札幌の夜空に花火が打ち上がりました。
宇佐美襲来にビビった門倉により、牛山組が勘違いして合図の花火を上げてしまったからです。
花火の光は杉元・土方一行だけでなく、第七師団やヴァシリ、そして尾形、上エ地、鶴見の目にも届きました。
杉元は犯人の襲来に目を輝かせ、上エ地は涙を流すなどそれぞれが思い思いに花火を受け取ったようですが、第七師団も気づいた以上、当然これは祭り(開戦)の狼煙になったと言えます。
一方土方組の元には、犯人と考えていたマイケル・オストログが現れました。
仲間たちが牛山組の方に行くと思われる中、土方組はマイケルを捕らえられるでしょうか。
251話は『サッポロビール工場』ということで、サッポロビール工場を舞台についに戦闘が開始!
ここからは様々な場面で重要なことが起こりそうですから、ひとりひとりの動向に注目していきましょう!
目次
『ゴールデンカムイ』251話!のネタバレ
今回の扉絵は鯉登と月島でめちゃくちゃかっこいい!
背景には2人を形作ってきた思い出の品のような物たちが描き込まれています。
是非ひとつひとつ確認してみてください。
そしてこの品を背景に佇む2人、鯉登は正面を見据え月島は横を向いていますが、これはこれらの過去を背負った上での今の心境ということなのでしょうか?
横に書かれている「職場(ここ)に愛は在るのか?」という言葉にも注目ですね。
某CMのようなメッセージですが、これには様々な意味が含まれていると思います。
一番は鶴見に対してですよね。
鶴見の自分(部下)たちへの愛、それから鶴見劇場の本当の目的に対する期待。
そしてそれを見定めると言っていた彼らの鶴見に対する愛も変わってくるでしょう。
さらには彼ら自身の在り方。
鯉登親子の愛もありますし、月島のいご草ちゃんへの愛もまだケジメをつけられていないと思います。
そして対立しかけるも再び強い信頼関係で結ばれたと思われるこの2人の間の愛も、この後の鶴見の到着によって試されるのかも知れません。
何にせよこの2人がサッポロビール工場大戦の鍵を握っているのかもしれませんね。
それでは『ゴールデンカムイ』251話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
花火による現況
花火が上がった場所が牛山組の持ち場だったため、やはり杉元たちは牛山組のいる場所へと向かっています。
地図で見ると4組は、(方角は分かりませんがとりあえず便宜上)北に土方組、東に杉元組、南に牛山組、西にトニ組という配置になっていました。
牛山組と土方組、よりによって正反対だったんですね。
杉元組だけでなくトニ組ももちろん牛山組の方へと動き出した様子。
このままいけば牛山組の元で大乱戦が起き、土方組は3人という少数でマイケルを抑えることになりそうですが…。
第七師団現着!
宇佐美と牛山。
宇佐美が銃を取り出しますが牛山はがっしりと銃身を掴み弾を躱します。
射撃音が響き急ぐ杉元組、トニ組。
そして尾形の顔が描かれますが、牛山組が見える位置にいるということでしょうか。
牛山に胸ぐらを掴まれた宇佐美は感じました。
(うわ…こいつは化け物だ)
かつて殺人ホテルで杉元と牛山が組み合い互いの力量を理会し合いましたが、やはり宇佐美も柔道をやっていた人間。
杉元に「根を張る大木」とまで言わしめた牛山の芯を感じたのでしょうね。
と、そこで「こいつは犯人じゃねえよな?」と門倉に確認を取る牛山。
「そいつは鶴見の手下だ!やっちまえ!」
門倉は宇佐美を牛山に託し逃げ出しました。
するとそこへ第七師団が到着。
なんと牛山組の所へいち早く辿り着いたのは第七師団でしたね。
「宇佐美上等兵離れろッ!」
銃を構え駆けてきた月島・菊田に、鯉登と二階堂が続きます。
撃てば宇佐美に当たるからと「私が斬る!」と剣を取り出す鯉登。
二階堂も牛山を相当警戒しています。
皆が来た隙をついて宇佐美が銃剣を取り出しますが、
牛山がしっかりと宇佐美を掴み、そして第七師団の方へ投げました!
