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【ゴールデンカムイ】宇佐美の過去に背筋も凍る!?第七師団に入るきっかけは??

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宇佐美と言えば熱狂的な鶴見信者でお馴染みですが、最終決戦編にて過去が明かされたことで、鶴見への愛が想像以上に深かったことが分かりました。

それは鯉登らのように作られた愛ではなく、背筋も凍るほどの真の愛。

宇佐美は生まれながらにして宇佐美だったと思える衝撃の過去であり、そこに鶴見の求める軍人の素質もありました。

それでは一体何が明かされたのか、鶴見との関係性や第七師団に入るきっかけを含む宇佐美の過去を詳しく解説していきます!

 

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【ゴールデンカムイ】宇佐美と高木智春の関係は??

宇佐美時重は新潟県新発田市の農家の生まれで、父母と3人の姉弟がいる円満な家庭に育ちます。

通っていた道場には当時第二師団であった同郷の鶴見もおり、「篤四郎さん」「時重くん」と呼び合う間柄でした。

また、宇佐美には高木智春という友人もいました。

智春くんは宇佐美と同じ学校・同じ道場に通っていた同級生で、陸軍第二師団所属の父(恐らく当時の鶴見より階級が上)を持つ少年。

少年らしい素直そうな性格で、宇佐美のことを「時重」と呼び、一緒に道場に行ったりウチに泊まれと誘ったりと宇佐美を慕っていた親友とも言える間柄でした。

ただしいつも智春くんの方から声を掛けている印象で、宇佐美の方から進んで智春くんに話しかけている描写はありません。

むしろ表情には出さないものの、鶴見との時間にいつも割って入ってくる智春くんを不快に思っていそうな場面が多々ありました

互いに鶴見を慕い、時には鶴見との乱取り(稽古)を2人で取り合うこともありました。

 

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【ゴールデンカムイ】宇佐美は子供の頃から強かった!!

宇佐美は第七師団屈指の武闘派。

武道家同士は組み合うだけで互いの力量が分かると言いますが、それによって牛山に一目置かれたほど宇佐美は武道家として優れています。

実はその強さは幼少の頃すでに片鱗を見せていました。

農家である家の手伝いによって足腰が鍛えられていたからですが、格闘センスのようなものも生まれながらに優れていたのかもしれません。

同門であった鶴見には「今まで見た子供たちの中で一番才能がある」「同世代じゃ適う者はいない」と評され、宇佐美はそれを誇らしく思っていました。

軍人の息子である智春くんにも一度として負けたことがありませんでした。

 

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【ゴールデンカムイ】宇佐美はなぜ智春くんを殺した??

宇佐美が学校の卒業を間近に控えた12歳の春、事件が起きます。

この日、稽古の時間が終わっても智春くんは宇佐美との乱取りを続けたがり、宇佐美が帰り支度を済ませても帰ろうとしませんでした。

実は宇佐美には伝えられずにいましたが、智春くんは卒業したら東京の陸軍幼年学校に進学することが決まっており、道場に通えるのはこの日が最後だったのです。

それなのに結局これまで一度も宇佐美に勝てなかった、と智春くんは落ち込んでいたのでした。

事情を聞いた鶴見に背中を押され、宇佐美に最後だと打ち明けた智春くん。

すると宇佐美は智春くんの気持ちを汲み、乗り気ではないものの乱取りを受けて立ちました。

道場がすでに閉まっていたため、鶴見の提案により道場の片隅の敷地で行うことに。

智春くんは「時重に勝てば東京でも一人で頑張れと思う」と考え、親友・宇佐美との思い出を噛みしめながら涙を浮かべ取り組みました。

しかしやはり宇佐美には勝てず地面に叩きつけられてしまいます。

すると宇佐美はなんと、そのまま鬼の形相で智春くんの首を踏みつけたのです。

鶴見が慌てて止めに入るも、智春くんは痙攣した後に絶命してしまったのでした。

 

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【宇佐美が智春くんを殺害した理由】

宇佐美が智春くんを殺害した理由には、鶴見を巡る異常な嫉妬心がありました。

宇佐美は鶴見との間を邪魔する智春くんをやはり不快に思っており、親友とも思っていませんでした。

宇佐美は「父親が第二師団のお偉いさんだから鶴見に目をかけてもらっていた」「陸軍学校に進学することでますます鶴見に近くなっていく」「それを今日まで宇佐美に言わず見下していた」といった様々な不満を智春くんに対し抱えていたのです。

