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デンジはなぜマキマを食べたのか
結論から言うと、デンジがマキマを食べたのは、二度と復活させないためです。攻撃では死なないマキマを、攻撃ではなく愛として食べました。
第1部の最終巻、11巻の結末です。デンジはマキマの肉を何週間もかけて料理して食べ、その食事はファンのあいだでマキマ定食と呼ばれるようになりました。突飛に見えるこの結末には、マキマの不死身の仕組みを逆手に取る理屈があります。
この記事でわかること
- デンジがマキマを食べた理由
- マキマが死なない契約と、それをすり抜けた方法
- マキマ定食の中身
- デンジがマキマを斬れた理由
- マキマの生まれ変わりのナユタ
マキマを食べた結末を一覧で見る
結末に関わる事実を1つの表にまとめます。色の付いた行が、食べた理由の答えです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| マキマの正体 | 支配の悪魔。第1部のラスボス |
| 死なない仕組み | 受けた攻撃を、内閣総理大臣との契約で日本人の誰かの事故や病気に肩代わりさせる |
| 食べた理由 | 攻撃ではなく愛として体に入れれば、契約の肩代わりが起きず復活しない |
| 食べたもの | マキマの肉を生姜焼きやステーキ、肉だけカレーなどに料理した(マキマ定食) |
| 描かれた巻 | 11巻(第1部の最終話は97話) |
マキマは致命傷を負わせても別の誰かが代わりに傷つくので、ふつうの攻撃では倒しきれません。倒す方法そのものを変えるしかなかったことが、この表から分かります。
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マキマ定食は、ギャグに見えて、理屈はとても筋が通っています。
攻撃が効かない相手には、攻撃ではないことをするしかない。
デンジは、マキマのルールの中でマキマに勝つ、たった1つの抜け道を見つけたと思っています。
マキマが死なない契約と、それをすり抜けた方法
マキマは内閣総理大臣と契約していて、自分への攻撃は日本人の誰かの事故や病気に変わります。撃たれても切られても、傷を負うのはマキマではなく見知らぬ国民だということです。
デンジは岸辺に、マキマを食べることは怒りや憎しみではなく愛だと説明しました。攻撃でなければ、契約が肩代わりする理由もありません。好きだった相手をまるごと受け入れるという形でしか、マキマを本当に終わらせることはできなかったわけです。
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マキマを好きだったデンジにしか取れない方法だった、という点が大事だと思っています。
憎しみで食べていたら、それは攻撃になって契約が働いていたかもしれません。
最後までマキマを好きでいたことが、そのまま勝ち筋になったのが、この結末の残酷さであり優しさです。
マキマ定食の中身
デンジはマキマの肉を、生姜焼き、ステーキ、肉だけのカレーなど、いろいろな料理にして食べ続けました。何週間もかけて、1人で全部を食べきったというのが、マキマ定食と呼ばれる理由です。
料理の名前が普通の食堂のメニューばかりなのも印象に残ります。デンジが望んでいたのは、もともとパンにジャムを塗って食べるような普通の暮らしでした。その延長の食卓で、最後にマキマを食べている構図になっています。
デンジがマキマを斬れた理由
マキマとの最後の戦いで、マキマはチェンソーマンの胸からポチタを引きずり出します。それでもデンジは生きていて、パワーの血で作ったチェンソーでマキマを斬りつけました。
不意を突けたのは、マキマがデンジを見ていなかったからです。マキマが追っていたのはポチタの匂いだけで、デンジという人間のことは最初から眼中にありませんでした。マキマを好きなデンジだからこそ気づけた、悲しい事実でもあります。
ここに至るまでに、デンジは9巻で銃の魔人にされた早川アキを自分の手で倒し、10巻ではマキマの部屋の前でパワーを撃ち殺されています。すべては、デンジに普通の幸せを与えてから奪い、ポチタとの契約を壊そうとしたマキマの計画でした。
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マキマに見られていなかったことが、デンジのいちばんの武器になりました。
好きな人に一度も自分を見てもらえなかった、という失恋が、そのまま勝因になっていると思っています。
パワーの血で斬ったのも、家族として暮らした相手の力を借りた一撃だと読めます。
マキマは死亡したのか、生まれ変わりのナユタ
マキマは食べられたことで、マキマとしては死亡しました。ただし悪魔は死ぬと別の姿で生まれ変わるので、支配の悪魔そのものが消えたわけではありません。
マキマを食べ終えたデンジのもとに、岸辺が連れてきたのが、支配の悪魔の生まれ変わりの少女ナユタでした。岸辺はナユタをデンジに託し、デンジはマキマが飼っていた犬たちと一緒にナユタと暮らし始めます。
デンジは夢の中でポチタから、支配の悪魔が本当に欲しかったのは他者との対等な関係だったと聞かされ、ナユタをたくさん抱きしめてあげるよう頼まれました。マキマを食べた結末は、ナユタを育てる第2部の始まりにもつながっています。
まとめ
デンジがマキマを食べたのは、攻撃を国民に肩代わりさせる契約を持つマキマを、二度と復活させないためでした。攻撃ではなく愛として食べることで、契約をすり抜けたのです。
- マキマは、攻撃を日本人の誰かに肩代わりさせる契約で死ななかった
- デンジは攻撃ではなく愛として食べ、復活を断った
- 生姜焼きやステーキ、肉だけカレーなどのマキマ定食で、何週間もかけて食べた
- マキマがポチタの匂いしか見ていなかったので、デンジは不意を突けた
- 生まれ変わりのナユタを岸辺から託され、第2部へつながる
僕はこう読む
マキマを食べることは、デンジがマキマを最後まで好きだった証拠でした。
いちばん奇妙な結末が、いちばん純粋な愛の形になっているのが、第1部の終わり方の見事さだと思っています。
マキマ定食を、愛の形として読むか、デンジなりの復讐として読むかで、第1部の読後感はまったく違うものになります。
——あなたは、デンジがマキマを食べたのは、愛だったと思いますか。それとも、マキマへの復讐だったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
マキマを食べた結末は、理由と中身をよく聞かれます。短く答えておきます。
Q. デンジはなぜマキマを食べたのですか
A. マキマを復活させないためです。攻撃ではなく愛として食べれば、攻撃を肩代わりさせる契約が働かないからです。
Q. マキマ定食とは何ですか
A. デンジがマキマの肉を生姜焼きやステーキ、肉だけカレーなどに料理して食べ続けた食事のことです。
Q. マキマを食べたのは何巻ですか
A. 第1部の最終巻の11巻です。第1部は97話で終わります。
Q. マキマはなぜ死ななかったのですか
A. 内閣総理大臣との契約で、受けた攻撃を日本人の誰かの事故や病気に変えていたからです。
Q. マキマの生まれ変わりは誰ですか
A. 支配の悪魔の生まれ変わりのナユタです。岸辺がデンジに託しました。
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最終更新:2026年10月23日


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