本ページはプロモーションが含まれています
リーニエとは何者なのか
結論から言うと、リーニエは七崩賢・断頭台のアウラ直属の首切り役人です。アイゼンの技を写してシュタルクと戦い、原作3巻20話で閃天撃を受けて死亡しました。
リーニエは、グラナト伯爵領に和睦の使者として現れた3人の魔族のひとりです。ピンク髪のツインテールにゴスロリ風の服、ほとんど表情を変えない少女の姿で、出番は数話なのに人気投票で6位まで上がりました。
この記事では、リーニエの初登場から最期までを原作とアニメの話数つきで並べ、模倣する魔法の仕組みと、シュタルクに負けた理由を見ていきます。
この記事でわかること
- リーニエの正体と、首切り役人としての役目
- 初登場と死亡の話数(原作・アニメ)
- 模倣する魔法(エアフアーゼン)の仕組みと弱点
- シュタルクとの戦いで負けた理由(カイの読み)
- アニメと原作の違い、声優の石見舞菜香さん
リーニエの登場から最期まで
リーニエが出てくる話を、原作とアニメで並べます。黄色の行が、死亡した話の答えです。
| 原作 | できごと | アニメ |
|---|---|---|
| 2巻14話 | リュグナー・ドラートと一緒に、和睦の使者としてグラナト伯爵領に現れる。14話の題は言葉を話す魔物 | 1期7話 |
| 2巻 | 独断でフリーレンを襲ったドラートが返り討ちに遭う。リーニエは魔力探知でドラートの死を知る | 1期7〜8話 |
| 3巻19話 | 伯爵を助けに来たフェルンとシュタルクに急襲される。リーニエはシュタルクと向き合う | 1期8話 |
| 3巻20話 | アイゼンの技を写して攻めるが、一撃を体で受けたシュタルクの閃天撃で死亡。題は師匠の技 | 1期9話 |
| 3巻21話 | リーニエの敗北に気を取られたリュグナーが、フェルンの魔法を受けて倒れる | 1期9〜10話 |
| 3巻22話 | フリーレンが服従の天秤でアウラに勝ち、首切り役人の3人とアウラがそろって退場する | 1期10話 |
アニメで断頭台のアウラ編が始まったのは、2023年10月20日放送の7話おとぎ話のようなものです。リーニエとシュタルクの決着は、11月3日放送の9話断頭台のアウラで描かれました。
僕はこう読む
並べると、リーニエの出番は原作で10話に満たない長さです。
それでも人気投票の2回目で6位に入り、シュタルクより上でした。
台詞が少なく、表情も動かない。読者が勝手に中身を想像できる余白が、そのまま人気になったのだと思っています。
語らせないキャラクターほど長く覚えられる、という見本のような魔族です。
首切り役人としての役目
【人物紹介】
●リーニエ●
人間を殺そうとする魔族。アウラの配下、首切り役人。魔力探知が得意。りんご好き。#フリーレン pic.twitter.com/Txrg5zEeEB— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) October 27, 2023
首切り役人は、七崩賢のひとり断頭台のアウラが抱える直属の配下です。メンバーはリュグナー、リーニエ、ドラートの3人で、リュグナーがまとめ役を務めています。
アウラは約80年前に勇者一行と戦って配下のほとんどを失い、28年前に力を取り戻して北側諸国と戦っていました。3人がグラナト伯爵領へ来たのは、和睦の使者を装って街の防護結界を解かせ、アウラの軍勢を招き入れるためです。
公式の人物紹介が魔力探知が得意と書くとおり、リーニエの持ち場は探知でした。フリーレンに返り討ちにされたドラートについて、リーニエは「ドラートの魔力が探知できない」とリュグナーに伝えます。油断したからだと高をくくるリーニエを、リュグナーは諫めました。
物静かで、先走ったドラートとは違い、リーニエはリュグナーの指示から外れません。人間を見下す態度は魔族そのものですが、上の者に対しては従順という、首切り役人のなかでいちばん扱いやすい駒でした。
僕はこう読む
ドラートの死を伝えるリーニエの言い方は、仲間を悼む言葉ではなく、探知の結果の報告です。
しかも、油断したからだと片づけています。
同じ任務の仲間が消えても、リーニエにとっては魔力の反応が1つ減っただけだったのだと思っています。
この冷たさが、あとで自分の負けにも気づけない鈍さとつながっていくように読めます。
模倣する魔法(エアフアーゼン)とは
リーニエの魔法は、模倣する魔法(エアフアーゼン)です。ネットではエアファーゼンと書かれることもあります。人が動いているときの体内の魔力の流れを記憶し、その動きをそのまま再現する魔法です。
魔力を読む力が得意だからこそ、その力を突き詰めた先にある魔法だといえます。リーニエはかつて一度だけ見たアイゼンの戦いを記憶していて、アイゼンと同じ斧を手にし、同じ型で打ちこんできます。シュタルクから見れば、目の前の小柄な魔族が師匠の技を使ってくる形です。
アイゼンが勇者一行として旅をしていたのは、およそ80年前です。リーニエはその時代から生きていて、最強の戦士の動きを80年近く覚えていたことになります。
ただし、写せるのは動きだけです。リーニエの体は見た目どおりの小柄な少女で、ドワーフの戦士の力と重さまではついてきません。技は本物でも、一撃の重さはアイゼンに遠く及ばない。これが模倣する魔法の弱点でした。
