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葦原美雨とは誰か
結論から言うと、葦原美雨(あしはら みう)は夏生と同じ学年の文芸部の部長です。顧問の桐谷怜士に片思いしましたが、想いを伝えないまま卒業しました。
黒髪の清楚な見た目で、極度のあがり症。恋には奥手で、自分に自信が持てない子です。小説家を目指していましたが、卒業までに「書く人」から「書く人を支える人」へ、つまり編集者へと夢を切り替えています。夏生を文芸部に招き入れた、物語の入り口に立つ人物でもあります。
この記事でわかること
- 葦原美雨のプロフィールと家族
- 桐谷怜士への片思いと、告白したのかどうか
- 楠本沙希に美雨が本気で怒った場面
- 夏生との関係と、キャンプで夏生がけがをした一件
- 小説家から編集者へ、夢を切り替えた理由
- アニメの声優
葦原美雨のプロフィール
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 名前 | 葦原美雨(あしはら みう)。ももからは「ミューちゃん」と呼ばれる |
| 立場 | 赤森高校2年(登場時)。夏生・瑠衣と同じ学年で、文芸部の部長 |
| 性格 | 生真面目で控えめ。極度のあがり症で、恋には奥手 |
| 家族 | 弟の晴真、妹の美夜。団地で暮らしている |
| 好きな人 | 文芸部顧問の桐谷怜士。想いは伝えないまま卒業 |
| 卒業後 | 大学に進み、書店でアルバイト。編集者を目指す |
| 声優 | 小原好美(2019年のテレビアニメ) |
夏生を文芸部に招き入れた部長
美雨と夏生が知り合ったのは、夏生が文芸部を見学に来たときです。きっかけは、桐谷が「蓮川要」の名前で書いた本を、部室から無断で持ち出した一件でした。
夏生はそのあと、顧問の桐谷に半ば強引に入部させられます。それを見た瑠衣も「私も入ろっかな」と続き、美雨の文芸部に、夏生と瑠衣がそろいました。ドメスティックな彼女の高校生活の舞台は、美雨が部長を務めるこの部室です。
美雨自身も小説を書いていますが、自分には才能がないと感じていました。そのかわり、ほかの人の作品を読んでもライバル視せず、まっすぐ感動できる人です。夏生が書いた小説にも、素直に心を動かされていました。
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夏生と瑠衣とヒナが、一つ屋根の下でぶつかり合う話の中で、美雨は数少ない「外の人」です。
自分の恋は動かさず、人の書いたものに素直に泣ける。
美雨は、この作品でいちばん正直な読者として置かれていると思っています。
桐谷怜士への片思い
美雨が好きなのは、文芸部の顧問で現代文の教師、桐谷怜士です。独身でヘビースモーカー、教師のかたわら「蓮川要」のペンネームで小説も書いている大人の男性でした。
あがり症で自信のない美雨は、桐谷の前ではうまく話すこともできません。夏生に「私みたいな子って、どう思う?」と聞いてしまうほど、自分が恋の相手になれるとは思えずにいました。
楠本沙希に本気で怒った日
そんな美雨が、一度だけ激しく感情をあらわにしたことがあります。相手は、桐谷の前の勤務先の教え子、楠本沙希でした。
桐谷は前の学校で、引きこもっていた沙希の力になっていました。ところが沙希は、桐谷の親切を自分への好意だと思い込みます。距離を置いた桐谷に、沙希は嘘を言いふらし、それが原因で桐谷は赤森高校へ移ることになりました。沙希はその後も桐谷を恨み、怪文書を送ったり、文化祭に乗り込んで嫌がらせをしたりしています。
大人しい美雨が、このときは本気で怒りました。それだけ桐谷を想っていた、ということです。沙希もまた桐谷を好きだったのだと読める描かれ方で、のちに沙希は謝り、美雨と和解しています。
告白はしたのか
美雨は、桐谷に想いを伝えないまま卒業しました。教師と生徒という立場、そして自分への自信のなさが、最後まで一歩を止めたのです。
ただ、2人の間に何も残らなかったわけではありません。美雨が編集者を目指すと決めたとき、桐谷は「将来、作家と編集者として一緒に仕事ができたらいい」という言葉をかけました。その優しさに、美雨は涙を流しています。
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恋人にはなれなくても、仕事の相手としてなら隣に立てる。
桐谷の言葉は、断りではなく、美雨が自分で選んだ道への返事でした。
