- 四条帝は全国模試1位で優秀な学生
- 帝は普通の青年であり、人柄も普通で親しみやすい
- 帝はかぐやと白銀の関係に影響を与える可能性がある
『かぐや様は告らせたい』の登場人物の名が『竹取物語』由来となっていることはファンには周知のことでしょう。
そして『竹取物語』で最大の求婚者として描かれている「帝」、その名を冠しているキャラクターも登場しています。
それが四条眞紀の双子の弟・四条帝。
実は名前だけは読者の間で知れ渡っており、一体どんなキャラクターなのか今か今かと登場を期待されていた人物なんです。
しかしその人物像はまさかの初登場まさかの人柄と、読者の予想を大きく裏切るものでした。
それでは、物語のキーマン!?真の天才・四条帝についてご紹介していきます!
目次
【かぐや様は告らせたい】全国模試1位を誇る四条帝
初めて四条帝の名が登場したのはとても早く、第4話でのことでした。
全国模試の結果(理系)が描写された際、主人公の白銀を抜いて全国1位の者として出ていた名前がこの「四条帝」だったのです。
しかも2位の白銀から20点も差をつけての圧倒的1位。
何気ない1コマでしたが、白銀を越える1位、そして「帝」という特殊な名もあり、この人物は何者なのかという強烈な印象と、そして必ず後々描かれるだろうという期待を読者に残し、以降どのように登場するのか議論されるキャラクターとなったのでした。
模試で白銀より上に君臨する彼の名は白銀にとっても倒すべき相手として認識されているようで、白銀の部屋には「打倒・四条帝」の張り紙も見られます。
一方的ではありますが、白銀のライバルにあたる人物ということですね。
【かぐや様は告らせたい】帝は運動神経も抜群?
帝は秀知院学園の生徒ではありません。
実は“近所の友達とサッカーがしたい”という理由で近所の公立に入学しています。
四宮家の分家である良家・四条家の男子ですから、公立高校に通うなど猛反発があったに違いありません。
しかし帝は、そうして心配する親を黙らせるために全国模試1位を取りました。
しかもなんと地元の弱小サッカー部をインターハイ出場に導いたとのこと。
文武両道で場所を選ばず優秀でい続けられる、そしてやろうとすればトップをとれる、彼は真の天才なのです。
【かぐや様は告らせたい】正式な初登場はインド旅行?
「やっぱ私インドより
日本が好きかなぁ」★LIKE A BETTER THAN B
…BよりAが好き第16巻第161話「四条眞妃は悟りたい」より
—————————————
恋愛に沸くクリスマス、眞妃は悟りを開くため弟の帝とインドの名所を旅していた。インドの風を受け、最後に眞妃が悟ったのは――。
—————————————#かぐや様 pic.twitter.com/p0ZrrPQFjj— ★赤坂アカ 集英社作品 総合アカ★『かぐや様』『【推しの子】』『恋愛代行』 (@akasakashueisha) October 19, 2023
「四条帝」の名が登場してから長い時が経ち彼に対する期待が膨らみに膨らんだ頃、ついにその姿が描かれました。
それはマキがインドを訪れた第161話。
双子の姉マキを心配して一緒にインドについて来たのです。
しかしあまりに期待を裏切るサラリとした登場の仕方と予想外のその人柄に読者は驚かされました。
【かぐや様は告らせたい】名前の割には人が良すぎる帝
帝の初セリフで彼の人柄が判明します。
「なんでだ…なんでクリスマスの日に俺はインドに来てんだー!!」
頭を抱えて嘆く彼の姿に、とても親しみやすい人物だということが伝わってきました。
「帝」という名前からして結構なラスボス感を抱いていた読者も多かったと思いますが、意外にも彼は見た目も人柄も普通だったのです。
そしてマキについてきた理由が「姉をひとりで海外旅行なんてさせられない」と心配したがゆえ。
マキの「悟りを開く」という目的についても、「もしかして翼くんが渚ちゃんと付き合ったことまだ引きずってんの?」とすぐに彼女の恋愛事情を心配していました。
結局彼はマキのワガママ旅行に付き合わされるハメになるのですが、マキを心配しなんだかんだで付き添う姿に彼の人柄の良さが表れていたのでした。
【かぐや様は告らせたい】マキに振り回されっぱなし?
