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推しの子で星野アイは何話で死亡したのか
結論から言うと、星野アイは原作1巻の8話の終わりにリョースケに刺され、9話で息を引き取ります。アニメでは90分に拡大された第1話の中で描かれました。
B小町のセンターとして東京ドームのステージに立つはずだった日に、アイは自宅の玄関で命を落とします。推しの子は2024年11月に全166話・全16巻で完結していますが、物語のすべてはこの死から動き出しました。何話で、何歳で、最期に何を言ったのかを順に見ていきます。
この記事でわかること
- アイが死亡するのは原作の何巻何話か、アニメは何話か
- 死亡シーンで何が起きたのか、最期のセリフは何だったのか
- アイは何歳で死亡し、アクアとルビーは何歳だったのか
- アイはなぜ殺されたのか
- 実写ドラマでアイの死がどう描かれたか(カイの読み)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作で死亡する回 | 1巻8話の終わりで刺され、9話で死亡 |
| アニメで死亡する回 | 第1期第1話「Mother and Children」(90分拡大版) |
| 死亡した日 | B小町の東京ドーム公演の当日 |
| 死亡時の年齢 | 20歳 |
| アクアとルビーの年齢 | 4歳 |
| 刺した相手 | 熱狂的なファンのリョースケ(菅野良介) |
| 最期の言葉 | 「ルビー、アクア、愛してる」 |
| アイの声優・実写キャスト | 高橋李依さん/齋藤飛鳥さん |
僕はこう読む
タイトルに名前が出ている人が、1巻のうちに退場する。
推しの子を最初に読んだとき、いちばん驚いたのはそこでした。
1話から8話まで、読者はアイの笑顔と双子の子育てをたっぷり見せられます。
好きになり切ったところで奪うために、あの長さが要ったのだと思っています。
9話までが丸ごと「プロローグ」と呼ばれているのも、その奪われ方ごと物語の入口にしたかったからだと読んでいます。
原作漫画では1巻の何話で死亡したのか
原作の単行本1巻には1話から10話までが入っていて、ここが「幼年期」と呼ばれるプロローグです。アイが刺されるのは8話の最後のページで、息を引き取るのは続く9話です。
8話は、B小町がついに東京ドーム公演を迎える日の朝から始まります。引っ越したばかりの部屋でアイが支度をしていると、インターホンが鳴ります。ドアの向こうにいたのは、花束を抱えた若い男でした。
9話では、玄関に倒れたアイと駆け寄るアクア、犯人とのやりとり、そして双子への最後の言葉までが描かれます。続く10話はアイのいなくなったあとの双子を描く回で、プロローグはここで終わります。
つまり「何話で死亡したか」と聞かれたら、刺されたのが8話、亡くなったのが9話と分けて答えるのがいちばん正確です。
アニメでは第1話、90分の中で描かれた
アニメでアイが死亡するのは、第1期の第1話「Mother and Children」です。2023年4月12日に放送され、1話まるごとが90分の拡大版として作られました。放送に先立って、3月17日から全国の映画館で先行上映もされています。
この第1話は、原作1巻の冒頭から10話の結末までをまとめて描いています。普通の30分枠なら3話ぶん以上かかる量を、途中で切らずに1本で見せた形です。アイの声は高橋李依さんが当てていて、刺されたあとの弱っていく声と、双子に向けた最期の言葉は、放送直後から大きな話題になりました。
放送の当日には、原作の作画を担当する横槍メンゴさんがアイのイラストを描き下ろしてXに投稿しています。「アイを最強アイドルにしてくれました」という言葉とともに、第1話を見届けた読者へ向けた1枚でした。
あまりにも関係各位の皆様が素敵な絵を描き下ろしてアップしてくださっているので…自分も突発ですが描きました🐰沢山の方の才能が、この作品を推してくれた一人一人の声援が、アイを最強アイドルにしてくれました。感無量です。#推しの子 pic.twitter.com/75RNXNFwTF
— 横槍メンゴ🐰🎀 (@Yorimen) April 12, 2023
僕はこう読む
第1話を90分にしたのは、アイの死を「引き」に使わないためだったと思っています。
30分で切れば、刺された場面が次回へのつなぎになります。
それだと、アイの死は謎解きの入口にしかなりません。
死んで、言葉を残して、双子が生き方を決めるところまでを一度に見せる。
だから視聴者は、アイを失った喪失感をアクアやルビーと同じ重さで抱えたまま2話へ進めたのだと読んでいます。
