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【アオアシ】阿久津渚はいいやつなのか?クズに見えるのはネグレクトの過去のせいで、モデルは本田圭佑!

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阿久津渚はいいやつなのか

結論から言うと、阿久津はクズに見えるだけで、根はチームの勝利にだけまっすぐな選手です。母親の育児放棄から、サッカーひとつで這い上がってきた過去が、あの口の悪さを作っています。

「アオアシ 阿久津」と調べると、「いいやつ」と「嫌い」が同時に出てきます。どちらも読者の正直な感想です。この記事では、アシトへの態度、母親との過去、主将になってからの変化を話数つきで並べ、どこで印象が入れ替わるのかを確かめます。

この記事でわかること

  • 阿久津がクズと言われる理由と、いいやつと言われる理由
  • 母親・千早との過去と、281話の葬儀
  • 主将になってからの変化と名言
  • モデルは本田圭佑なのか、作者の発言
  • 最終回での行き先と、アニメの声優
項目 中身
名前 阿久津渚(あくつ なぎさ)
いいやつか 口と態度は最悪。勝利とチームには誰よりまっすぐ
所属・ポジション 東京シティ・エスペリオンユース/センターバック
背番号 4(Aチーム)
学年 アシトの1学年上。その世代で唯一のセレクション合格者
身長・体重 183cm・74kg
誕生日・血液型 6月13日・AB型
声優(アニメ) 武内駿輔
モデル 本田圭佑(作者が2017年のインタビューで発言)

僕はこう読む

「いいやつか」と聞かれると、僕は「いいやつではないが、信用できるやつ」だと答えます。
阿久津は、相手の機嫌を取るための言葉をひとつも持っていません。そのかわり、嘘もつきません。
下手だと思えば下手と言い、勝つために必要なら頭を下げる。その順番が、普通の人と逆なだけです。
嫌いと言われ続けた男が、最後にはチームの中心にいる。この作品でいちばん印象が動いたのは、アシトよりも阿久津だったと思っています。

なぜクズと言われるのか

阿久津とアシトが初めて顔を合わせたのは、エスペリオンユースのセレクションです。アシトたちの対戦相手として現れた阿久津は、最初こそにこやかに握手をします。ところが実力の差を見せつけると、絶望するアシトに田舎へ帰れとマウントを取り、試合中にはエルボーまで入れています。

合格してからも、嫌がらせは止まりません。「ボケ」「ド低能野郎」「クソアフロ」と、アシトを呼ぶ言葉は罵倒ばかりです。アシトがFWからDFに転向すると、その言葉はさらに強くなりました。チェコ遠征中にアシトの活躍を聞いて苛立つ姿は、同じ代表の義経健太に「代表にガキはいらない」と叱られるほどでした。

味方にも敵にも、言い方を変えません。U-18日本代表に初めて選ばれたときは、入れ替わりで落選した桐木曜一に上から目線で絡み、代表の練習では控え組の扱いに不満を隠さず、ケガを気にするFWを煽ります。360度どこにでも牙を向けるので、読者にも「嫌い」と言われます。

いちばん強く出たのが、船橋学園戦のあとです。アシトの退場で、ラストマッチだった中村平の出場機会が消えました。河原でアシトを殴りつけ、会ったときから気に入らなかったと本音をぶつけます。

それでもアシトは折れませんでした。「俺に一からDFを教えてください!」と頭を下げたとき、驚いたのは阿久津のほうでした。

プレースタイルはどんな選手なのか

性格は最悪でも、プレーは別物です。エスペリオンで鍛えたテクニックに、どんなFWにも当たり負けしない体。時には強引なスライディングでボールを奪い、何度も味方のピンチを救います。チームの最終ラインを守る姿は、まさに闘将です。

試合中はいつも怒鳴っている印象がありますが、怒鳴る相手は攻撃陣ではなく、不甲斐ない守備をした味方です。自分にも厳しく、失点すると責任をひとりで抱え込む危うさもあります。

U-18日本代表に初めて呼ばれた遠征では、外国人FWとフィジカルで渡り合い、マスコミにも絶賛されました。控え組に回されると練習から本気でぶつかり、いざとなれば代表監督にスタメンを直訴します。代表監督は、迷いなく突き抜けられるエゴこそ阿久津の武器だと評価していました。

僕はこう読む

阿久津が怒鳴るのは、いつも守備のミスをした味方に対してです。
攻撃陣には何も言わず、守る側にだけ厳しい。自分が引き受けている仕事の重さを、同じ持ち場の人間にだけ求めているのだと思います。
失点をひとりで抱え込むのも同じ理由でしょう。最後の砦だという自覚が強すぎて、崩れたときの責任まで全部自分に向けてしまう。
口の悪さの裏にあるのは、守備への異様なまでの責任感だと読んでいます。

