。長年の猛毒の研究が体をむしばみ、あの姿に変わっています。
函谷関の戦いでは、七日目に張唐の本陣へ毒を撃ち込みました。すぐ効く毒矢と、日をおいて効いてくる毒を組み合わせ、決戦の日に張唐軍が弱るように仕組んでいます。ところが決戦の日、毒に冒された張唐が桓騎と組んで韓軍本陣へ奇襲をかけます。本陣守備長の奈棍を突破され、成恢は致死の毒を受けたはずの張唐に討たれました。
アニメの声は鳥海浩輔さんです。実写では第5作『キングダム 魂の決戦』(2026年7月17日公開)で渋谷謙人さんが演じました。
成恢のあとを継いだ張印は、他国の総大将に気圧され、楚の媧燐に絡まれてばかりいた将です。六大将軍の復活を受けて楚へ使者に立ったときも、媧燐には顔を忘れられ、「知らねー。待たしとけ」と後回しにされています。
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成恢は、毒を「人を殺す効率を突き詰めた武器」と考える将でした。
その成恢を、毒が回りきった体の張唐が討ちます。
効率で測れないものに負けた、という描き方だと思っています。
兵の少ない韓が毒に行き着いたのは筋が通っていますが、張唐の五十年の戦場はその計算の外にありました。
洛亜完と博王谷は、なぜ「凶星」と呼ばれたのか
二十数年前、趙と魏が韓へ攻め込んだとき、千人将になったばかりの洛亜完と博王谷が敵をことごとく破りました。小国の韓を救った二人は、敵国から「凶星」と呼ばれる英傑になります。
洛亜完は韓軍第一将です。戦場を上から見通すような戦術眼と、騰と渡り合える武を持っていました。秦の六大将軍が復活したときには、韓の背を支えるのが趙だけになったとみて「楚を味方につけておくべきかと」と王に進言しています。韓非を秦へ招こうとする使節団の前に現れたときには、騰を前にしても動じない態度から、信に「相当やる」と言わせています。直下には精鋭の兵団「月光」を抱え、副官に巨体のヨコヨコを置いていました。
博王谷は韓軍第二将で、軍人気質の豪将です。秦の侵攻が始まった始皇十六年には南陽を守っていましたが、韓王の命で南陽を捨て、新鄭まで退いています。
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洛亜完と博王谷は、二人そろって初めて一つの国を守れた将として描かれています。
だから英呈平原で博王谷が討たれた瞬間に、洛亜完は退却を決めました。
片翼を失った時点で、「凶星」の輝きは半分になっていました。
騰の軍に押し負けたのではなく、相棒を失ったところで勝ち筋が消えた。そう読める並べ方だと思っています。
韓は何巻で滅んだのか?韓攻略編の流れ
韓攻略編は73巻から77巻です。番吾での大敗のあと、昌平君が立てた「三本の柱」の三つ目が韓の攻略でした。77巻で王安王と寧が降服の鐘を鳴らし、韓は滅亡します。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 始皇十六年 | 飛信隊六万と騰軍十万が韓へ侵攻。博王谷が南陽を捨て、南陽は無血開城 |
| 始皇十七年・英呈平原 | 洛亜完・博王谷が十九万で迎え撃つ。信が博王谷を一騎打ちで討ち、初日は秦の大勝 |
| 翌日・東砂平原 | 沛曇と眉景が戦死。洛亜完は立て直せず新鄭へ退く |
| 新鄭 | 夏侯龍が五歳以上の住民すべてを民兵にする強制徴兵令を出し、城内が荒れる |
| 77巻 | 王安王と寧が東龍の鐘を鳴らして降服。新鄭は無血開城し、韓が滅亡 |
騰は新鄭を囲んだあと、号令をかけずに待ち続けました。英呈平原の最中、戦場近くの森で寧と会い、戦場の惨状を見せたうえでこの光景を新鄭で起こさないための決断を委ねていたからです。
鐘を鳴らしたあと、降服を認めない洛亜完軍が騰と向き合います。寧が止めに入り、暴走しかけた兵が寧ごと襲いかかろうとしたとき、洛亜完はそれを制しました。そして立て直しを名目に一部の兵を連れて新鄭を出ます。向かった蘭城の近くで録嗚未の討伐軍と戦い、全滅したことが寧の侍女の口から伝えられました。最期の戦いそのものは描かれていません。