アイの死亡シーンで何が起きたのか
結果から言うと、アイはドーム公演の朝、自宅の玄関で、双子の出産を知ったファンの男にナイフで腹部を刺されて亡くなります。男の名はリョースケ。握手会に何度も通っていたファンで、アニメでは田丸篤志さんが声を当てています。
刺されたアイは、リョースケが握手会に来ていたことも、くれた星の砂を飾っていることも覚えていると伝えています。自分を刺した相手にまで、アイはアイドルとして向き合いました。動揺したリョースケは逃げ、アクアが呼んだ救急車も間に合いませんでした。
この場面が「怖い」と言われるのは、流血の描写よりも、アイが最後まで穏やかな顔を崩さないところにあります。4歳の息子の目の前で母親が死んでいくのに、母親だけが笑っている。その落差が、読む側の胸に残ります。
僕はこう読む
星の砂を覚えていた、という一言がいちばん残酷だと思っています。
リョースケは、嘘をつくアイドルに裏切られたと思って刺しに来ました。
ところがアイは、一人のファンのことを本当に覚えていた。
全部が嘘ではなかったと、刺したあとで知らされるわけです。
刺した相手にさえ嘘だけでは終わらせない。アイの最期を、作者はそういう形にしたかったのだと読んでいます。
アイの最期のセリフは何だったのか
アイが双子に残した最期の言葉は、次のとおりです。
「ルビー、アクア、愛してる」
そしてアイは、言えたことに自分で気づきます。やっと言えた、言うのが遅くなってごめんと続け、この言葉は絶対に嘘ではないと言い残して息を引き取りました。
この言葉が重いのは、アイがそれまで愛してるを本心から言えない人だったからです。施設で育ち、愛された覚えのないアイは、人を愛するということが分かりませんでした。だからアイドルとしてファンに言う愛してるも、双子に言う愛してるも、いつか本当になればいいと願いながら口にしてきた嘘でした。
その嘘が本当になったと自分で分かったのが、命の終わる瞬間でした。9話の最期の言葉は、そういう場面です。
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言うのが遅くなってごめん、という謝罪が、この場面の本体だと思っています。
愛してると言えたことより、言えなかった4年間を謝っているところに、アイの正直さが出ています。
嘘で守ってきた子どもたちに、最後に渡したのが嘘じゃないという保証でした。
アクアもルビーも、この一言を持ったまま16巻を生きることになります。
アイは何歳で死亡したのか。アクアとルビーは何歳だったか
アイが死亡したのは20歳のときです。16歳でB小町のセンターとして活動しながら双子を産み、その4年後に亡くなりました。
残されたアクアとルビーは4歳でした。ただ、2人の中身は普通の4歳ではありません。アクアはアイの出産を担当するはずだった産婦人科医・雨宮ゴローの、ルビーはゴローが診ていた入院患者で、12歳で病死した天童寺さりなの生まれ変わりです。2人とも前世の記憶を持ったまま、アイの子どもとして生まれていました。
だからこそ、双子は母親の死を子どもとしてではなく、アイを推していた一人のファンとしても受け止めることになります。
なお死亡日を知りたい人もいますが、作中で何月何日かは描かれていません。はっきりしているのは、B小町が東京ドーム公演を迎えるはずだった当日だったことです。公演は、センターのいないまま幻になりました。
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双子の中身をゴローとさりなにしたことで、アイの死は二重の喪失になっていると思っています。
母親を失った4歳の子どもの悲しみと、推しを失ったファンの悲しみが、同じ体の中にあるわけです。
ゴローにいたっては、アイを刺したのと同じリョースケに殺されています。
推しを守れなかった人間が、息子として二度目の喪失を味わう。
アクアが復讐から降りられなかった理由は、この9話の時点で全部そろっていたように見えます。
アイはなぜ殺されたのか
リョースケが刺した理由は、アイが隠れて子どもを産んでいたことです。アイドルでありながら男とのあいだに子どもがいたことを、ファンへの裏切りだと思い込みました。リョースケは犯行のあと、自ら命を絶っています。
ただ、ここにひとつ大きな謎が残ります。極秘だった出産と、引っ越したばかりの住所を、ただのファンがどうやって知ったのか。アクアはこの点から、リョースケに情報を流した人間がいると確信します。
その黒幕の正体は、双子の父親にあたるカミキヒカルでした。この記事では、アイの死が復讐の始まりになったというところで止めておきます。
実写ドラマでアイの死はどう描かれたか