母親・千早との過去

阿久津の口の悪さの根は、家にあります。父親は行方不明、母親の千早は育児放棄で、アパートの中はゴミだらけでした。中学生の阿久津を見つけ出したのが福田達也で、引き取って親代わりになったのが育成部長の加瀬でした。

エスペリオンのセレクションは、阿久津にとって家から抜け出すための唯一の道でした。自分に親はいないと公言し、母との連絡も一切断っています。サッカーでしか生きる道がない。その切実さが、プレーの激しさにそのまま出ています。

ところが母がガンで余命1か月だと知ると、阿久津のプレーは乱れます。統率していた守備が崩れ、チームは一時不振に陥りました。福田に自分の去就を尋ねるほど、弱気な阿久津を見せた唯一の時期です。

278話から279話にかけて、阿久津は母と向き合います。死を前にしても憎まれ口を叩く千早が、実は息子が傷つかないかを心配していたこと。男を渡り歩いた母の心に最後に残っていたのが、自分だったこと。それを知った阿久津は、名乗るように言い切りました。

「俺が、阿久津渚だ」(279話)

僕はこう読む

この一言は、自己紹介ではないと思っています。
親に捨てられた子どもは、自分が何者なのかを誰からも教わりません。阿久津はそれを、サッカーの結果だけで証明してきました。
母と向き合ったあとで名前を名乗るのは、自分の出どころを引き受けたということです。
憎んでいた母から生まれた自分を、そのまま自分だと言える。弱点を克服したというより、ようやく弱点ごと立てるようになった場面だと読んでいます。

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母親の葬儀(281話)

エスペリオンがプレミアリーグで優勝してから2か月後、2月初めに母は亡くなります。281話「ガルージャ」の冒頭は、京都での葬儀の場面です。

阿久津は、手続きを引き受けてくれた加瀬に礼を言います。そこへ栗林晴久が現れました。阿久津は忘れていましたが、以前、栗林と平にだけ母のことを話していたのです。誰にも見せなかった家の事情を、知っている仲間がいた。葬儀の場面は短いですが、阿久津がひとりではなくなったことを示す場面になっています。

僕はこう読む

葬儀に来たのが、アシトではなく栗林だったことに意味があると思っています。
阿久津が母のことを話したのは、栗林と平の2人だけでした。どちらも、阿久津が実力を認めていた相手です。
弱みを見せられる相手を、阿久津はサッカーの物差しでしか選べなかった。
それでも話していたこと自体を本人は忘れていて、栗林のほうが覚えていた。仲間の側が先に、阿久津を仲間として扱っていたのだと読んでいます。

主将になって何が変わったのか

船橋学園戦のあと、副主将の高杉榮太は自分ではチームをまとめられないと判断し、2年生全員の総意で阿久津を主将に推します。福田もそれに賛同し、阿久津が主将、高杉が副主将という形になりました。福田に「ユース史上最強を目指す」と言われれば、阿久津は応えるしかありません。

自分ひとりのためにサッカーをしてきた阿久津にとって、1年生まで含めて引っ張るのは相当なストレスでした。弟子入りしたアシトの細かさには苛立ちっぱなしで、アシトからは教えるのが最高に下手だと思われています。それでも教える中身ははっきりしていて、残る味方を全面的に信じられるならオーバーラップ、1%でも不安があれば残る。攻守のバランスは「100か0」だと言い切ります。

その関係が実を結んだのが、青森星蘭戦です。26巻268話、後半アディショナルタイムの逆転ゴールはアシトとの連携から阿久津が決めたものでした。試合の流れは、青森星蘭戦の結果の記事で詳しく並べています。

僕はこう読む

いちばんアシトを嫌っていた男が、アシトからのボールで決勝点を取る。
この組み合わせは、たまたまではないと思っています。阿久津は、アシトを認めたから点を取れたのではなく、点を取るためにアシトを使った。
好き嫌いより勝利が先に来る男だから、嫌いな相手とも組める。
クズと呼ばれる理由と、信用される理由は、同じところから出ているのだと読んでいます。

阿久津の名言

台詞 話数 場面
「負けて得られるものがあるなんて言う奴がいるが」「全部言い訳だ。勝つことで俺は前に進む」 23巻233話 勝利への考え方
「いいスパイクだな」 27巻278話 母と向き合う回
「俺が、阿久津渚だ」 27巻279話 母との過去を引き受けて