それでもリーニエは、その弱点で負けたことがありませんでした。だから自分の攻撃が軽いことにも、相手の力を読み違えていることにも気づいていなかったのです。
僕はこう読む
リーニエが写したのが、よりによってアイゼンだったのが残酷です。
相手のシュタルクは、そのアイゼンに何年も打たれて育った弟子でした。
本物の一撃を体で知っている相手に、形だけの一撃を打ちこんでいたことになります。
模倣は、本物を知らない相手にしか通じない。その弱点を、いちばん知っている相手の前でさらしたのだと思っています。
シュタルクとの戦い、なぜリーニエは負けたのか
伯爵を助けに来たフェルンとシュタルクを前に、リュグナーはフェルンを、リーニエはシュタルクを受け持ちます。リーニエはアイゼンの技で何度もシュタルクを打ち、はじめは一方的に押していました。
ところがシュタルクは、何度打たれても立ち上がってきます。そして気づきました。動きは確かに師匠の技なのに、アイゼンの攻撃はこんなに軽くなかったということです。
シュタルクは、しょせん物真似だと言い放ちます。リーニエは動じず、その物真似でとどめを刺すと返しました。技の重さが違うと言われても、やり方を変えなかったのです。
僕はこう読む
物真似と言われて、物真似でとどめを刺すと返す。ここがリーニエという魔族のすべてだと思っています。
悔しがりもせず、言い返しもせず、手元の手段をそのまま信じている。
人間なら、軽いと言われた時点で打ち方を変えます。
自分を疑う回路がはじめから無い。作者は、魔族の怖さと脆さを同じ一行に入れたのだと読んでいます。
リーニエが決めにいった一撃を、シュタルクはあえて体で受け止めます。相打ちを覚悟した捨て身で、鍛え抜いた腹筋で受けて止めたのです。攻撃を止められたリーニエは、その隙にシュタルク渾身の閃天撃を受けました。
縦に斬る閃天撃が致命傷になり、リーニエは原作3巻20話、アニメ1期9話で死亡しました。20話の題は師匠の技です。アイゼンの技を写したリーニエと、アイゼンに鍛えられたシュタルクの勝負を、そのまま言い当てた題になっています。
リーニエの敗北は、隣で戦っていたリュグナーの決着も早めました。リーニエの敗北に気を取られたリュグナーは、フェルンの魔族を殺す魔法の直撃を受けて致命傷を負います。首切り役人の2人は、同じ場面の中で続けて倒れたことになります。
アニメと原作の違い
放送まであと2⃣時間?
『葬送のフリーレン』
今日この後よる1⃣1⃣時1⃣5⃣分
日本テレビ系全国30局ネットで放送?リュグナーとリーニエ。
アウラが誇る首切り役人の力とは…!?※通常の放送開始時間と異なります。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/oO0FBcrucV
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) November 3, 2023
アニメでは、フェルンとシュタルクがリュグナーとリーニエに対峙する場面が8話に入り、決着は9話に回されました。8話のこの場面は、映像に合わせて音楽を書くフィルムスコアリングで作られています。1期でこの手法が使われたのは、初回と8話のこの場面、14話と15話の一部だけでした。
もう1つ、読者のあいだで話題になったのが、閃天撃で斬られる側です。アニメのリーニエは左半身を斬られていて、原作とは左右が逆になっているという指摘があります。シュタルクの剣の構えだと、相手の左側を斬るほうが動きとして自然になる、という見方です。
アニメの9話を見て、左半身の傷だけでリーニエがすぐに息絶えたのに、体を貫かれたリュグナーは長く話していたのはなぜか、と引っかかった人もいたようです。これには、リュグナーは血を操る魔法を使うので、傷を負っても血を止められるという説明が出ています。
リーニエの性格・見た目・年齢
リーニエはいつも無表情で、淡々と話します。リュグナーは人間を油断させる柔らかな笑みを浮かべ、ドラートは苛立ちを隠しません。3人のなかで、表情がほとんど動かないのはリーニエだけです。
見た目は、ピンク色の髪をツインテールにした小柄な少女です。ゴスロリ風の服を着ていて、公式の人物紹介にはりんご好きとあります。表情を変えないまま、りんごをかじっている場面もありました。
年齢は明かされていません。ただ、およそ80年前に旅をしていたアイゼンの戦いを見ているので、少なくとも80年以上は生きている魔族です。アウラは500年以上を生きた大魔族なので、それとくらべればリーニエは若い部類に入ります。
人気はとても高く、2022年の100キャラ人気投票では34位でした。アニメ放送のあとに行われた2回目の人気投票では、ヒンメル、アウラ、フェルン、ユーベル、フリーレンに次ぐ6位まで上がっています。
僕はこう読む
りんごをかじるという設定が、リーニエをただの敵で終わらせなかったと思っています。
人間を殺そうとする魔族なのに、食べ方だけは子どものようです。
魔族は人間の言葉を使っても、人間と同じ心は持たない。フリーレンはそう繰り返します。
それでも読者はつい、リーニエにも好きなものがあると思ってしまう。その錯覚こそが、作者が魔族を描くときに仕掛けている罠だと読んでいます。
リーニエの声優は石見舞菜香さん
『葬送のフリーレン』
今日10/20(金)よる11:20放送
第7話から【断頭台のアウラ編】?魔族アウラの配下 首切り役人リーニエを演じるのは #石見舞菜香 さん!