実写版の【推しの子】は、プライムビデオで配信されたドラマ全8話と、2024年12月20日に公開された映画『【推しの子】-The Final Act-』の2本立てです。ドラマの第1話から第6話は2024年11月28日にまとめて配信されました。
アイを演じたのは齋藤飛鳥さんです。ドラマ第1話で、アイはドーム公演の日にマンションの部屋の前でリョースケに刺されます。冒頭のライブ場面から一気にこの死の場面まで進む構成で、刺されたあとに双子へ愛してると伝える流れも原作のまま残されました。
幼いアクアとルビーは子役が演じています。アイの死が物語の始まりである、という原作の組み立ては、実写でも崩されていません。
僕はこう読む
アイの役は、アニメより実写のほうが難しかったと思っています。
アニメなら目の星ひとつで特別な子を描けますが、人間の顔にはそれがありません。
それでも実写が第1話で死の場面まで行き切ったのは、
アイが死なないと推しの子は始まらないと作り手が分かっていたからだと読んでいます。
アイの死後、物語はどう動いたか
アイは死後に生き返ることも、別の誰かに転生することもありません。死んだ人間はそのまま退場する、というのが最後まで守られた決まりです。
残された双子は、それぞれの道を選びます。アクアは母親を殺させた人間への復讐を誓って芸能界に入り、ルビーは母親と同じアイドルを目指します。一人は母親の死を追いかけ、一人は母親の夢を追いかける形で、16巻の物語が動いていきました。
そして166話の最終回、ルビーはアイが立てなかった東京ドームのステージに立ちます。9話で幻になった公演に、娘がたどり着いたところで物語は閉じました。
まとめ
星野アイは原作1巻8話の終わりに刺され、9話で20歳の生涯を終えました。アニメでは90分の第1話で描かれています。
押さえておきたい点を並べておきます。
- 原作は1巻8話で刺され、9話で死亡
- アニメは第1期第1話「Mother and Children」、90分の拡大版
- 東京ドーム公演の当日、自宅の玄関でリョースケに刺された
- 死亡時のアイは20歳、アクアとルビーは4歳
- 最期の言葉は「ルビー、アクア、愛してる」
僕はこう読む
アイの死は、推しの子を母親の話から子どもたちの話に切り替えるスイッチだったと思っています。
9話より前は、アイが主役でした。
9話より後は、アイがいないことが主役になります。
それでも最終回までアイの影が薄くならなかったのは、あの愛してるが双子の中でずっと鳴っていたからでしょう。
アイの最期を、やっと本当の気持ちを言えた救いの場面と見るか、言えた瞬間に全部を奪われた悲劇と見るかで、9話の読後感はずいぶん違って見えます。
——あなたはアイの最期の愛してるを、救いの言葉だと思いますか。それとも、遅すぎた悲劇だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
アイが刺されるのは8話、亡くなるのは9話で、アニメではその全部が90分の第1話に収まっています。話数と最期の言葉を中心に整理しておきます。
Q. 推しの子でアイが死亡するのは原作の何話ですか。
A. 単行本1巻に入っている8話の最後で刺され、9話で息を引き取ります。1巻の1話から10話までがプロローグにあたります。
Q. アニメではアイは何話で死亡しますか。
A. 第1期の第1話「Mother and Children」です。2023年4月12日に90分の拡大版として放送され、3月17日から映画館で先行上映もされました。
Q. アイの最期のセリフは何ですか。
A. 「ルビー、アクア、愛してる」です。続けてやっと言えたと気づき、この言葉は絶対に嘘ではないと言い残して亡くなります。
Q. アイは何歳で死亡しましたか。
A. 20歳です。16歳で双子を産んでいるので、そのときアクアとルビーは4歳でした。
Q. アイを刺したのは誰ですか。
A. アイの熱狂的なファンだったリョースケ(菅野良介)です。リョースケは犯行のあと自ら命を絶ちました。住所を教えた黒幕は双子の父親カミキヒカルです。
Q. アイは転生したり生き返ったりしますか。
A. しません。作中で転生するのは雨宮ゴローと天童寺さりなで、それぞれアクアとルビーとしてアイの子どもに生まれています。アイ本人は9話で亡くなったまま、最終回まで戻ってきません。
アイの最期のあとは、刺した男と住所を渡した父親、事件の全体へ。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日


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