233話の言葉は、阿久津の考え方をいちばん短く言い表しています。負けから学ぶという言い方を、阿久津は認めません。退団してサッカー以外の人生を選んだ平と違い、阿久津にはサッカーの外に行き場がないからです。

モデルは本田圭佑なのか

本当です。作者の小林有吾さんが、2017年5月のインタビューで阿久津のモデルは本田圭佑選手だと明かしています。電子書籍.comのインタビューで、キャラクターは多くの選手の要素を組み合わせて作っているが、ただ1人、阿久津だけはモデルがいると話しています。

ただし性格まで似せたわけではありません。本田選手はあんな酷いことは絶対に言わないし、ラフプレーもしないので誤解しないでほしい、と作者自身が念を押しています。参考にしたのは、フィールドで最後まで残る確かな強さのほうでした。

作中では、CBだけでなくFWもこなす万能ぶりに、大友栄作が田中マルクス闘莉王かと驚く場面もあります。中村平も、阿久津は栗林以上の選手になると太鼓判を押していました。

僕はこう読む

作者が性格ではなく「最後まで残る強さ」を借りたと言ったのは、よく分かる気がします。
阿久津の強さは、技術の華やかさではありません。崩れそうな試合で、最後にそこに立っている強さです。
本田選手のように、周りに何を言われても自分の言葉で前に出る。似せたのはそこだけで、口の悪さは阿久津自身の生い立ちから来ている。
モデルの話を知ると、かえって阿久津の過去の重さが際立つと思っています。

最終回で阿久津はどうなったのか

アオアシは2025年6月、410話で完結しました(全40巻)。最終盤、阿久津は栗林、アシトとともに別格の存在として扱われ、海外クラブのスカウトも調査を始めています。阿久津は加瀬と代理人契約を結び、プロへの一歩を踏み出しました。

親代わりとして自分を引き取った加瀬が、今度はプロの世界への窓口になる。家から抜け出すための道だったサッカーが、ここで仕事になります。最終回全体の流れは、最終回の記事で並べています。

アニメでの阿久津と声優

アニメで阿久津を演じるのは武内駿輔さんです。2026年10月4日から、NHK Eテレで毎週日曜午後5時に「アオアシ Season2」が始まります。

Season1は全24話で、原作の12巻前後までが描かれました。Season2は、アシトがAチームに上がり、阿久津たちの次元の違うプレーに圧倒されるところから始まります。阿久津とアシトが本格的にぶつかるのは、ここからです。

まとめ|阿久津渚はどんな人物だったのか

阿久津は口も態度も最悪ですが、勝利とチームにはまっすぐな選手です。

  • アシトをセレクションから潰しにかかり、船橋学園戦のあと河原で殴った
  • 母・千早の育児放棄から、福田と加瀬に拾われてサッカーで這い上がった
  • 279話で母と向き合い「俺が、阿久津渚だ」、281話で京都の葬儀へ
  • 主将としてアシトとの連携から268話で決勝点
  • モデルは本田圭佑(作者の2017年の発言)。最終回では加瀬と代理人契約

僕はこう読む

作者が阿久津に本田圭佑を重ねたのは、「最後まで残る強さ」だと言っています。
僕はこの言葉を、試合の最後という意味だけでは読んでいません。家にも学校にも居場所がなかった子どもが、最後まで残った場所がピッチだった。
だから阿久津は、そこで負けることを誰より許せない。
口の悪さは、居場所をなくさないための必死さの裏返しだったのだと思います。

阿久津を最後まで嫌なやつと読むか、いちばん必死だったやつと読むかで、アシトとの河原の場面の見え方が変わってきます。

——あなたは阿久津を、いいやつだと思いますか。それとも、いいやつではないけれど信用できるやつだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。

よくある質問

本田圭佑がモデルと言われ、母の葬儀まで描かれた阿久津について、よく聞かれることをまとめます。

Q. 阿久津の声優は誰ですか。
A. 武内駿輔さんです。2026年10月4日からNHK Eテレで放送される「アオアシ Season2」の公式サイトでも、阿久津渚の役として名前が載っています。

Q. 阿久津の身長と背番号は。
A. 身長183cm、体重74kgです。Aチームの背番号は4で、ポジションはセンターバックです。

Q. 阿久津の母親は死亡しますか。
A. 亡くなります。ガンで余命1か月と分かったあと、278話から279話で阿久津は母と向き合い、281話で京都での葬儀が描かれます。

Q. 阿久津のモデルは本田圭佑ですか。
A. はい。作者の小林有吾さんが2017年5月のインタビューで明かしています。性格ではなく、フィールドで最後まで残る強さを参考にしたと話しています。

この記事の続きに

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日

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