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最新ネタバレ『ドメスティックな彼女』231-232話!考察!『可能性と選択肢』

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夏生を心配した陽奈が部屋に転がり込んできました。

朝食の用意を始めとした家事も手伝ってくれますが、おっちょこちょいな陽奈のミスから来る”女性”を感じる部分に少し参ってしまうも家族の気持ちを大事にしようと思って我慢する夏生。

大学では様々なサークルが部員集めに勤しんでいて、夏生の所属する演劇サークルでは新入生勧誘公演が行われていました。

未だ筆は持てないものの前向きになり、大人な表情を見せる夏生に雅はさらに惹かれていきます。

学校帰りに喫茶ラマンへ助けて貰ったお礼がてら夏生が向かうと、そこには海咲の姿が…!

マスターも気を配ってくれる環境で頑張る海咲を見て安心し、前に比べて明るい表情をしている夏生を見て、親友フミヤも安堵の表情を浮かべました。

帰宅し、陽奈と改めて会話を交わしお互いに「なんでも相談する」と約束しあい気を遣い合うと決めました!

…が、次の日起床アラームが鳴って起きてこない陽奈を起こしに行きます。

寝床にしている押し入れの戸を開くと、お約束の天然セクシーショット!!?

窘める夏生は大声を張り上げるのでした…!

 

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『ドメスティックな彼女』231話!のネタバレ

それでは『ドメスティックな彼女』231話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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「副部長」っ!?

「今年もこうして沢山の新入生が入ってくれたことは大変喜ばしい限り!4年になる、我々もこれで安心して引退できるってもんだ」

皆が座る中、一人前にたって話す部長・楢が新歓公演成功を賞賛します。

パチパチと拍手される中、軽口を叩きスベる事をひとしきり楽しんだ楢は指を鳴らしドラムコールを指示します。

「これから皆を率いていく、フォレスターの次期部長は…3年水沢伊吹!!」

突如の指名に完全に気を抜いていた水沢は唖然とした顔をして、ワンテンポ遅れて楢に聞き返します。

「お、俺!?」

完全に油断したな、とやや白い目で指差しながら楢は確認するように、もう一度水沢を指名します。

「いやフツーに考えて俺ではないでしょ!」

冷や汗を浮かべて反論する水沢に楢は言います。

「お前は『ガラじゃない』って思ってるかもしれんが俺はリーダーシップあると思ってるよ、舞台全体に目を通して動けるしコミュニケーション能力もある」

口は悪いが役者としての実力もあるしな、と指名した理由を明確に説明する楢の言葉を受けて、水沢は照れから顔を赤らめて黙りこくります。

「さて、次は副部長だがー…2年藤井夏生!」

「は!?」

あまりに突然の指名に、反射的に漏れ出た声に楢は眉をひそめます。

「『は!?』とはなんだ、『は!?』とは」

「すいません、イミフメイ過ぎて…俺何もできないですし…!大体『副部長』ってポジション今までありました?」

謝罪しつつも納得のいかない夏生は楢に詰め寄りますが

「ない」

と、一言で切られてしまいました。

またも、は!?と大声が出てしまう夏生ですが楢は笑顔で言います。

「さすがに水沢一人じゃ心配だからなー、補佐として」

「だからって俺じゃなくたって…他に芹沢とかのほうが遥かに適役です!」

と食い下がる夏生でしたが、楢は取り合わず残りの幹部役職長をどんどん指名していきました。

 

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好きなことって…

新歓打ち上げの会場となった飲み会の場では、初仕事、とばかりに水沢が乾杯の音頭をとらされています。

部員と談笑する楢を見つけた夏生は、その目の前の席に移動します。

「ヨォ新副部長」

「あのなんで俺何スか、全然わからなくて」

夏生の質問に、ジョッキを傾けながら楢は答えます。

「何も俺一人で決めたワケじゃない、4年の幹部で話し合って決めた」

新人公演からの働きを見て相応しいと思ったから指名したんだ、と語る楢の意見を隣から楓本が補強します。

「藤井くん人当りいいし、部員が頼りやすいってのもあるしね」

大まかな理由を述べた後で、楢は、それに、と続けます。

「役職があった方が藤井にとってもいいと思ったんだ、今は違和感があっても立場が人を育てるということもある…、その中でまた新しいものが見つけられるかもしれないだろ?」

楢の自分の事をよく考えてくれ、配してくれた役職に心を温めていると、

「おうおうやってっかお前らー」

色黒な大道具黒柱が混ざってきました。

「!黒柱さん、髪…!」

目ざとく夏生が気付くと

「髪?ああ黒いって?これから本格的に就活だからよ」

と、髪を触りながら黒柱が答えました。

感心しながら夏生がその進路を尋ねると、第一志望は「銀行」だと答えられます。

スーツ姿の黒柱を想像した夏生がそのギャップに慌てますが、黒柱は窓口以外にも仕事はあるだろ!と自身でも強面スーツの自覚があったのか窓口で働く姿を慌てて払拭しようとします。

