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ベストエピソード集『進撃の巨人』69話!考察!ケニーが見たかったウーリの景色!リヴァイの出生も明らかに!?

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完結を間近に控えた『進撃の巨人』が、「別冊少年マガジン」2021年3月号より12週連続のフルカラー掲載を開始!

第2弾は諌山先生セレクトということで第69話『友人』がフルカラーで蘇りました。

場面は王政編。

始祖の巨人をエレンから取り戻そうとしたロッド・レイスがヒストリアにエレンを食わせようとしましたが、ヒストリアが拒否したことで錯乱し超々大型巨人に。

その超々大型ロッド巨人をヒストリアが仕留め、民衆に自分が真の王であることを明かしたところです。

第69話はロッド側として調査兵団と戦闘を行うこととなった中央第一憲兵団の対人立体機動部隊を率いていたケニー・アッカーマンを中心に描かれます。

最終回と同時掲載時にこの回を選んだ諌山先生の真意は何なのでしょうか!?

 

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『進撃の巨人』69話!のエピソード

それでは『進撃の巨人』69話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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ケニーとウーリの出会い

(この世に俺より強ぇ奴がいるなんて思いもしなかった)

ウーリ巨人に握られたケニーは、壁の中にいた巨人という存在を身をもって実感しました。

ロッドらは始祖の力を使って彼の背景を喋らせようとしますが、それが叶わないことでウーリはケニーの正体を「アッカーマンの末裔なのでは」と見破ります。

「であれば…私に刃を向ける理由は彼自身にある」

そうしている間にもケニーがウーリにナイフを飛ばし、「見逃してくれぇ~!!」と喚きたてます。

その脆い自分をケニーは“暴力がすべてだった俺はその支えを失ってしまった”からだと感じていました。

(今思えば一族の恨みなんて大して感じてなかったのかもしれない)とケニーは思います。

すると思いもよらずウーリがケニーを巨人の手から解放し、自身の足で歩いてケニーに近づいてきました。

そしてなんとケニーの前で跪き、アッカーマン迫害の歴史とそれに伴うケニーの恨みへの理解を示しながら「だが…私は今…死ぬわけにはいかないんだ」と頭を下げました。

ケニーはその姿に衝撃を受けます。

巨人の力に驚いたことはもちろんですが、それほどの力を持つ王家の者が自分に対して惜しげもなく土下座する姿に、ケニーは大きく心揺さぶられたのです。

そしてケニーはその場で「力になりたい」と伝え、ウーリも了承したことでケニーは中央第一憲兵になったのでした。

 

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ケニーとリヴァイの出会い

こうしてアッカーマン家への迫害の歴史を終了させたケニーは、ある日再び妹・クシェルの元に足を運びます。

しかしクシェルは客から病気をもらったそうで、見るに堪えないほど痩せ細った姿でベッドに横たわっていました。

すると「死んでる」と部屋の隅から小さな声が。

ケニーがそちらを見ると、同じく痩せ細った小さな子供が膝を抱えてしゃがんでいました。

ケニーが名前を聞くと呟くように彼は答えます。

「…リヴァイ。…ただのリヴァイ」

恐らくクシェルは息子に「アッカーマン」だと教えていなかったのです。

それを理解したケニーは力を失ったように床に座り込むと、「俺はケニー…ただのケニーだ」と返し、クシェルとは“知り合い”だったとリヴァイに教えました。

 

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ケニーとリヴァイの別れ

以来ケニーはクシェルの忘れ形見であるリヴァイを引き取り、ナイフの握り方から振り方、挨拶の仕方や身の振り方など、地下街で生き延びる術を教えていきます。

その後もしリヴァイがここから出て地上に行きたいと思ったら勝手に行けばいいと考えていました。

(ただしその時はおまえ自身の力でな)

ケニーは“力”を信じています。

ケニーにとって、この世で一番偉いのはこの世で一番強いやつのこと。

だからリヴァイに力をつけさせるのです。

少なくともクシェルのような最期を迎えないように。

そしてケニーは、リヴァイに一人前の力が備わったことを悟ると静かに彼の元から立ち去りました。

そもそも自分には親に代わる資格なんてないと考えていたからです。

リヴァイはその後ろ姿をただ見つめるしかありませんでした。

 

