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最新ネタバレ『ゴールデンカムイ』267-268話!考察!金塊のキーマン発見!目的達成を前にウイルクたちが決別した理由とは!?

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「アシリパに真実を教えてあげよう」ということで始まった鶴見・ソフィア・アシリパの三者対談。

鶴見はフィーナとオリガの骨を手に、言葉によってソフィアを追い詰めていきます。

現在の物語のポイントは

  • 月島と鯉登が“鶴見の金塊探しの目的が私情ではないか”と疑い始めた
  • キロランケがウイルクを殺したのは「アシリパが生まれウイルクが変わってしまった」から
  • 杉元たちは教会にアシリパがいると予想しながらも突入を我慢して土方たちとの合流を目指す

いつどう物語が動くか分からない状況の中で、第267話は『断絶』として引き続き教会での会話の様子が描かれます。

ソフィア曰く「アシリパが生まれてウイルクが変わってしまった」とのことでしたが、一体どのような状況であったのかという点に触れられていきます!

 

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『ゴールデンカムイ』267話!のネタバレ

それでは『ゴールデンカムイ』267話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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キロランケの手紙

亜港監獄にいるソフィアに宛てて手紙を書くキロランケ。

本当は再会してから話したかったようですが、「アシリパに聞かせるにはまだ早い」というう理由から手紙にしたためたそうです。

内容はソフィアと別れた後の話。

北海道に渡ったキロランケとウイルクは、それぞれアイヌたちの中で生活し埋蔵金の情報を集める段取りでした。

その中でウイルクはよりアイヌに馴染むために結婚し、そしてアシリパが生まれます。

「アシリパ抱くウイルク…いままで見たこと無い優しい顔だった…」

この話を聞いたアシリパは少し嬉しそうな表情を浮かべますが、一方で当時のキロランケはこのウイルクの様子をとても不服そうな顔で見ていたことが分かります。

 

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ウイルクと同胞たち

それから数年。

疱瘡で死んだと思われていた『キムシプ』という老人がある山の中で偶然見つかります。

キムシプは約50年前に砂金を集めロシアから武器を買おうとしたアイヌのひとり。

つまり埋蔵金の在り処をよく知る人物です。

明治35年(1902年)、鶴見らもその情報を手に入れていました。(ちなみに鶴見の他に菊田、宇佐美、月島、尾形が描かれています)

そしてキムシプが目撃されたことで事態は大きく動きます。

アイヌ6人(シロマクル、メシラ、スクタ、イレンカ、ラッチ、オシケポロ)とそのことについて話し合うウイルク。

有古の父と思われる人物(シロマクル)もいますので、のっぺら坊に殺されたと言われる同胞たちでしょう。

キムシプを見つけたのはシロマクルのようですが、金塊の在り処までは聞けなかったようですね。

キムシプがどこにいるのかという具体的な情報は彼ら7人しか知りません。

彼らは誰かに先を越される前に急いでキムシプを探すことにしました。

 

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ウイルクの考え

そこにキロランケが憤りながらやってきました。

「なぜ俺を呼ばないんだ!?」

ウイルクは他の者たちを先に行かせ、キロランケに事情を説明することに。

ウイルクが話したのは「計画を変更すべきだ」ということ。

元々の彼らの計画は、“アムール川流域の多様な少数民族が住む極東ロシア”と“樺太”と“北海道”を日本とロシアから独立させ1つの国『極東連邦』を作るというものでした。

しかしウイルクは、海に囲まれた“北海道”だけを独立させ守りを固めた方が良いと考えを改めたというのです。

極東に住む民族の希望者には移住してもらい、北海道でそれぞれの民族が自分たちの神や文化を守って暮らせばいい…それがウイルクの考え。

キロランケがウイルクの故郷も移民によって人がいなくなり消えてしまったことを指摘しますが、ウイルクは「次は間違えなければいい」とバッサリ。

トナカイありきのウイルタ族など、気候の違う北海道では自分の文化を守っていけない民族もいます。

それも「あくまで移民は希望だ」とバッサリ。

当然キロランケには怒りが込み上げます。

「ロシアに住む少数民族のことなんてどうでも良くて、北海道アイヌとして生きる娘の未来を守りたいだけなんじゃないのか?」

しかしそれもウイルクは「現実的な方法を選ぶだけだ」とバッサリ…。

「そもそも北海道は俺たちには関係なかったのに、お前は北海道に愛する家族ができてここが故郷になってしまったんだ!」

キロランケは家族との愛に満ちたウイルクの表情から、ウイルクの変化はここにあると考えたようですね。

 