銀行、という進路をきいて舞台関係か掛け持ちしてまで続けていたラグビー関係に行くと勝手に予想していた夏生は驚きますが、それを聞いた黒柱はやんわり否定します。

「いやー俺にはムリムリ、好きなこと貫ける奴はスゲーと思うよ、でも俺は安定的な人生の方がいい!その方が幸せに生きれる」

フツーに仕事して、フツーに結婚してー…と続く黒柱の話に周りから茶々が入りますが夏生はそのやりとりを少し遠く感じていました。

 

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見ないフリ…

「千佳も伊吹もかなり飲んだな」

ほどなく打ち上げが終わり、店の外に出たところで楢が言いました。

傍目にも赤く染まった顔のままで、全然、まだまだ、と言い合う二人は、何だったら二次会に行こう、と言い始めます。

楓本がスマホで近くの店を検索しはじめますが、水沢が目ざとく夏生を見つけて言いました。

「あれ?確か藤井んちこの辺だよな」

声を掛けられた夏生はギクリと動きが止まりますが、返事をする前に

「よし!藤井んちで宅飲みで!!」

と新部長水沢が決定を下します。

楢、楓本も乗り気になり、夏生の家で飲むのなら、と雅も参加を表明しました。

「ダメです!!ダメだってば!!」

必死に止めようとする夏生の言葉は誰の耳にも届きませんでした。

夏生宅、ドアを開けると陽奈が驚いた顔で出迎えます。

一同目を丸くして固まりますが、一瞬の沈黙の後

「えーーーーーー!!藤井お前同棲してたのかよ!!」

誰からともなく大声でツッコミが入りました。

「しかもこんなキレーな彼女と…!」

嫉妬に燃える黒柱に首を絞められる夏生。

「でも前見た彼女と違くね?」

瑠衣を見たことのある水沢の呟きに、首を極められている夏生の代わりに雅が弁解します。

「こ、この人は彼女じゃなくてお姉さんです、お姉さん!!」

「ナツオくん、こちらの方々は…」

驚きの表情のまま聞く陽奈の質問には楢がにこやかに答えます。

「どーも彼のサークルの先輩です」

その返事を聞いた陽奈は、そうでしたか!と歓迎ムードになってしまい、フォレスター面々はぞろぞろと部屋に入っていきました。

上げちゃダメ~!という夏生の悲痛な叫びはここでも誰にも届かず、演劇サークルの面々は各々腰を落ち着けてしまいました。

「あのー何か買ってきましょうか?」

財布を手に気を遣う陽奈に、楓本と黒柱は買ってきたので大丈夫です、それより一緒にどうですか、と二次会参加の誘いをかけます。

陽奈には気遣いを見せるフォレスター面々でしたが、夏生には気軽に、箸どこ?氷くれ!ゲームないの!?と言いたい放題です。

(あーもーやっぱこうなる…!)

心の中で溜息を吐きながらも、要求に応えるべく物置を覗く夏生。

やいのやいの、声を掛けてくる先輩達に適度に返事を返しながら

(えーと、ゲームゲーム…)

詰め込まれた物をどかしながら探していると、その眼に紙袋に押し込まれた原稿用紙が止まりました。

一瞬手が止まる夏生でしたが、すぐに目を逸らし、

「カードゲームならありますけど」

と見つけたゲームを手に物置から離れました。

 

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私が育てますっ!

カードゲームに興じる為、円く座った状態で、そういや、と質問が投げかけられます。

「藤井、どこのセクションに入るんだ?」

「迷ってるんですよね…、先輩たちに相談しようと思ってたんです」

照明?広報?それとも制作?と夏生の人柄が活かされそうな部署が口々に提示されます。

「藤井くんは!役者がいいと思います!!」

手をあげ良く通る声で宣言された雅の提案には、否定の言葉こそ出ないものの全員から、それはどうだろう…、という無言の答えが向けられます。

「私が何とかしますから!!みんな最初は上手くいかないものです!でもしっかり練習してコツさえ掴めばいいお芝居だってできるようになります!」

雅の真剣な意見に、夏生は苦笑しますが楢と楓本は意外と面白いかも知れない、と肯定的に受け入れます。

「下手なやつがいた方が1年も安心するか」

新部長水沢もニタニタとしながら認めました。

「決まり!藤井、役者やれ」

突然の決定稿に、慌てる夏生ですが、やるからには真剣になー、と釘を刺されてしまいました。

そんなサークル内での様子を陽奈は楽しそうに見つめていました。

 