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ウーリの見ていた景色とは

時は経ち、ウーリの寿命は残り僅かとなっていました。

すっかり弱々しくなっているウーリに、「バケモンのクセに老いと病には適わねぇと…」と失望するケニー。

しかしウーリはその言葉を否定し、「この力はロッドの子達に引き継がれる。私はその子らの記憶の中で生き続けるだろう」と言います。

そして、そう遠くない未来に必ず滅ぶであろう人類のわずかな黄昏に楽園を築きたいのだと言いました。

ケニーの信じている暴力はこの世の避け難い真実だろう。

しかし、滅ぼし合うしか無かった我々(ウーリとケニー)を友人にしたものは一体何だとウーリは問います。

「私はあの時の奇跡を信じている」

そう語るウーリの言葉、彼の気持ちをケニーは最後まで理解することは出来ませんでした。

その後ケニーは、フリーダの中に本当にウーリが受け継がれたことを実感します。

フリーダもウーリと同じように愛や平和を語っていました。

ケニーは疑問に思います。

何故そんな暇なことを言っていられるのか…その力を手にしさえすれば誰でも同じなのか…。

「例えば俺でも―」

そうしてケニーは中央憲兵の中に対人制圧部隊を設立し、巨人の力を手に入れるという夢を追っていくことになります。

神にも等しい力。

それを手にした者は皆慈悲深くなってしまうようだが、自分のようなクソ野郎でもそうなってしまうのか知りたかったのです。

ウーリが見ていた景色が知りたかったから。

「俺のようなクズにも…本当にお前と対等な景色を見ることができるのか?なぁ…?ウーリ」

 

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ケニーとリヴァイの最後

時は現在に戻り、瀕死の重傷で木にもたれているケニー。

そこへリヴァイがやってきました。

ケニーの様子から「あんたはもう助からねぇな」と判断するリヴァイに、ケニーは注射器を見せてきます。

それはロッドの鞄からくすねておいた巨人化薬。

これを打てば巨人になれるらしいのでひとまず延命できるはずだと教えるケニー。

しかし時間も体力もあったはずなのに彼はまだ打っていません。

リヴァイがツッコむとケニーは「ああ…俺は死にたくねぇし、力が欲しかった」と言いながらも、ふとあの時ケニーに土下座したウーリの気持ちを理解しました。

そして誰しもが酒や女、神様、一族、夢、子供、力…何かしらに酔っていないとやっていられなかったのだと悟ります。

「みんな…何かの奴隷だった…あいつ(ウーリ)でさえも…」

そう言って血を吐くケニーに、知っていることをすべて話せと問い詰めるリヴァイ。

初代王はなぜ人類の存続を望まないのかという問いに対してケニーは、知らないがアッカーマンが対立した理由はそれだと答えます。

自分がアッカーマン姓だということでリヴァイが「あんた本当は母さんの何なんだ?」と聞くと、ケニーは「バカが…!ただの兄貴だ…」と笑いました。

そしてリヴァイの元を去った理由を聞くと、「俺は人の親にはなれない」と答えるケニー。

するとケニーは持っていた巨人化薬をリヴァイに託し、そのまま息を引き取ったのでした。

 

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女王ヒストリアの挑戦

ヒストリアは女王に即位しました。

民衆がその姿を讃えます。

本当に父ロッドの巨人を仕留めたことで壁内の求心力となってしまったヒストリアにエルヴィンも感心しています。

そして即位式終了後、ヒストリアにはやるべきことがありました。

それはリーブス会長に言われたこと。

56話でヒストリアは急に「女王になれ」と言われ、戸惑っていたところリヴァイに襟ぐりを掴まれ、逃げるか戦うか厳しく迫られて「やります」と答えます。

その後にリーブスがヒストリアに、リヴァイという人物についてフォローした上でこう言いました。

「女王になったら奴(リヴァイ)をぶん殴ってやって「殴り返してみろ」って言いな」

冗談だったでしょうが、実際に女王になったヒストリアは「こうでもしないと女王なんて務まらないよ」と息巻いています。

そしてリヴァイを見つけるとヒストリアは…

「ああああ!!」と声を上げ本当にリヴァイを殴りつけたのでした。

同期たちがどよめく中、「どうだー私は女王様だぞー!?」と勝ち誇るヒストリア。

するとリヴァイの反応は意外なものでした。

「お前ら、ありがとうな」

リヴァイは優しく笑ったのでした。

 

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『進撃の巨人』ベストエピソード集69話のまとめ

ケニーの視点から多く描かれていた今回。

この話はリヴァイとケニーの関係にぐっと来てしまいますが、一番注目すべきはケニーから見たウーリであり、それで悟った「みんな何かの奴隷だった」というところだと思います。

この後のネタバレになりますが、始祖ユミルもあるものに縛られており、それが二千年間続く巨人の力の元となっています。

そこから自由になることがこの物語のテーマであり、最後の戦いへと繋がるということで、今回この話を選んだのではないでしょうか。

そして今後女王として同期とは違う戦いに挑んでいくヒストリアの出発点でもあります。

作品を知れば知るほど感じることの多い第69話、最終話まで読んだ人もそうでない方も今一度注目してみてください!

▶▶進撃の巨人17巻を読む

 

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