しかしそれらは何とか許せる範囲内でした。

宇佐美の殺意を駆り立てたのは、落ち込む智春くんに対して鶴見が「気持ちの強さでは時重くんに負けていない。その気持ちがずっとあれば絶対に智春くんの方が強くなる」と言っていたこと。

鶴見に「一番」だと認められていたことがすべてだった宇佐美にとって、それは殺さずにはいられないほど許せないことだったのです。

宇佐美は鶴見に「ああいえば智春くんが帰ってくれると思っただけ。私の一番はずっと時重くんだ」と宥められ、機嫌を取り戻しました。

 

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【ゴールデンカムイ】宇佐美と鶴見がやった偽装工作とは??

この一件を鶴見は「自分の馬に智春くんが蹴られた」と偽装することで収めます。

それによりこの出来事は宇佐美にとって「僕と篤四郎さんだけの秘密」となり、初めて人を殺したこの場所は「聖地」となりました。

しかし当然智春くんの父は怒り狂い、それをきっかけに鶴見は後に北海道へ左遷されることになりました。

2年後に宇佐美に再会した鶴見は「第七師団で待っている」と伝えたのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】宇佐美の性格は??それを見抜いた鶴見がすごい!!

智春くんの一件で明らかになった宇佐美の性格は、嫉妬深さゆえに躊躇いなく人を殺せてしまうほど高い忠誠心を持つということです。

鶴見は日清戦争にて「兵士たちはいざ戦闘になると殺人への抵抗が現れ、人を殺せない」ということを実感し、そしてその抵抗を飛び越えられるもの・兵士の攻撃性を引き出す原動力となるものについての答えを見出していました。

それは

実際、殺人への壁を乗り越えさせるのは「敬愛する上官や愛する同志の期待を裏切る不安」であるというデータも後に発表されたそうですが、鶴見は日清戦争を経てその答えに辿り着いたのです。

指揮官には「いかに部下との愛を育み、どんな汚れ仕事でも従う兵士を作れるか」という罪悪感を含んだ課題が出てくるとのことですが、作中で「同志たちへの愛」や「甘い嘘」によって第七師団をまとめてきた鶴見のカリスマ性はこういった考えから生まれていたわけですね。

ただし中には「生まれながらにして兵士」である者もいるのだと言います。

攻撃性が強く忠実で、後悔や自責の念もなく人が殺せる兵士。

智春くんの一件で見えた宇佐美の性格がまさにそれでした。

宇佐美は生まれながらにして軍隊に必要な兵士であり、最初から鶴見の求めていた人材だったわけです。

恐らく鶴見は日清戦争で見つけた答えの中で宇佐美の重要性に気づき「第七師団で待っている」と声を掛けたのでしょう。

 

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まとめ

宇佐美は12歳にして友人を躊躇いなく殺してしまうほど鶴見への愛に満ちていました。

それは鶴見すら慌てさせるほどの出来事でしたが、生まれながらに兵士としての適性を持つことが発覚した出来事でもありました。

それが鶴見が宇佐美を第七師団に招いた理由。

鶴見は愛によって月島・尾形・鯉登ら第七師団を自らの駒として育てていくわけですが、純粋な忠誠心を持つ宇佐美はそれが不要であり、それゆえに鶴見の「愛」の本質を理解し、自ら嬉々として「鶴見の駒」を名乗っています。

宇佐美は第七師団の中でも特殊な兵士で、鶴見にとって唯一無二の存在ということですね。

ただし「一番だ」と示しておかなければ激しい嫉妬心で気性を荒げるという繊細な駒でもあるので取扱注意。

宇佐美過去編は他者とは違って“鶴見が如何にして愛を与えたのか”ではなく“宇佐美が如何に鶴見に愛を持っているか”であり、とても宇佐美らしいエピソードでした。

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒樺太脱出編!!宇佐美はやっぱり優秀な部下!!引きの強さと・・

⇒札幌編!!宇佐美の最期に鶴見中尉がかけた言葉は??・・

⇒鶴見篤四郎は過去に少年時代の宇佐美と出会っていた!!・・

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