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洛亜完の最期が報告だけで済まされたのは、手抜きではないと思っています。
寧を守って新鄭を出た時点で、洛亜完の戦いは終わっていました。
残ったのは、降服を飲めない兵たちの行き場を作ることだけです。
一国の第一将が、最後は兵の死に場所を引き受けて消える。その静かさが、韓という国の終わり方に合っていました。
滅亡のあと、韓の将たちはどうなったのか
洛亜完は新鄭を出るとき、ヨコヨコに残るよう言いつけ、残る韓軍を託しました。ヨコヨコはもともと古い血筋のせいで妻子とともに迫害され、洛亜完に保護された男です。始皇十八年の趙との全面戦争では、五万の旧韓軍を率いて秦軍の一角に加わり、飛信隊の左翼で趙忽軍と向き合っています。
王安王は徹底抗戦を叫ぶ夏侯龍を処刑させ、張宰相に統治権を譲る準備を命じました。咸陽から来た昌平君は、後の難を承知で王族を殺さずに助命し、旧韓の統治を始めています。一方で寧は、韓の歴史を閉じた罪の重さに耐えきれず身を投げようとし、かばった騰は背骨を痛めました。騰はそのあと新鄭の統治に専念するため、六大将軍を降りています。
史実の韓も、紀元前230年に内史騰によって滅ぼされ、韓王安は捕らえられました。戦国七雄のうち最初に消えた国です。キングダムはこの一行を、寧と洛亜完の選択の物語として描き直しました。
まとめ|韓の武将は、秦の将が越えていく壁でした
韓の武将の代表は、合従軍の総大将・成恢と、韓攻略編の「凶星」洛亜完・博王谷です。韓は77巻で降服し、戦国七雄から最初に姿を消しました。
押さえておきたい点を並べます。
- 成恢は毒で張唐を追い詰めたが、その張唐に討たれた
- 洛亜完と博王谷は、趙・魏から韓を救った「凶星」
- 博王谷は英呈平原で信との一騎打ちに敗れた
- 韓攻略編は73巻〜77巻。王安王と寧が鐘を鳴らして降服
- 洛亜完は録嗚未軍と戦って全滅。ヨコヨコは旧韓軍を率いて秦側へ
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韓は、秦が初めて「丸ごと」手に入れた国です。
その国の将が、滅んだあと秦の旗の下で趙と戦っている。
国は消えても、兵はどこかで生きていく。騰が寧に求めた無血開城の意味が、ヨコヨコの姿で答え合わせされているように見えます。
洛亜完が新鄭を出た決断を、第一将の意地と見るか、寧と兵を守るための選択と見るかで、韓攻略編の終わり方はかなり違って見えます。
——あなたは洛亜完が新鄭を出た決断を、第一将としての意地だったと思いますか。それとも寧と兵を守るための選択だったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
成恢の最期と洛亜完の行方は、とくに聞かれることが多いので短くまとめます。
Q. 成恢(せいかい)は誰に討たれましたか?
A. 合従軍編の函谷関の戦いで、秦の張唐に討たれました。成恢の毒に冒されていた張唐が、桓騎と組んで韓軍本陣へ奇襲をかけています。
Q. 洛亜完は死亡しましたか?
A. 韓の降服後に新鄭を出て蘭城へ向かい、録嗚未の討伐軍と戦って全滅したと寧の侍女から語られました。戦いの場面そのものは描かれていません。
Q. 博王谷を討ったのは誰ですか?
A. 信です。英呈平原の戦いで、信との一騎打ちの末に討たれました。
Q. 韓は何巻で滅亡しますか?
A. 77巻です。王安王と寧が降服を知らせる東龍の鐘を鳴らし、新鄭が無血開城しました。韓攻略編は73巻から77巻にかけて描かれています。
Q. ヨコヨコはその後どうなりましたか?
A. 生きています。洛亜完から韓軍を託され、始皇十八年の趙との全面戦争では旧韓軍五万を率いて秦軍として戦っています。
埋もれた武将たちの話です。白麗も、毒の成恢も、洛亜完に迫った録嗚未も。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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