笑う演技をする夏生ですが、水沢からは引きつけでも起こしてるのか、と心配されてしまいます。

すぐに雅が、お手本として笑う演技を目の前で実践してくれます。

最初はこらえ気味に…、我慢できなくなって爆笑!と事も無げにやって見せる雅。

教えて貰った通りに実践する夏生でしたが…、その演技に水沢は言いました。

「どこの魔王だ」

 

休憩時間、新入部員を見つけては夏生は声を掛けます。

「どう?練習、キツくない?」

問われた新入生たちは明るい表情で、楽しい、と答えてくれました。

「フォレスターって有名でかなり緊張してたんですけど、雰囲気も明るくて安心しました」

笑顔で答える新入生の顔を見て夏生もホっと胸を撫でおろします。

 

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選択した道…

陽奈と食卓を囲みながら、演技や練習風景について夏生は語ります。

まだ思うように演技は出来ないようで、思った演技とは違う結果になってしまうようですが試行錯誤しているようすが見て取れます。

「へー弟さん舞台出んの!前は裏方だったわよね?」

陽奈は職場でも同僚と昼食を取りながら夏生の話をしています。

「はい、2年から役者に転向したんです、やってみるとなかなか難しいみたいですけど…」

という陽奈の返答を受けて

「大根?」

とからかうように言うと

「いえ!元々表現力のある子なのですぐ上達すると思うんです!」

陽奈は拳を強く握りながら力いっぱい宣言しました。

親バカならぬ姉バカ!と茶々を受けながらも、陽奈は身をくねらせるようにしながら話します。

「もー今から舞台で演じる所を想像すると、気恥ずかしいような待ちきれないような~♪」

「橘さん、弟さんのこと話すとき本当に楽しそうね」

先輩に笑顔で言われた陽奈は飛び切りの笑顔で応えました。

「はい!」

(今日はわりと早く帰るって言ってたし、もうごはん作ってるかな)

帰り道、夏生との食事に想いを馳せながら歩く陽奈の目にゴミ集積所が留まりました。

(あれこれ?ナツオくんのじゃない?)

少しだけ確認し、自宅のものだと確信を得た陽奈は

(なんで捨ててあるんだろ、間違えて入れちゃったのかな?もー…危ない危ない)

いくつかをゴミ捨て場から取り出すと、改めて帰路に着きました。

「ただい…」

家に着いた陽奈が声を掛けながらドアを開けると、

「はい、もしもし…お疲れ様です」

夏生は掛かって来た電話を受けた所でした。

帰って来た陽奈にも気付かず応対を続ける夏生。

「ご無沙汰して…いえ、ええ」

電話相手とのやりとりを邪魔しないように、相手は気になりながらも静かにドアを閉める陽奈。

その間にも夏生と相手とのやりとりは進められていきます。

「そのことなんですけど、最近ずっと考えてて…俺もう小説の道は諦めようと思います」

ゴミ捨て場から拾い上げ陽奈が大事に抱えた原稿用紙の束に気付かないまま、夏生はその選択を先方に伝えました

 

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『ドメスティックな彼女』ネタバレ231-232話のまとめ

新歓公演は無事成功に終わり、新規部員の獲得にも成功しました。

そんな中、夏生には副部長という役職が付けられました。

自分は何も出来ないから、と断ろうとする夏生でしたが四年生の幹部達が自分の為を思って付けた役職だ、ということを理解して受け入れましたね。

打ち上げ会場に移動すると、先輩の進路に対する考え方に触れる事になりました。

自分の好きな”小説”という道に進んでいた夏生は考えもしなかった、「好きなことを貫けるやつはスゲー、でも俺は安定的な方が良い」という意見を耳にして思う所があったようです。

その後、二次会会場として指定されてしまった夏生宅では、陽奈と演劇部面々がバッティングしてしまいますが、事情を知っている雅の御蔭で穏便に事は運びました。

が、想像通り部長達にアゴで使われてしまう夏生は、要求に応えるために色々なものを用意する過程で、もう随分と触る事の出来ていない原稿用紙を目にしますが目を逸らしてしまいました。

話の流れで「役者」のセクションでやる事になってしまった夏生ですが、自分だけではなく後輩達との潤滑油としても頑張っているようです。

そんな様子を、食卓を囲むたびに耳にしていた陽奈は、前向きに取り組む彼の様子に嬉しさが隠しきれず同僚にも漏らしてしまう程。

そんな帰り道、ゴミ捨て場に出してあったのは、夏生が選別したと思しきゴミ。

その中には大事な原稿用紙が…、そそっかしいな、と代わりに拾って帰る陽奈。

しかし、部屋に着くと夏生が丁度編集部に筆を折る相談をしているところでしたね…。

小説家を辞める事が必ずしも悪い事ではありませんし、役者や副部長を続けて分かる新しい何かが、夏生にとって人生に関わるような良い事かも知れませんよね!

良き理解者に囲まれている夏生なら、飛び切りの”道”を探すことが出来る筈です!

 

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