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廉頗(れんぱ)は死亡したのか
結論から言うと、廉頗は作中で死亡していません。山陽の戦いで秦に敗れて魏を追われ、楚へ渡りました。
廉頗は、かつて趙の最強の大将軍「三大天」のひとりに数えられた老将です。秦の六大将軍と戦い続けた時代の生き残りで、作中では「生ける伝説」のように扱われます。この記事では、廉頗が魏にいた理由、山陽の戦いで蒙驁と戦った流れ、和睦を選んだわけ、楚へ渡ったその後、そして史実の廉頗までを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 廉頗の立場と、趙から魏へ移った理由
- 18巻から始まる山陽の戦いでの廉頗
- 蒙驁の左腕を斬り落としながら和睦した理由
- 楚へ渡ったその後と、死亡していないこと
- 声優の楠見尚己さんと、史記に残る実在の廉頗
先に結論だけ
廉頗について聞かれることを、表にまとめます。いちばん多い「死亡したのか」の答えは、作中では死亡していない、です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | れんぱ |
| 立場 | 元・趙三大天。悼襄王と対立して魏へ亡命した大将軍 |
| 主な戦い | 18巻から始まる山陽の戦い。秦の総大将・蒙驁と対決 |
| 死亡したか | 死亡していない。魏を追われ、楚へ渡った |
| 配下 | 廉頗四天王(介子坊・輪虎・姜燕・玄峰) |
| 声優・実写 | アニメは楠見尚己さん。実写映画には未登場 |
元は趙三大天、いまは魏の将軍
廉頗はもともと、趙の最強の三人の大将軍「三大天」のひとりでした。秦の六大将軍としのぎを削った黄金の時代を戦い抜いた、最後の世代です。
ところが、趙の悼襄王とは折り合いが悪く、三大天の地位を取り上げられます。廉頗はこれを拒み、討伐に来た趙の大将軍・楽乗を返り討ちにして、魏へ亡命しました。この流れは18巻で描かれます。
魏に移ってからは、しばらく戦に出ていませんでした。その廉頗を戦場へ引き戻すきっかけを作ったのが、秦の王騎だったとされています。
山陽の戦いで、蒙驁とぶつかる
18巻から、秦が魏の山陽を攻める戦いが始まります。秦の総大将は蒙驁、魏の側で迎え撃ったのが廉頗でした。
廉頗は戦の前に、懐刀の輪虎に秦の有能な将を狙わせて戦力を削ぎます。配下には「廉頗四天王」と呼ばれる介子坊・輪虎・姜燕・玄峰がいました。輪虎は22巻231話で、飛信隊の信に討たれます。
戦の終盤、廉頗は自ら手勢を率いて秦の本陣の背後に回り、蒙驁と一騎打ちをします。蒙驁の左腕を斬り落として力の差を見せつけました。蒙驁はこのとき失った腕のまま、のちの場面でも描かれます。
僕はこう読む
山陽の廉頗は、ひとりだけ別の時代から来た人のように描かれています。
六大将軍と三大天がぶつかり合った時代を知る者として、若い秦の将たちを見下ろしている。
この戦は、古い時代の最後の大将軍が、新しい時代に場所を譲る話だったと思っています。
本陣を落とされ、和睦を選んだ
一騎打ちで優位に立った廉頗でしたが、戦の形勢は別の場所で決まっていました。魏軍の本陣が、秦の桓騎によって落とされたのです。
配下の介子坊は、廉頗自身が総大将になって盛り返すべきだと進言します。けれど廉頗は、この戦はもう詰んでいると見て、蒙驁に和睦を申し入れて戦を終わらせました。
一騎打ちの場には、輪虎を討った信も駆けつけています。廉頗は信が王騎の矛を受け継いだと知ると、手を止めて王騎の最期を尋ねました。宿敵でありながら友のように思っていた王騎への思いが、この場面に出ています。
魏を追われ、楚へ渡った
山陽で敗れた廉頗は、魏の景湣王に敗戦をわびます。本来なら死罪になるところでしたが、温情で追放という処分になりました。廉頗はそのまま楚へ亡命します。
こうして廉頗は、趙から魏へ、魏から楚へと国を移りました。作中で廉頗が討たれる場面はなく、死亡はしていません。のちに趙へ戻ることを申し出ますが、趙の側に受け入れられませんでした。
僕はこう読む
戦場で負けたことのない男が、最後は国に居場所をなくしていきます。
廉頗を追い出したのは、敵ではなく、いつも自分の側の王でした。
強すぎる将は、戦よりも宮廷で居場所を失う。
この作品の老将たちに繰り返し出てくる筋が、いちばんはっきり出ているのが廉頗だと読んでいます。
史記に残る実在の廉頗
廉頗は、司馬遷の『史記』廉頗藺相如列伝に記された実在の趙の将軍です。悼襄王が即位すると楽乗に代えられ、怒った廉頗は楽乗を攻めて、魏の大梁へ逃れたと書かれています。作中の流れは、この記録に沿っています。
史実の廉頗は、同じ趙の藺相如との「刎頸の交わり」の故事でも知られています。最後は楚に移り、その地で亡くなったとされます。一方、配下の廉頗四天王は史書に名がなく、作品のオリジナルです。
声優は楠見尚己さん。実写には未登場
アニメで廉頗を演じているのは楠見尚己さんです。太く豪快な声が、戦を自分のすべてと言い切る廉頗によく合っています。
実写映画には、2026年7月公開の第5作『キングダム 魂の決戦』までで廉頗は登場していません。魂の決戦は合従軍編で、山陽の戦いは描かれていないためです。
まとめ
廉頗は元・趙三大天の大将軍で、山陽の戦いで秦に敗れたあと楚へ渡りました。作中で死亡はしていません。
押さえておきたい点を並べます。
- 読みはれんぱ。元は趙三大天のひとり
- 悼襄王と対立し、楽乗を返り討ちにして魏へ亡命した(18巻)
- 山陽の戦いで蒙驁の左腕を斬り落とすが、本陣を桓騎に落とされ和睦
- 魏を追放されて楚へ渡り、作中で死亡はしていない
- アニメの声優は楠見尚己さん。実写映画には未登場
- 史記の廉頗藺相如列伝に残る実在の将軍
僕はこう読む
廉頗が和睦を選んだ場面に、この老将のいちばんの強さが出ていると思っています。
まだ戦える力があっても、勝ち目のない戦にこだわらない。
引き際を知っているから、国を三度変えても生き残ったのだと読んでいます。
廉頗を「国に恵まれなかった悲運の名将」と見るか、「どこへ行っても戦を選んだ根っからの武人」と見るかで、山陽の戦いの読み方が変わってきます。
——あなたは廉頗を、国に恵まれなかった名将だと思いますか。それとも、戦に生きることを選び続けた武人だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
廉頗は「死亡したのか」と「その後どうなったのか」をよく聞かれる老将です。短く答えておきます。
Q. 廉頗は死亡しましたか。
A. 作中では死亡していません。山陽の戦いのあと魏を追われ、楚へ渡りました。
Q. 廉頗が登場するのは何巻ですか。
A. 18巻です。趙から魏へ亡命する流れと、秦が魏の山陽を攻める戦いがここから始まります。
Q. 廉頗の声優は誰ですか。
A. アニメで廉頗を演じているのは楠見尚己さんです。
Q. 廉頗は実在の人物ですか。
A. 実在します。史記の廉頗藺相如列伝に記された趙の将軍です。
廉頗のまわりの将へ。配下の四天王、信に討たれた輪虎、廉頗に敗れた楽乗へ進めます。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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