【ゴールデンカムイ】鶴見中尉の衝撃の過去!?長谷川徳四郎としてのスパイ活動と隠された妻子の真実 | 漫画コミック考察ブログ

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【ゴールデンカムイ】鶴見中尉の衝撃の過去!?長谷川徳四郎としてのスパイ活動と隠された妻子の真実

11ゴールデンカムイ鶴見過去
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この記事を読むとわかること
  • 鶴見中尉はスパイ活動をしていた
  • 鶴見が金塊で軍事政権構想
  • 妻子を失った悲劇が衝撃

アイヌの金塊を巡る争奪戦が繰り広げられているゴールデンカムイ。

杉元一味、土方一味とはまた別勢力として金塊を狙っているのが陸軍第七師団です。

戦争帰りの者も多く人数と戦力において他を圧倒しており、その強みを活かしながら争奪戦を有利に進めています。

彼らを率いているのがカリスマ中尉として作中作外問わず人気の高い鶴見中尉。

今回はその鶴見の魅力についてご紹介したいと思いますが鶴見についてはもはや多く語られていますので、ここでは作中で新たに明かされた彼の衝撃的な過去を中心にお話したいと思います。

 

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【ゴールデンカムイ】鶴見中尉のプロフィール

最強と謳われた陸軍第七師団(通称・北鎮部隊)の中尉。

歩兵第27聯隊所属の小隊長であり、情報将校で情報取集や分析能力に長けています

奉天会戦にて前頭葉の一部が損傷し、以来大きな額当てと共に常軌を逸した言動が目立つ反面、多くの部下に慕われています。

軍内の反乱分子であり、第七師団が金塊を追っているのは軍の意向ではなく鶴見が単独で部下を引き連れ行っています。

 

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【ゴールデンカムイ】金塊探しの目的は独立政権?

鶴見が金塊を求めている目的は、北海道に軍事政権を作るためであると語られています。

その発端は日露戦争の旅順攻囲戦。

当時鶴見は二〇三高地攻略に否定的でしたが、上層部の強硬な指示によってこの作戦に第七師団が投入されることとなりました。

結果二〇三高地に国旗を突き立てるという大きな戦果を挙げたものの、多くの戦死者を出したことにより第七師団は勲章や報奨金はおろか、陸軍内でも冷遇されるようになってしまったのです。

そこで鶴見はそのような不毛な仕打ち、成果に見合わない対価に対し立ち上がりました。

つまり共に二〇三高地で戦った仲間や戦死者の遺族に報いるために動き出すのですが、そのために欲しているのが2万貫(約8千億円の価値)とも言われるアイヌの金塊なのです。

ただしそれは「手に入れたら皆で分けておしまい」というものではありません。

自らが指導者となり軍事政権を立ち上げ、武器工場を作るなど彼らの豊かな生活基盤を作るという長期的な構想を掲げているのです。

一時の富ではなくさらに先を見据えている様子から、先見性に優れている部分が窺えますね。

それが「死んでいった戦友たちへのせめてもの餞」だと説き師団の心を一つにする鶴見。

しかし日露戦争前から何か(アイヌの金塊?)の情報を得ているような描写がありましたので、もしかしたらその“軍事政権構想”は彼にとって一端に過ぎず、個人的にはまたそれ以上の目的があるのかもしれません。

 

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【ゴールデンカムイ】若手に愛されるカリスマ性

鶴見の真骨頂が人心掌握術。

相手の心情に寄り添い、巧みな話術で自身の懐に取り込みます。

「巧みな話術で取り込む」と言うと悪印象ですし尾形など異例もありますが、実際面倒見も良く多くの部下に慕われていますので、やはり鶴見にはついていくだけの魅力があるのだと思います。

部下は100人ほどと言われていますが、恐らく小隊の定員数を上回っているので直属の者たちだけでなく広く信望を集めている様子が窺えますね。

鯉登や宇佐美など彼に心酔する者も少なくありません。

その本質は、国のこれからを担っていく人材であるということではないでしょうか。

鶴見の考える未来をともに作り、さらにその先を引き継ぐ者たちを育てているとも考えられます。

ともかく鶴見は独特のカリスマ性によって、固い忠誠心を持つ優秀で最強の部隊を従えているのです。

 

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【ゴールデンカムイ】ロシアでのスパイ生活

奇人としてのイメージが強く未だ謎多き鶴見ですが、作中でついにその過去の一部が明らかとなりました。

なんとスパイとしてロシアで生活していたことがあったのです。

ウラジオストクに居を構えていた彼の仮の名は『長谷川幸一』。

当然ロシア語も堪能だったことが発覚しました。

 

