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最新ネタバレ『ゴールデンカムイ』198-199話!考察!鯉登誘拐は鶴見劇場なのか?!

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アシリパのため尾形を生かそうとする杉元は、尾形を病院に連れていくことを決意しました。

病院で手術が行われた尾形の経過、医者の話では「明日の朝までもたないだろう」でしたが、しかし尾形は動き出したのです。

そして尾形に銃を突き付けられ絶体絶命の鯉登から彼の過去編が開幕。

鶴見との出会いが描かれましたが、今回はその続きです。

果たして鯉登は如何に鶴見信者となるのか。

 

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『ゴールデンカムイ』198話!のネタバレ

それでは『ゴールデンカムイ』198話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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鯉登にかけられた鶴見の言葉

引き続き鹿児島での話。

前回「オイが死ねば良かった」と呟いていた鯉登は「オイは鯉登家の落ちこぼれじゃ。兄さあの代わりにはなれん」と考えている様子。

溜まっているものは吐きだした方がいいと声を掛ける鶴見に、初めて会った人に話し過ぎましたと返す鯉登。

そこで効いてくる冒頭のこの文章。

“君の欲しい言葉を僕は知っている”

鶴見は鯉登にこんな言葉をかけました。

「君が父上のためにいなくなった兄上の穴を埋める必要はないと思うがね」

 

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鯉登が海軍でない理由は兄の死

鯉登の兄は鯉登平之丞という名前。

海軍少尉で、明治27年9月17日に亡くなりました。

その墓石に刻まれた文字が示すものは、平之丞が亡くなったのが日清戦争の黄海海戦だったということ。

13歳離れていたという鯉登兄弟、平之丞が亡くなった時に音之進はまだ8歳でした。

黄海海戦にて兄の艦「松島」は、清国からの砲撃を受け57名が亡くなったそうです。

そして父・鯉登平二は他の船から「松島」が大破するのをじっと見ていたそうだと鯉登は語ります。

その後から父は鯉登を叱るどころか笑った顔も見せなくなったと言う鯉登。

前回「叱られない」とはっきり答えた裏にはこんな事情があったようですね。

鯉登は父が見た光景―兄の惨たらしい死に様を何度も想像し、長時間船に乗ると酔うようになってしまいました。

「一日しか船に乗れない者が立派な海軍将校になれるはずがない」そんな思いもあってより“落ちこぼれ”の思いを抱えているのかもしれません。

帰り道鯉登は、父の仕事の関係で函館に引っ越すのだと鶴見に語ります。

函館は桜島と少し風景が似ているから気に入ると思うよと言う鶴見は、二人で食べた「月寒あんぱん」は北海道にあることも鯉登に教えてあげます。

「また会おう」と立ち去る鶴見。

鯉登にとっては街角でぶつかって偶然出会った人ですから、その言葉に対し社交辞令的な笑顔で見送ります。

そこで鶴見はこう言いました。

「また偶然会えたのならお互い友人になれという天の声に従おうではないか」

会う気満々ですね(笑)

 

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鯉登音之進16歳誘拐される

そして舞台は函館へ。

16歳になった鯉登は相変わらずドディオン・ブートンの三輪車で爆走しています。

すると突然馬が彼の行く手を塞ぎました。

「早くどけ」と怒鳴る鯉登ですが、なんと横付けされた馬車から降りてきた男に布を被せられ誘拐されてしまったのです。

ちなみに確認出来る限り犯人は「馬で鯉登を止めた男」「鯉登の頭に布を巻き付けた男」「馬車の中でドアを開けて待機している男」がいます。

馬車を引いている者も含めれば4名はいますね。

全員帽子を被り、布で顔を覆っているので正体はわかりません。

 

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誘拐理由を推測

それから4日後の鯉登邸。

鯉登の母「鯉登ユキ」が登場したのですが、なんと眉毛がいわゆる鯉登眉!