地面スレスレに避ける鯉登の顔スレスレに飛んでいく宇佐美がとてもシュール。
5対1ではさすがに分が悪いですから、牛山はその隙に工場の中へと逃げ込みました。
第七師団は牛山を追います。
菊田の指示により月島は工場の裏口へ。
宇佐美は門倉を追いかけます。
門倉が好きすぎますね…というか殺す気満々ですね。
宇佐美の行動にさすがに「なんでだよ」と憔悴する門倉。
網走監獄以来の追いかけっこが始まりました。
2発目の花火
一方、マイケルが現れた土方組。
マイケルは逃げ出しますが、闘気燃え立つ土方に目を取られている隙に夏太郎に掴まれてしまいました。
するとマイケルは持っていたナイフで夏太郎を斬り再び逃走を開始します。
土方の弾がマイケルの肩を捉えますが、マイケルは建物の陰へと逃げ込んでしまいました。
そのまま彼も工場内に逃げ込んだのかもしれません。
夏太郎が斬られた今、爺2人態勢の土方組には走力が足りませんね。
「永倉!訂正の花火を上げろッ!」
土方は花火を上げ直し皆に知らせる選択をしました。
再び札幌の夜空を照らす花火。
杉元組とトニ組の目にも届き、混乱する現場。
トニ組はふた手に別れることにしました。
尾形見っけ!
花火の光の中で、ヴァシリはついに見つけました。
物見櫓に潜んでいる尾形を。
尾形は双眼鏡で状況を確認しており、ほぼヴァシリに背を向けている状態です。
ヴァシリは一体どうするのでしょうか。
夏太郎は目の上を斬られただけで命に別状はなかったようで良かったです。
彼の具合を確認した土方はこう声をかけました。
「男子の向こう傷だ。着いて来い」
土方に惚れ込みついてきた夏太郎。
かつて亀蔵と「土方さんに認められねえと…」と焦っていた彼は、化け物たちに囲まれ自分の無力さを感じていたでしょう。
そしてこれまで“勝手についてきた”という気持ちもあったでしょうが、ここでようやく認められたと実感できたはずです。
「着いて来い」は夏太郎の一番欲しかった言葉ではないでしょうか。
さっそく杉元vs二階堂
土方たちの花火を疑問に思いつつも杉元たちは牛山組の元へと到着しました。
ここでキラウシと合流。
牛山たちが工場の中に行ったと聞いた杉元は、「よっしゃ!行くぜ行くぜ!」と意気揚々と工場内に入っていきます。
「相手は兵隊が5人だぞ!」とキラウシが伝えるも、聞いていたのは白石だけ。
すでに杉元とアシリパは工場の中に潜入していました。
暗い工場内で2人を見失う白石。
アシリパも白石がはぐれたことに気づきました。
すると近くに人影が見えます。
白石かと思ったら…なんと二階堂!!
「杉元ォ!!」
激昂する二階堂。
彼にとって杉元の存在はメタンフェミタン以上のメタンフェミタン!
かたや杉元は冷静に銃を構えました。
さっそく因縁の杉元vs二階堂開戦です!
『ゴールデンカムイ』ネタバレ251-252話のまとめ
やはり集結しているだけあって見どころがありすぎますね!
杉元と二階堂のようにどこで誰が遭遇するか分かりませんから、この後さらに増えるでしょう。
マイケルや上エ地、そして第七師団が来たことによる有古の動向にも注目していたいですね。
注目といえばファンが一番気になったのはやはりヴァシリvs尾形ではないでしょうか。
現在ヴァシリが一方的に尾形を見つけた状況。
尾形はだいたい櫓にいる印象ですが、ここでも櫓にいたのは同レベルの狙撃手であるヴァシリがこの場にいるとは考えてなかったからでしょうね。
あるいはヴァシリが同じ狙撃手だからこそ見つけられたとも言えます。
ヴァシリの腕があればこのまま狙撃出来そうですが、尾形はこのまま勇作のように後頭部を撃たれてしまうのでしょうか。
尾形が片目になっていることに気づけば恐らくヴァシリは攻撃しない気はしますし、ここで尾形が退場とは思えないのでまた別の展開があると予想します。
地図と照らし合わせるに、牛山・第七師団・杉元組が入った棟とマイケルが逃げ込んだ可能性のある棟は別ですね。
そんな中で尾形は何を見て何を狙っているのでしょうか。
さて次回はこのまま杉元vs二階堂でしょうかね。
この因縁はさすがにここで決着かなと感じます。
つまり二階堂の死亡が考えられますが、出来ればもう誰も死んでほしくないというのが金カムファン心。
この考えが甘いとは分かっていますが、ここは静かで暗い工場内部です。
どこに誰が潜み様子を窺っているか分かりませんので、いろんな可能性に期待しながら次回を楽しみに待ちましょう!

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