ここ最近のルビーの日常はとてもハードです。
とある日、茨城でB小町のライブに出演したのが18時。
終了後、移動は18時、帰宅したのが21時。
翌日8時半に登校、10時半に早退してテレビの収録を2本。
その後、15時から移動、食事、インタビュー添削、合わせて期末テストの勉強…。
16時から深夜帯のバラエティ収録を3本。
B小町新曲の振り入れが21時半、並行してYouTube企画会議対応。
23時より、演技のための個人レッスン…。
深夜3時、ようやく就寝。
このハードな生活はルビーの心を確実にすり減らしていきます。
必死に努力するルビーですが、それでもまだ足りないものとは?!
『推しの子』120話!のネタバレ
それでは『推しの子』120話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
自己暗示
深夜3時、ようやく就寝という時になって、ルビーはひどい疲れを感じていました。
1日のスケジュールに、ルビーの自由時間はほとんどありません。
それでも、もっとがんばらなければいけないのです。
ちょうどその時、ルビーの部屋の前を通りかかったアクアはルビーの様子を見てしまいます。
ルビーは独り言を呟いていました。
「ママはこれくらい何でもない顔してこなしてた。もっとがんばらないと…」
ルビーは危機迫る様子です。
きっと自分にもできる。
ルビーはがんばることを”もっと”自分に要求していました。
自己暗示をかけるように…。
ルビーの努力はルビーの周りにいる人は全員知っています。
でも、ここはプロの世界。
努力していることが正義ではない、実力の世界です。
ルビーには厳しい現実が待っていました。
厳しい現実
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ルビーが所属する苺プロに、鏑木Pの姿がありました。
鏑木Pは社長であるミヤコにルビーについての話をしに来ていました。
映画『15年の嘘』はもうすぐ撮影が始まります。
そこで、ルビーにはみっちりお芝居のレッスンをさせて欲しいと提案してきたのです。
ミヤコはルビーが寝る間も惜しんで必死に努力していることを知っている1人。
これ以上、ルビーに何かを求めるのは不可能だと感じていました。
ところが、鏑木Pはサラリと「仕事量の調整をしてください」と言ってのけます。
今回の映画は演技力が問われる作品です。
演技未経験のルビーには酷な話かもしれませんが、今のルビーは鏑木Pの目から見ても実力が足りていません。
厳しい現実を突きつけられたミヤコですが、不満もありました。
鏑木Pはドラマ『今日から甘口で』のプロデューサーでした。
あんなドラマを作っておいて、実力云々言われたくないと言う思いですw
まぁ、あのドラマの目的は内容より新人を売り出すことなので、今回の映画とは全く状況が異なるのですが。
悔しいけれど、鏑木Pの意見については納得の部分もありました。
映画『15年の嘘』のキャストは実力派が揃っています。
あのメンバーの中において、現段階のルビーに主演を張れる実力がないのは確かなことでした。
有馬の実力
その頃、有馬はシマカンが監督を務める撮影現場にいました。
役どころは”好きな男の髪の毛を料理して美味しそうに食べる女”。
意味不明で難しい役ですが、有馬は上手くこなして見せました。
撮影後、有馬が役に対して文句を言うと、シマカンは有馬にピッタリの役だと軽口を叩きました。
かつてはスキャンダルになりかねない写真を撮られた2人ですが、今では良きビジネスパートナーとなっているようですね。
有馬は最後に自分にぴったりのハマリ役をくれる約束について念押ししましたw
さすが、芸能生活の酸いも甘いも経験してきた有馬は商売上手ですね!
この撮影現場にはルビーの姿がありました。
ルビーは有馬の演技から学ばせてもらおうと思っていたのです。
役作りとは?!
ルビーは有馬の演技を直に見て、自分の実力不足をひしひしと感じていました。
どうしたら有馬のように演じることができるのでしょうか?
