前回は、空港にようやく到着した成幸はうるかと会うことができました。
成幸は今までずっとずっと悩んでいました。
うるかの幸せを考えて自分の答えを出すことができませんでした。
でも理珠が話していたようにうるかが幸せかどうかを決めるのはうるか自身なのです。
理珠と文乃に背中を押されてここまで来たと告げました。
すると成幸の後ろに二人の姿がみえたような気がしたうるか。
成幸はうるかにずっと憧れていました。
水泳のことになると集中力と努力で、これからもっとすごい人になるに違いないと思っています。
そんなうるかは成幸の誇りだとも。
しかし成幸がいてはうるかにとって夢の邪魔をしてしまうのではないかと思っていたのです。
うるかもそう思っていました。
成幸のこれから話すことを予想して仕方がないと言ったうるかですが、成幸の話した言葉は違っていました。
「お前の邪魔させてくれ」
うるかが遠くに行ってしまうのも、自分以外の誰かを好きになるのも嫌だという成幸。
自分はうるかにとってふさわしい人間ではないかもしれないけれど、自分が幸せに成るためにはうるかが必要だから・・・うるかが好きだと告げました。
うるかはじっと成幸を見つめるとバカだと言います。
自分の幸せを勝手に決めるなといううるか。
その頃学校は卒業式。
文乃は答辞を読んでいました。
それでも考えているのは成幸のことです。
理珠もまた成幸のことを考えていて、文乃の答辞を聞いていて隣の関城に寄りかかるのでした。
理珠の目にも涙があふれています。
うるかと成幸は抱き合ったまま離れがたくなっています。
海外の挨拶・・・と言ってキスをしました。
これから一つ一つ勉強していこう・・・「できない」僕たちの恋を・・・。
Contents
『ぼくたちは勉強できない』150話!ネタバレ
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
それでは『ぼくたちは勉強できない』150話の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
うるかのお帰りなさいの会が開かれる
時は流れて数年後、最近遅くまで何かを作っているため寝坊をしている成幸。
妹に起こされて懐かしのメイド喫茶「ハイステージ」に遅れて到着しました。
そこではうるかのお帰りなさいの会が催されていました。
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
少し大人びたメンバーが勢ぞろいしています。
成幸は少しほっとしたような表情で、久しぶりとあいさつしています。
主役はまだみたいだなというと、飛行機の到着が遅れたから先に始めていいと連絡が入っていました。
それぞれの大学生活
理珠と関城に大学生活はどうかと尋ねる成幸。
すると関城は愚問だとクールに答えます。
しかし理珠のことを話し出すと、相変わらずキャラが変わってしまいます。
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
理珠はすべてが順風満帆とは言えませんが、昨日知りたかったことを今日学べる・・・こんな楽しいことはないと言います。
成幸が約束してくれた通りちゃんと幸せだと言われ、成幸はうれしそうです。
背後からもりもりガツガツと音が聞こえ、振り向くと文乃が寝ながら大量に食べていました。
驚いてどうしたと声をかける成幸。
文乃は大学近くの天体観測所に頼み込んで出入りさせてもらえるようになっていました。
望遠鏡を覗いているとだいたいねるのが朝方になってしまって・・・と恥ずかしがる文乃。
成幸はおふくろさんの星を見つけなきゃだもんなと文乃に言います。
文乃は成幸に最近は何のバイトをしているのか尋ねます。
最近は知り合いが金属加工のお店を初めて今はそこでバイトをしていると話していると、あすみ先輩が絡んできました。
お酒を飲んでいるらしいのですが、課題課題の毎日なのでたまの休みくらいは・・・とテンションが高いのです。
マチコさんが言うには、久しぶりに成幸に会えるのであすみは舞い上がっているのだそうです。
むきになって否定するあすみ。
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
医大生ってやっぱり大変なんですねと成幸が言うと、忙しさで言ったら受験期以上かもしれないけれど、夢を見失う怖さに比べたらへでもないと笑うあすみ。
成幸はあすみを頼もしそうに見ていると、悲鳴が聞こえてきました。
部活の顧問で活躍している真冬先生
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
すると真冬先生がお約束のように成幸の上にしりもちをついてしまいました。
しかも服装がメイドさんです。
成幸は驚いていますが、美春までメイドさんの格好をしてお店の手伝いをしています。
美春は一度メイド服を着てみたかったといい、楽しそうに踊っていますが真冬先生は巻き込まれてしまったようです。
成幸は真冬先生に、顧問になったフィギュアスケート部の関東大会優勝おめでとうと伝えます。
真冬は照れ臭そうにして、自分は何もしていない・・・生徒たちが頑張ったからだと言います。
二人の間にいつまでくっついているのですかと理珠が乱入してきました。
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
突然成幸に触り始めたと思ったら目つきがなんだか変です。
どうやらお酒の匂いに酔ってしまったようですが、成幸は何でもいいから離れろと言います。
文乃も卑怯・・・じゃなくてダメだと言い、あすみ先輩も真冬先生も注意をします。
そこに遅れちゃってといい、うるかが走って駆け付けてきました。
みんな久しぶりに会いたかったと言ったものの、みんなは成幸にむぎゅうううっと抱き着いていました。
サプライズの指輪
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
ぷんぷん怒りながら、帰り道を成幸と歩いているうるか。
成幸は世界大会出場おめでとうと伝えます。
機嫌を直してほしい・・・さっきの誤解は解けたんだよねとおそるおそる尋ねる成幸。
うるかは数か月ぶりに合うのに・・・ずっと死ぬほど会いたくて仕方なかったのに・・・。
昨日眠れなかったくらい楽しみにしていた自分がばかみたいってゆーか、不安ってゆーかさみしいってゆーか・・・とにかくぷんすかなの!と涙ぐんでいます。
成幸は照れながら、俺だって同じ気持ちだと言ってうるかの手を取りました。
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
そして指に指輪をはめて、自分と結婚してくださいとプロポーズします。
うるかは呆然としてこの指輪と尋ねます。
成幸はバイト先の店長に作り方を教わってどうにか形にしたので、不格好で済まんと謝ります。
もちろん就職したら改めてちゃんとしたものを贈るつもりだから。
今はとりあえず予約というか・・・返事的にはどんな感じでしょうかと真っ赤になって尋ねます。
花火の上がる中、うるかは涙をこぼしながらはい!!と言って成幸に抱き着きました。
聞いたことないかい?
後夜祭で打ち上げられる一発目の花火、そいつが上がった瞬間に触れあっていた男女は必ず結ばれるんだってさ・・・
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
その時成幸の手を取っていたのは笑顔のうるかだったのです。
『ぼくたちは勉強できない』ネタバレ150-151話のまとめ
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
今回で最終回と思っていましたが、次号からパラレルストーリーが始まります。
文化祭で5つに分かれた花火の行方・・・。
ヒロインが何人かいるお話は読んだことがありますが、パラレルストーリーというのは新しい気がします。
なんだかゲームのキャラの選択をしているような気がします。
今回は大学に入学した後のみんなの様子を知ることができました。
特に文乃とあすみ先輩が充実しているみたいですね。
真冬先生ももう一つの夢だったフィギュアスケート部の顧問をするようになっているとは思いませんでした。
欲を言えばもう少しみんながどんな大学生活を送っているのか漫画で知りたかったです。
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筒井大志「ぼく勉」150話より引用
成幸がみんなに教えていたことが教育実習で役立っているとか、文乃の天体観測所に頼み込んでいる姿とか・・・。
物語は終わってもまだ続いているのですね。
この次は、成幸と理珠とのストーリーです。
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