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📣放送まであと12時間❣
\\1週間お待たせいたしました💕
本日のあらすじは……学園内で倒れていた女子生徒・四条眞妃(マキ)を踏んづけてしまい、生徒会室で介抱する羽目になった白銀。どうやら彼女は恋の悩みのせいで卒倒していたようだ……https://t.co/8ZkgG0Lwx2#かぐや様 pic.twitter.com/qhjuciScv4
— アニメ「かぐや様は告らせたい」公式 (@anime_kaguya) April 22, 2022
帝が付いてきたマキのインド旅行ですが、インド料理を食べ、タージマハルやアグラ城、モスクを訪れ、ヨガ・ショッピング・エステ・占いを満喫…と、「悟る」という名目はあれど結局はただの観光旅行でした。
途中ガンジス川に行こうとして「遠いから面倒くさい」と断念したり、最後にはインド料理に飽き日本食に行きついたりなど、気分が変わるマキに帝は振り回されっぱなし。
いちゃもんをつけるとすぐに腕を締めあげられたりもしていますので、恐らく帝は普段からマキよりも立場が弱いのでしょう。
「帝」という厳かな名前をよそに、悉く予想を裏切る“普通の弟”ぶりに親近感が湧くほどです。
そして不安定なメンタルのマキに的確にツッコミを入れる帝から、作中トップクラスの常識人であることも感じられました。
公立高校に通っているだけあって、感覚は秀知院の生徒たちよりも庶民に近いのかもしれませんね。
つまり初登場で分かったのは、「四条帝」が名前に反してとても普通の好青年だったということです。
【かぐや様は告らせたい】帝が恋愛で絡む可能性はある?
今後帝が物語に絡んでくる可能性は大いにあるでしょう。
名前のモデルとなっている竹取物語では、帝もかぐや姫の求婚者のひとり。
そして帝は少なからずかぐや姫からの好意も受けており、文通するまでの仲となって最後には不死の霊薬まで贈られています。
他の求婚者たちとは異なる存在として描かれている帝、その名が付けられた四条帝が絡んで来ないわけないと期待してしまいますよね。
しかし問題は白銀とかぐやがすでに付き合っているということ。
熾烈な恋愛頭脳戦を経てようやく恋人同士になった彼らを割って入る隙はないでしょう。
帝がかぐやに惚れる展開はあるかもしれませんが、それでも彼の人柄やマキの弟ということを考えれば、気持ちを押し込めマキのように涙する残念ポジションに収まる可能性が高いのかもしれません。
もうひとつ考えられるのが、四宮家と四条家の確執絡みの可能性。
両家はいずれ「戦争になる」と言われる険悪な関係ですから、親の手駒にされたり政略的に婚約者にされてしまうことになったり、あるいは互いの苦労を分かち合い深い関係となったり…と色々考えられますよね。
何にせよ帝は学力も運動能力も白銀より上の真の天才。
今さらかぐやとの仲が引き裂かれる展開は考えられませんが、白銀が唯一劣る存在・帝の動向によって、かぐやと白銀の恋物語はまた一波乱あるのかもしれません。
まとめ
「四条帝」…予想を裏切りあまりにも普通の青年で驚いたとともに、マキの弟がこんな子で安心しましたよね。
感情の起伏の激しいマキに振り回され苦労は絶えなそうですが…。
白銀にとって最大のライバルとなり得そうですが、彼の人柄や『かぐや様は告らせたい』の作風を考えると、白銀と敵対するとは思えません。
むしろ仲良くなれそうとまで感じましたが、まだ一度描かれたばかりなのでこれからどんな姿を見せてくれるのか、どのように物語に絡んでくるのか期待が膨らみますね。
この先の物語の鍵を握っているかもしれない四条帝、ついに登場したからには今後更に注目していくしかありません!
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