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想いのバランス

“民族の生き残りを賭けた戦い”“愛する者への想い”

「建前と本音の違いだけでどちらも嘘ではない」と鶴見は言います。

恐らく鶴見の心もここにあるのでしょう。

そしてアシリパはキロランケの感情もそこにあったと考えます。

「キロランケニシパだってそこまで怒ったのは、ロシアの少数民族のこともあるけど、ソフィアのことが好きだったから」

実際にキロランケはその時「ソフィアは!!いまもロシアで俺たちを待っているのにッ!!」とウイルクに殴りかかっていました。

ウイルクはそんなキロランケの想いをよく分かっていたからこそ、彼を遠ざけたのではとアシリパは考えます。

2人の決別の理由のひとつに自分の存在があったということはソフィアもやりきれないでしょうね…。

涙を浮かべています。

 

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キロランケの決意

キロランケとウイルクの殴り合いはウイルクが制し、ウイルクはキロランケを木に縛り付け立ち去ります。

しかしキロランケはそこにもウイルクの変化を感じ取っていました。

(昔のウイルクなら、いずれ必ず目的の障害となる人間は殺していたはずだ)

キロランケが信頼し愛していたウイルクは、狼のように時には冷酷なほど合理的な男。

(やはりウイルクは変わってしまった)

ここでキロランケにウイルク殺害の決意が生まれたようです。

 

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ゴールデンカムイ』ネタバレ267-268話のまとめ

物語のひとつの謎であったウイルクとキロランケの決別の理由が明かされました。

キロランケは「ウイルクは変わってしまった」と言っていますが、合理的ゆえの判断として北海道に絞ったウイルクは変わっていないように思います。

海に囲まれた北海道で守りを固めた方が良いという考えには鶴見も同意していますし。

ウイルクと土方が一緒に集団脱獄を画策する間柄にあった理由もこれで分かりましたね。

しかし合理的な男と真面目で優しすぎる男…どちらの考えも想いも間違いではないから難しいですね。

そこに民族をどう守っていくかの違いが生まれていったのでしょう。

とはいえ決別させたのは“愛する者への想い”の方が大きそうですね。

ウイルクの考え方の横で妻子への愛が見えてしまったことがキロランケに怒りを覚えさせたのはないでしょうか。

キロランケの愛はロシアにありますから急にそちらを切り捨てると言われたら怒りも当然ですし、ソフィアの想いを知りながらこっちでぬくぬくと愛を築いているウイルクにも元々良い感情を抱いていなかったでしょうから。

この“民族の生き残りを賭けた戦い”と“愛する者への想い”という点は鶴見の本音にも繋がっているはず。

そして“アイヌの未来”と“杉元との未来”に揺れるアシリパにも通じてくると思いますので、ここが『ゴールデンカムイ』の核心と言えそうですね。

そしてもう一つの謎にも迫っていきそうです。

ウイルクでないなら誰がアイヌを殺したのか。

今回描かれた6名がのっぺら坊に殺された7人のアイヌのうちの6人なのでしょうから、どういった経緯であの事件が起きたのかそろそろ明かされそうで楽しみです。

キムシプについては第七師団も情報を掴んでいたようなので事件にもやはり彼らが関わってくることが推測されますが、まさかキロランケは彼らと手を組んだりしたのでしょうか。

房太郎が白石に伝えたのもキムシプに関係する情報なのでしょうかね。

一体どこまで語られるのか…杉元たちが突入してくるのも楽しみですが、是非鶴見の話を最後まで聞きたいですね。

次回も楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『ゴールデンカムイ』269話!ウイルクがのっぺら坊になった・・

⇒『ゴールデンカムイ』268話!アイヌ殺害は仲間割れ!?鶴見の・・

⇒『ゴールデンカムイ』266話!ウイルクが殺された理由とは!?・・

⇒『ゴールデンカムイ』265話!内緒話を盗み聞き!・・

 

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