告白しなかった片思いが、進路という形で実を結んだところに、この2人の関係の答えがあると思っています。
夏生との関係と、キャンプでのけが
美雨と夏生は、もともと同じ団地に住んでいたこともあり、気を許せる仲です。悪ふざけの好きな桐谷に、2人がキスをさせられそうになったこともありました。
文芸部のキャンプでは、取り乱した美雨がきっかけで、夏生がけがをして骨を折ってしまいます。美雨にとってはつらい出来事でしたが、この一件は物語を大きく動かしました。けがをした夏生を看病するうちに、瑠衣が「アンタのことが好きかもしれない」と口にしたのです。瑠衣が自分の気持ちに気づくきっかけを作ったのが、美雨でした。
美雨と夏生が恋人になることはありませんでしたが、美雨は最後まで、夏生と瑠衣の一番近くにいる友人の一人でした。
小説家から編集者へ
美雨の進路で大事なのは、夢を切り替えた理由です。美雨は、自分の才能に限界を感じていました。けれど同時に、人の作品を心から楽しみ、良さを見つけられる人でもありました。
だから美雨は、小説家ではなく編集者になる道を選びます。書く側の苦しさを知っていて、読む側として素直に感動できる。その2つを持つ美雨には、作家を支える仕事のほうが向いていたのです。
高校卒業後は大学に進み、本屋でアルバイトをしながら編集者を目指しました。一方で、蓮川要こと桐谷はもちろん、夏生も小説家として頭角を現し、賞を取るまでになっていきます。美雨の目の前には、支えたい書き手が2人いたことになります。
アニメで葦原美雨を演じた声優
2019年1月から3月に放送されたテレビアニメ(全12話)では、小原好美さんが葦原美雨の声を担当しました。桐谷怜士の声は緑川光さんです。美雨の卒業や編集者を目指す話はアニメの範囲より先で、原作で描かれています。
まとめ
葦原美雨は、夏生と瑠衣を文芸部に迎えた部長で、顧問の桐谷に片思いしたまま卒業した女の子です。
- 赤森高校の文芸部部長。極度のあがり症で、恋には奥手
- 顧問の桐谷怜士(ペンネーム蓮川要)に片思い
- 桐谷を陥れた楠本沙希には、本気で怒った。のちに和解
- 告白はしないまま卒業。桐谷からは「作家と編集者として一緒に」と言われて涙した
- キャンプで夏生がけがをしたことが、瑠衣が気持ちに気づくきっかけになった
- 大学に進み、書店でアルバイトをしながら編集者を目指す
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ドメスティックな彼女は、気持ちを口に出しすぎる人たちの話です。
その中で美雨だけが、言わないことを選びました。
派手な三角関係の横に、言わない恋を1つ置いたことで、作品の恋の幅が広がったと思っています。
美雨が桐谷の担当編集になる未来は、作中では描かれていません。けれど、桐谷の言葉を受け取った美雨の涙は、その可能性を読者に手渡しています。
——あなたは、美雨は桐谷に告白したほうがよかったと思いますか。それとも、言わずに編集者を目指した今の形がいちばんだったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
葦原美雨について、よく聞かれる点を答えます。
Q. 葦原美雨は桐谷と付き合いましたか。
A. 付き合っていません。想いを伝えないまま卒業しました。
Q. 葦原美雨の卒業後の進路は何ですか。
A. 大学に進学し、書店でアルバイトをしながら編集者を目指しています。
Q. 「葦原美雨 事故」とは何のことですか。
A. 文芸部のキャンプで、取り乱した美雨がきっかけになって夏生がけがをした一件のことと考えられます。この看病の中で、瑠衣が夏生への気持ちを口にしました。
Q. アニメの葦原美雨の声優は誰ですか。
A. 2019年のテレビアニメでは、小原好美さんが演じました。
美雨と同じ文芸部の仲間です。柏原ももの素顔、桜坂律の告白、瑠衣の想いへ。
柏原ももの素顔柏原ももとはどんな子か?ダメ男製造機と呼ばれ、最後は後輩の律と付き合います!文芸部の柏原ももがダメ男製造マシーンと呼ばれた訳。
桜坂律の告白桜坂律が信じた噂とは?モモとの意外な恋の結末!後輩の桜坂律が、卒業式の日にももへ告白します。
瑠衣の気持ち瑠衣(ルイ)とはどんな子か?夏生を好きと気づいたのは、けがの看病でした!同じ部の瑠衣は、いつから夏生を好きだったのでしょうか。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月10日


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