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【無職転生】ニナ・ファリオンとは何者なのか?剣神の娘で剣王。エリスとの因縁とジノとの結婚まで!

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ニナ・ファリオンとは何者なのか

結論から言うと、ニナ・ファリオンは剣神ガル・ファリオンの娘で、のちに剣王になった剣士です。剣帝も目指しましたが、ジノとの結婚と出産を選んで自分から降りました。

剣の聖地でエリスと出会い、惨敗し、嫉妬し、最後は生涯の友になった人物です。ニナを追うと、エリスとの関係がそのまま成長の記録になっています。プロフィールを一枚にまとめてから、順に並べます。

この記事でわかること

  • ニナの立場と、剣王までの道のり
  • エリスに惨敗した初戦と、2年間口をきかなかった理由
  • ルーデウスを奴隷にしようとラノアへ行った件
  • エリス・イゾルテとの三竦み
  • ジノとの結婚に出された条件と、子供
  • 声優と、アニメ3期で描かれた話数

ニナ・ファリオンのプロフィール

先に、作中で分かっていることを並べます。検索でよく聞かれる結婚と称号の答えは、色を付けた行です。

項目 ニナ・ファリオン
家族 剣神ガル・ファリオンの娘
師 剣帝ティモシー・ブリッツ(ガル・ファリオンの直弟子)。幼いころから指導を受けた
見た目 濃紺色の髪を首の後ろで束ね、浅黒い肌
流派・奥義 剣神流。奥義「光の太刀」を放てる
称号 剣王。剣帝は結婚と出産で断念
結婚 ジノ・ブリッツ。子供は3人(ネル・ジル・3人目)
声優 戸松遥(アニメ『無職転生Ⅲ』)

意外な一面もあります。剣の才能に優れている一方で、ニナは文字が読めません。蛇足編でギレーヌが語る場面で分かることで、剣の聖地の子供たちは、ニナに限らず読み書きを教わっていませんでした。ギレーヌは、この世界は剣の腕がある人間も容赦なく殺す、魔術や算術、せめて文字くらいは読めないと死はすぐに来る、と警告しています。

剣の聖地でエリスに惨敗した初戦

ニナを語るうえで外せないのが、エリスとの初戦です。

剣の聖地にエリスとギレーヌが現れます。エリスは剣神ガル・ファリオンに、龍神オルステッドを倒すために剣神流を学ぶと宣言しました。ガルは面白がって、腕試しにジノ・ブリッツと戦わせます。エリスはジノを即座に打ち負かしました。

次に指名されたのが、娘のニナです。剣聖から金属の入った木刀を渡されたニナは、聖地に突然現れて無礼を働いた相手を、本気で殺すつもりで向き合います。

木刀を砕いた次の瞬間、顔面に拳

試合は、はじめニナの思いどおりに進みます。剣神流の型どおりの速い技でエリスの木刀を打ち砕き、勝ちを確信して脳天へ一撃を振り下ろそうとしました。

その瞬間、エリスの拳がニナの顔面に入ります。蹴り飛ばされ、馬乗りにされ、顔に数十発。見ていた剣聖たちが慌てて止めに入りました。ニナは鼻血を流し、歯が折れて失神し、失禁していました。

ニナが弱かったわけではありません。型の上では勝っていて、エリスの野獣のような戦い方がそれを上回った結果です。そのエリスも直後にガル・ファリオンには一瞬で負けていますが、実力を認められて剣神流への入門を許されました。

2年間、口をききませんでした

この敗北から、ニナはエリスへの不快感を隠さなくなります。恥をかかせた相手は剣神流の剣士にふさわしくないと言い続け、2年間、エリスと口をききませんでした。ジノや同年代の弟子たちと組んで、エリスを仲間外れにもしています。

月に一度の内弟子の総稽古で、軽い嫌味を言う程度の関係でした。実戦では負けても、試合の決まりに沿った戦いなら自分が上だ。ニナはそう考えて、勝手にエリスをライバルと見ていました。

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この初戦で引っかかるのは、ニナは剣では勝っていたことです。
木刀を砕いたところまでは、剣神流の稽古がそのまま通じていました。負けたのは、剣の外から来た拳にです。
だからニナにとっては、負けを認める理由がどこにも無かったのだと思っています。
2年間の無視は意地悪というより、自分の積み上げてきたものが通じなかった理由を、受け入れられない時間だったと読んでいます。

ルーデウスを奴隷にしようと、ラノアまで行った

関係が変わるきっかけは、恋の話でした。

女子たちと男の話をしていたニナは、稽古を終えて通りかかったエリスを見つけます。自分たちが雑談しているあいだも稽古していたと知って焦り、男とは縁のない暮らしだと馬鹿にしました。ところがエリスは、勝ち誇った顔ですでに男と関係を持っていると言い放ちます。相手を問い詰めると、ルーデウスのことを自慢げに語り、「今の自分は彼と釣り合わないから、もっと強くなる必要がある」と言って去っていきました。