有馬は自分なりのやり方を教えてくれました。
それは、自分自身を理解することです。
砕いて言うと、自分の中にあるものが何かを正しく理解することです。
あれが好き、これが嫌い…そういうことを突き詰めて、膨らませたり抑えたりするのです。
そうすることで、自分の中に新たな倫理観(ルール)と感情のラインが生まれるのだと有馬は言います。
それが”役作り”の作業なのです。
これこそルビーが今、詰まっている部分でもありました。
蘇る記憶
その日の夜、ルビーは有馬に言われたことをベットの中で思い返しました。
有馬は自分自身を正しく理解することが大切だと言いました。
ルビーの中には2人の人間が存在しています。
星野ルビーと天童寺さりな。
(私ってどういう人間…?)
ルビーは必死に考えました。
映画『15年の嘘』の台本にはこんなアイのセリフがあります。
『お母さんは私のこと嫌いだからさ』
そのセリフを思い出した瞬間、ルビーにはハッキリさりなの声が聞こえました。
「お母さんは私のことを愛してない」
ルビーは飛び起き、さりなに向かってその言葉を否定しました。
ルビーが否定する根拠は、昔の記憶の中にありました。
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かつて、ルビーがまださりなだった頃。
入院している病院に母であるまりなが来てくれた時のことです。
久しぶりに会えた母親にさりなは笑顔で話しかけました。
「来てくれたんですね!」
「いつまでこっちに居るんですか?」
敬語なのが気になりますが…。
(普段会ってないと親子でもこんな感じになっちゃうのかもしれませんね…)
この時、まりなは医者と話してすぐに帰らなければいけないと言っていました。
久しぶりに会えたと言うのに、ゆっくり会話する時間もなさそうです。
さりなが母親の愛を確かめたくなるのは当然でしょう。
病室を出て行こうとするまりなに、さりなは不安そうな顔で聞きました。
「お母さんは私のこと愛してる?」
あの時、まりなは言いました。
「ええ、愛してる」
あの時の言葉を、さりなは心に刻んでいました。
だからルビーに転生した今も母親に愛されていなかったという真実を認められないのです。
きっと心の中では理解しているでしょう。
でもあの言葉が嘘であるはずないという強い願望が邪魔をしているのです。
ルビーが自分自身を理解するには、母親の愛について正しく認める必要があるのです…。
それは苦しい作業になるでしょう。
役作りのため、ルビーはこの困難を乗り越えることができるのでしょうか?!
『推しの子』ネタバレ120-121話のまとめ
今回のお話は、ルビーの主演への課題についてのお話でした。
ルビーはアイドルとしての活動のほか、学生、タレントとしても全力で努力していました。
でも、鏑木Pには実力不足を見抜かれていました。
ルビーにとって演技の仕事は初めて。
その上、いきなり映画の主演!
よく考えたらすごいお話です…w
ルビーは演技の勉強のため、有馬の撮影現場に潜入することに。
有馬の演技は圧巻で、ルビーは自分の実力不足をさらに思い知ることになりました。
有馬はルビーに演技のコツを教えてくれました。
それは、自分自身を理解することです。
ルビーの中には2人の人間が存在しています。
星野ルビーと天童寺さりな。
さりなはルビーに言いました。
「お母さんは私のことを愛してない」
ルビーはそれを否定します。
かつて、さりなはまりなに自分のことを愛しているか聞いたことがあり、まりなは愛してると答えたからです。
でも…今のルビーは知っています。
人は平気で嘘をつく生き物。
星野ルビーとして知ったアイの本当の愛。
まりなの愛がアイの愛と違うことに、ルビー自身はきっと気づいています。
ただ、愛されていなかった自分を認めるのが怖いだけでしょう。
でも、役作りのためには自分自身を正しく理解する事から逃げることはできません。
愛されていなかった過去に向き合うことは、地獄の苦しみになるかもしれません。
アイが遺してくれた愛が、ルビーを救ってくれることを願うばかりです。
ルビーは自分自身と向き合い、一皮剥ける事ができるのでしょうか?!
次週もますます目が離せませんね♪
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