▼キャラ詳細https://t.co/3yb1wsZCQJ
今日の放送開始時間は通常と異なります。リアタイ・録画共にご注意を?#フリーレン #frieren pic.twitter.com/ZRHb8CSvor
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) October 20, 2023
アニメでリーニエを演じているのは、石見舞菜香(いわみ まなか)さんです。リュグナーは諏訪部順一さん、ドラートは大鈴功起さん、アウラは竹達彩奈さんが演じています。
石見さんはキャスト発表のとき、リーニエを「淡々と話すキャラクター」だとしたうえで、「底の知れない魔族であることを感じていただけるように意識しながら」演じたとコメントしています。
石見さんはプロ・フィット声優養成所の出身で、2018年の劇場アニメ、さよならの朝に約束の花をかざろうのマキア役で初主演を務めました。2019年の第13回声優アワードで新人女優賞、2024年の第18回声優アワードでは【推しの子】の黒川あかね役などで助演声優賞を受けています。
まとめ
リーニエは断頭台のアウラ直属の首切り役人で、模倣する魔法でアイゼンの技を写してシュタルクと戦い、原作3巻20話、アニメ1期9話で死亡しました。
押さえておきたい点を並べておきます。
- 初登場は原作2巻14話、アニメ1期7話
- 首切り役人はリュグナー、リーニエ、ドラートの3人
- 魔法は模倣する魔法(エアフアーゼン)。動きは写せても重さは写せない
- シュタルクの捨て身の受けと閃天撃で、3巻20話に死亡
- 人気投票は1回目34位、2回目6位。声優は石見舞菜香さん
僕はこう読む
リーニエとの戦いは、シュタルクがアイゼンから何を受け継いだかを見せる場面でもあったと思っています。
リーニエは技の形を受け継ぎ、シュタルクは打たれても立つ体を受け継いでいました。
同じ師匠の技でも、形だけを持つ者と中身まで持つ者で勝負が決まった。20話の題が師匠の技なのは、そういう意味だと読んでいます。
リーニエの負けを魔族らしい慢心と見るか、写し取った技そのものの限界と見るかで、20話の読み方はずいぶん変わりそうです。
——あなたは、リーニエが負けたのは魔族の慢心のせいだと思いますか。それとも、模倣という魔法の限界だったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
リーニエは原作20話でシュタルクに倒されるまで、出番の少ない魔族でした。そのぶん細かいところを聞かれることが多いので、ここでまとめておきます。
Q. リーニエは何話で死亡しますか。
A. 原作では3巻20話師匠の技、アニメでは1期9話断頭台のアウラです。シュタルクの閃天撃を受けて死亡します。
Q. リーニエの魔法は何ですか。
A. 模倣する魔法(エアフアーゼン)です。人が動くときの魔力の流れを記憶して、その動きを再現します。シュタルク戦ではアイゼンの技を写しました。
Q. リーニエとシュタルクは恋愛関係になりますか。
A. なりません。2人は敵として一度戦っただけで、その戦いでリーニエは死亡しています。カップルとして描く話は、ファンの二次創作のものです。
Q. リーニエの年齢は何歳ですか。
A. 公式には明かされていません。およそ80年前のアイゼンの戦いを見ているので、80年以上は生きている魔族です。
Q. リーニエの声優は誰ですか。
A. 石見舞菜香さんです。【推しの子】の黒川あかね役や、さよならの朝に約束の花をかざろうのマキア役でも知られています。
無表情の魔族少女です。ファルシュも、リュグナーとフェルンも、エルフ一覧も。
ファルシュの信頼ファルシュとは何者なのか?一級魔法使いで、名はドイツ語の偽り。初登場は37話!ファルシュはゼーリエから信頼される一級魔法使いです。
油断からの敗北リュグナーVSフェルン!魔族のプライドが招いた悲劇とは?リュグナーはフェルンへの油断が敗北を招いています。
生殖本能の欠落エルフの全一覧!何人知ってる?伝説の種族!寿命と特性一覧!エルフは生殖本能が欠落し、絶滅の危機にあります。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日


コメントを残す