完全に負けたと分かっていても、ニナは信じたくありませんでした。

倒して奴隷にし、エリスに見せつけるつもりだった

ニナは情報屋からルーデウスのことを調べ、有名人だと知って驚きます。それでも、幼いころの才能だけで生きている人物だと勝手に決めつけ、噂も大したことはないと自分に言い聞かせました。

そして決めます。ルーデウスを自分の力で倒し、奴隷にして剣の聖地へ連れ帰る。エリスにその姿を見せたらどんな顔をするのか試したい、という理由でした。旅支度をして馬でラノア王国へ向かい、ラノア魔法大学に着きます。入学したわけではなく、ルーデウスを探しに来ただけです。

魔王に手加減されて敗れ、泣いた

大学でルーデウスを見つけたニナは、獣族の青年が挑んで一瞬で倒される光景に衝撃を受けます。気を取り直して図書館へ向かうと、ルーデウスに決闘を挑む者たちの列ができていて、ニナもそこに並びました。

そこへ現れたのが、真っ黒い肌の筋肉質な魔族、魔王バーディガーディです。ここにいる全員を倒して自分が先に戦うと宣言し、怒った者たちが一斉に襲いかかります。ニナも剣神流の奥義・光の太刀を放ち、体に傷を付けましたが、傷は一瞬で治りました。善戦むなしく愛剣を折られて倒され、しかも手加減されていたと知ります。武器を失って何もできない悔しさに、大粒の涙がこぼれました。

ルーデウスの魔術を見て、改心する

図書館から出てきたルーデウスは、バーディガーディと話して場所を移し、決闘が始まります。追いかけたニナが見たのは、ルーデウスが杖を向けた瞬間、バーディガーディの上半身が弾け飛ぶ光景でした。

自分を倒した魔王を、一撃で吹き飛ばす男。ニナは黙り込み、その強さを理解します。彼の隣に立つために努力しているというエリスの話を、ここで初めて信じました。

静かに大学を去り、剣の聖地へ戻ったニナは、いつもどおり剣を振るエリスを見て心を入れ替えます。以後は修行に打ち込み、エリスを馬鹿にしなくなりました。この一件を境に、ニナはエリスの本当のライバルになっていきます。

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「ルーデウスを奴隷にして連れ帰る」という発想が、ニナのいちばん可愛いところだと思っています。
エリスに勝ちたいなら稽古をすればいいのに、ニナが選んだのはエリスの男を取り上げに行くことでした。剣の話ではなく、負けを認めたくない子どもの理屈です。
しかも馬で他国まで行く行動力だけは本物でした。
そして現地で、自分を手加減で倒した魔王が一撃で吹き飛ぶところを見てしまう。間違った理由で動いたから、正しい景色に行き当たったのだと読んでいます。

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エリス・イゾルテとの三竦み

ある日、剣の聖地に客が来ます。水神流最強の剣士レイダ・リィアと、その孫娘イゾルテ・クルーエルです。ガル・ファリオンがレイダに出した手紙がきっかけでした。

ガルはエリスを鍛えてほしいとレイダに頼み、レイダは少し天狗になっている弟子イゾルテの刺激になればと考えて、剣神流の剣を見せてほしいと願い出ます。こうしてエリスの才を見極めるために、イゾルテとニナを交えた試合が組まれました。結果は面白い形になります。

三竦み

  • ニナは、イゾルテに勝つ
  • イゾルテは、エリスに勝つ
  • エリスは、ニナに勝つ

ここから3人は修行と試合に明け暮れます。試合のあとすぐに意見を交わし、互いの弱点を教え合い、長所を認め合っていきました。やがて互角以上に戦えるようになり、かけがえのない友人になります。エリスが剣の聖地を去ったあとも、3人の縁はずっと続いていきます。

剣王になり、剣帝は自分で降りた

称号の歩みはこうです。ガル・ファリオンの命で、ニナはエリスと「2人目の剣王」を選ぶ試合に出ます。善戦したものの敗れ、号泣しました。その数年後、ニナは剣王として認められています。

その先の剣帝も目指していました。ところが結婚前にジノと本気で試合をして負けたことで、剣に対する諦めがつき、代わりに子育てに打ち込みたいという気持ちが湧いてきます。ジノとの結婚と出産を経て、剣帝は自分から断念しました。ニナに後悔はありません。

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ニナが剣帝を諦めた場面は、負けたから諦めたという話ではないと思っています。
エリスに惨敗し、魔王に愛剣を折られ、剣王の座も一度は取れなかった。それでも、負けるたびに稽古へ戻っています。
ところがジノに負けたときだけ、諦めがついた。エリスは越えるべき壁で、ジノは一緒に生きる相手だからです。
負けても失うものが無い相手に初めて負けたから、剣を置けたのだと読んでいます。

ジノとの結婚。条件は父を倒すことだった

結婚のきっかけは、アスラ王国で行われた第二王女アリエルの戴冠式でした。ニナはそこで、ルーデウスと結婚したエリスの幸せそうな姿を目にします。剣の聖地で知り合ったころとは違う顔でした。