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【ゴールデンカムイ】長谷川幸一としての仮の姿

鶴見の仮の姿である長谷川幸一は長谷川写真館を営んでいました。

10代の時に父の仕事の関係でロシアへ渡り、知人に写真館を譲り受けたのを機に写真家になったという設定です。

街の風景を撮影している姿はまさに写真家然としていますが、そこから眺める街の様子からもたくさんの情報を得ていたに違いありません。

彼の写真館へやってきたのが当時逃亡生活中だったウイルク・キロランケ・ソフィア。

3人の目的は日本人である長谷川に日本語を習うためなのですが、偶然にもこうして鶴見は物語の鍵を握るウイルクたちとすでに出会っていたのです。

キロランケが国境を越える際にロシアに情報を流していましたし、この過去が物語にさらに関わってくるのかも注視したいところですね。

そして衝撃なのは彼に妻子がいたこと。

長谷川は地元の女性フィーナと結婚し、オリガという子供を授かっていました。

11巻107話で坂本慶一郎と蝮のお銀の子供を優しく抱いている姿が話題となりましたが、こうした過去から赤ん坊の扱いには慣れていたというわけですね。

 

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【ゴールデンカムイ】妻子を殺されてしまう

長谷川には大きな悲劇がありました。

ウイルクたちも通っていた長谷川写真館を、ある日ロシアの秘密警察が訪ねてきます。

その目的は日本軍のスパイである長谷川。

事態を察知していた長谷川は慎重にやり過ごすつもりだったようですが、自分たちを追ってきたのだと早とちりしたウイルクたちが彼らを殲滅するため戦闘を開始してしまったのです。

そしてこの銃撃戦に長谷川の妻子が巻き込まれ、母子ともに亡くなってしまいました。

スパイとしてあらゆる事態は想定していたと思いますが、警察が来る前に二人を写真館から遠ざけていますし、長谷川にとって二人の死は不測の悲劇だったはずです。

長谷川は妻子の遺体をベッドに寝かせ、写真館に火をつけ静かに立ち去りました。

その際にフィーナの右手小指を持ち去っている描写がありますので、今も遺骨を持っていると考えると、仮の生活だったとしてもその愛は本物だったのではないかと思えます。

この悲劇を仕方ないと割り切っているのか、引き起こしたウイルクたちに対し恨みを持っているのかは測りかねるところですね。

 

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【ゴールデンカムイ】本名は鶴見篤四郎

妻の最期、長谷川は自分が「長谷川幸一」ではないことを告げます。

本当の名は『鶴見篤四郎』。

ここで初めて鶴見中尉の下の名前が明かされました。

妻に真実を打ち明け写真館を焼いた時、その男は再び鶴見へと戻ったのです。

 

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【ゴールデンカムイ】杉元にとって最大の敵は鶴見中尉?

鶴見は網走監獄以降、杉元と手を組んでいます。

つまり杉元たちが集めた刺青人皮は今や全て鶴見の手に渡っているということ。

人皮の数で言えば金塊争奪戦において大きくリードしていると言えます。

その点は杉元も承知しており、金塊に辿り着く可能性が一番近いと言う考えで引き続き協力する意思を示しています。

しかし実権を握っているのは鶴見側ですから、杉元にとっては一概に味方とは言えず、鶴見の意向によっては逆に最大の敵ともなるでしょう。

ちなみ単行本4巻35話にて梅子の再婚相手として紹介されている男性が鶴見なのでは?という説も見かけます。

もちろん本編では描写がないので推測の域を出ませんが、もしそうなると杉元との関係性が変わってくると思うので面白そうですね。

 

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まとめ

外見や行動からエキセントリックな印象を与える鶴見、その中身は頭脳明晰で統率力と先見性に優れ、心には本当の愛を持つとても魅力的な人物でした。

囚人や裏切り者に容赦なく冷酷で怖い部分もありますが、ついていきたくなるのもわかります。

しかし本文でも書きましたが鶴見の目的はさらに先がありそうですし、本当に底の見えないキャラクターですよね。

彼の持つ戦力は「人脈」と「情報」であり、これは戦いにおいて非常に効果的で強力な武器です。

優秀な部下だけでなく彼は陸軍中将の有坂成蔵や海軍少将の鯉登平二も味方につけ、江渡貝くんにも愛され、鰊番屋の親方に出資を求める場面もありますし、ロシアにもツテがありそうなので人脈の広さはまだまだ計り知れません。

人と情報を駆使する彼の行動ひとつひとつが争奪戦を大きく動かし得ますので、今後もしっかり注目していきたいですね。

この記事のまとめ
  • 鶴見中尉の本名は鶴見篤四郎です
  • スパイ活動でロシアに潜入していた
  • 妻子がロシア警察に殺された悲劇
  • 金塊探しの目的は軍事政権設立
  • 部下に慕われるカリスマ性の持ち主
  • 情報と人脈を駆使する頭脳明晰な人物
あいり
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