鯉登兄弟の独特な眉毛は母からの遺伝でした。

部屋にいるのは鯉登夫妻と中山海軍大尉。

陸軍から招聘されるという「月寒の特務機関ではとにかく切れ者でロシア語が堪能の将校」を待っているようです。

「海軍にロシア語が話せるものはいなかったのか」

と少し不服そうな鯉登父。

到着した将校はやはり鶴見でした。

鶴見による音之進奪還作戦が始まります。

まず音之進の三輪車が見つかったのはロシア領事館の門の中。

だから念のため「ロシア語が話せる者」が必要だったようです。

ロシア領事館は夏場は無人とのことですが、当然そこにはいないだろうと推測する鶴見。

犯人の目的が単にお金ならば街にお金持ちの子供がたくさんいるが、敢えて音之進だった場合―ましてロシアが関与しているならば事態はかなり深刻だと鶴見は語ります。

一方音之進は、本当にロシア語を使う者に捕らわれていました。

犯人がロシア語を使うことから、音之進もまたその事態を察していました。

理由は父・鯉登平二です。

彼はこの時海軍中佐で、函館の対岸に完工間近である「大湊水雷団」(海軍基地)の監督でした。

鶴見の説明では、ウラジオストク艦隊が津軽海峡を抜けて太平洋に抜ける際この「大湊水雷団」と「函館要塞」が目の上のたんこぶであり、もし誘拐犯がロシアならばそれらを破壊させて一時的に無力化することが目的ではないかと予想しています。

だからこそ音之進は分かっていました。

「父上はオイのためにロシアの言いなりになることは絶対にない」

 

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鶴見による音之進奪還作戦

犯人からの動きがないため、領事館へ足を運ぶ鶴見たち。

そこで領事館宛てに電話がかかってきます。

鯉登父が出ようとしますが、鶴見はタイミングが良すぎることを警戒して出させず、一旦鯉登邸へ引き返しました。

鯉登父はあまり表情がないため感情が読み取りにくいですが「犯人からかも知れんのだぞ!」と、やはり焦りはあるようです。

しかし「常に先の先を読んで行動しなければなりません。手順を間違えればこちらの詰みです。」となだめる鶴見。

この言葉、思わず深読みしてしまいますね。

鶴見は自分たちがロシア領事館の中に入ったタイミングで電話が来たことから、領事館が望遠鏡からでも見える距離で、公共施設や銀行などを除外した電話加入者に的を絞っていきます。

それら宅を部下に偵察させ、準備が整ったら再び領事館へ行き、電話がかかってきたら音之進の無事を確認しすぐに切り、交換手に番号を聞き現場を特定する、と手際よく進めていく鶴見。

泣きながら心配する鯉登母には

「最善を尽くします。どうか希望をお捨てにならないよう」

と言葉をかけました。

 

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国民のために鯉登中佐決断する

というわけで、鶴見・鯉登父・中山は再び領事館に来ました。

鯉登宅にも電話があるにも関わらず、かかってくるのは領事館だという理由は恐らく領事館が函館山の坂の一番上で街の広範囲から監視しやすいからだと鶴見は言います。

しかし電話交換室は19時で終了してしまうと明日の朝6時まで電話はかかってこないので、明かりをつけて中にいることを知らせましょうと提案する鶴見。

明かりのついた部屋で待機することになった中、無口な鯉登父がついに心中を語り出しました。

もし犯人たちの要求が鶴見の推測通り大湊水雷団や函館要塞の無効化だとして、もし従えばそれを合図にロシア艦隊が攻め込んでくるだろうと予測しています。

それは「戦争が始まってしまう」ということであり、つまりここで要求に従うと自分の息子のために何十万、何百万もの国民が犠牲になってしまうと考えられます。

だから鯉登父はこう決断しました。

「音之進には死んでもらうしかなか」

その頃音之進は犯人にある食べ物を与えられていました。

それは二年前に食べた月寒あんぱん…?!

 

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『ゴールデンカムイ』ネタバレ198-199話のまとめ

読んでいて誰もが感じたと思いますが、終始鶴見の手の内のような気がしてなりませんね。

しかもちょうど尾形がロシア語が話せることが発覚したところでしたから、犯人の中に尾形がいそうです。

しかも領事館が広範囲から監視しやすく、今暗がりに明かりをつけた格好の的となっているので、尾形の狙撃があってもおかしくないと思います。(もちろん鶴見の指示)

この誘拐が鶴見の策だったとして、現在の鯉登が尾形を通じてそれに気づく展開なのか、あるいはすでに気づきつつも心酔するなりの理由がここにあるということなのか。

次回はここから鯉登親子が鶴見に付く様子が描かれそうですが、誰がどこで繋がっていて何が起きるか予想できない作品ですから、この先そして現在の樺太の展開が待ち遠しいですね。

 

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