剣の聖地に戻ったニナは、ジノ・ブリッツのところへ行き、自分たちも結婚しないかと持ちかけます。そのまま部屋に連れて行き、深い関係になりました。ニナのほうからの逆プロポーズです。

翌日、2人でガル・ファリオンのもとへ行き、ジノが結婚したいと伝えます。ガルは許しませんでした。剣術も中途半端で野心もない男は、娘の相手にふさわしくないという判断です。そのうえで出した条件が、「自分を倒すことができれば許可する」でした。

これを聞いたジノは変わります。過酷な特訓と稽古を重ね、ある朝ニナにあらためてプロポーズしたうえで、ガル・ファリオンに試合を申し込みました。そして渾身の一撃で倒し、2人は結婚します。

子供は3人です。息子のネル・ブリッツ、娘のジル・ブリッツ、そして剣の聖地を訪れたエリスと再会したときに、お腹に3人目がいると明かしています。3人目の性別は分かっていません。

声優は戸松遥。アニメ3期1〜2話で描かれた

アニメでニナを演じるのは戸松遥さんです。2026年7月から放送された『無職転生Ⅲ』は、第1話「燃えよ狂犬」と第2話「吠えよ狂犬」を連続で放送し、エリス修行編としてニナとの日々を描きました。

第1話では、鉄の仕込まれた木剣でエリスの木剣を砕いた直後に拳を受け、失禁するまでの初戦が描かれます。第2話では恋の話でエリスを挑発して言い返され、ルーデウスを確かめにラノア魔法大学へ向かい、バーディガーディに敗れるところまで進みました。剣の聖地に戻ったニナが、夜に素振りを続けるエリスの隣で自分も剣を振り始める場面で、2人の関係が変わったことが示されています。

まとめ

ニナ・ファリオンは、剣神ガル・ファリオンの娘で剣王の剣士です。剣帝は、ジノとの結婚と出産を選んで自分から降りました。

押さえておきたいのは次のとおりです。

立場と実力

  • 剣神の娘で、剣帝ティモシー・ブリッツに幼いころから指導を受けた
  • 数年かけて剣王になり、剣帝は結婚と出産で断念した
  • 剣の才能はあるが、文字は読めない

エリスとの関係

  • 初戦で顔面に数十発を受け、失神・失禁した
  • 2年間口をきかず、仲間外れにした
  • ルーデウスを奴隷にしようとラノアへ行き、魔王バーディガーディに敗れて改心した
  • イゾルテとの三竦みを経て、生涯の友になった

結婚と家族

  • アリエルの戴冠式のあと、ジノに逆プロポーズした
  • 父の条件は「自分を倒すこと」。ジノは渾身の一撃で勝った
  • 子供はネル・ジル・3人目の3人。声優は戸松遥

僕はこう読む

ニナは、この作品でまっとうに負け続けた人だと思っています。
ルーデウスには前世の知識があり、エリスには狂気じみた才能がある。ニナにあるのは、剣神の娘という肩書きと稽古の量だけでした。
どの負けにも言い訳が用意されていないのに、最後は剣王になり、結婚し、子供を3人育て、越えられなかった相手と友になっています。
剣帝になれなかったことを作品は挫折として書いていません。諦めたのではなく、選び直したと読むほうが、ニナの歩き方に合っていると思います。

それでも、ニナが剣帝を本気で目指し続けていたら届いたのかどうかは、作中では描かれていません。剣王まで来た実力を考えれば、届いていた可能性もあったはずです。

——あなたはニナが剣帝まで届いていたと思いますか。それとも剣王が限界だったと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。

よくある質問

ニナ・ファリオンは称号と結婚の話が混ざりやすい人物です。切り分けて答えておきます。

Q. ニナ・ファリオンとは誰ですか
A. 剣神ガル・ファリオンの娘で、剣王の称号を持つ剣士です。剣帝ティモシー・ブリッツに幼いころから指導を受けてきました。

Q. ニナは剣帝になったのですか
A. なっていません。目指してはいましたが、ジノとの結婚と出産を経て自分から断念しました。本人に後悔はありません。

Q. ニナとエリスはなぜ対立したのですか
A. 剣の聖地での初戦で、顔面に数十発を受けて失神・失禁するほど打ちのめされたためです。その後2年間、口をききませんでした。

Q. ニナはラノア魔法大学の学生ですか
A. 違います。エリスの想い人であるルーデウスを倒して奴隷にし、剣の聖地へ連れ帰るために訪れただけです。

Q. ニナとジノの結婚条件は何でしたか
A. 父である剣神ガル・ファリオンを倒すことです。ジノは過酷な特訓を積み、渾身の一撃で勝って結婚を認められました。子供は3人です。

Q. ニナの声優は誰ですか
A. 戸松遥さんです。アニメ『無職転生Ⅲ』の第1話「燃えよ狂犬」と第2話「吠えよ狂犬」で、エリスとの日々が描かれました。

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月16日

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