前回は、大雨の影響で午前の飛行機に乗らなくては行けなくなり、卒業式に出られなくなってしまったうるか。
成幸はそのことを知ってすごくショックをうけます。
これでよかったのだと自分に言い聞かせます・・・うるかの邪魔はできないと。
トイレに入って顔を洗い体育館に行こうとしていると、理珠がいました。
いきなり成幸にキスしていいかと聞いてきます。
軽い気持ちでそんなことを言わないように成幸が話すと、理珠はうなずきますが何故うるかの告白に答えを出さないのかと尋ねるのです。
うるかの幸せの邪魔はできないと言おうとすると。決めるのは成幸さんですか?と言います。
そして成幸の頬にキスしてジョークだと言い去っていきました。
理珠がいなくなった後、突然文乃が後ろから驚かします。
そして成幸に今本当にしたいことは何かと聞くのです。
以前文乃は成幸に本当にしたいことが見つかったら全力で応援すると言っていました。
成幸はそのことを思い出し、うるかに会いたいと告げました。
文乃は卒業旅行の時にうるかに嫉妬したことを思いだして後悔していたのです。
文乃の心を救ってくれたうるかのことを思い、成幸を応援すると伝えます。
立ち聞きしていた理珠も出て来て空港へ行かなくてはと話しているときに、先生たちが現れます。
すると文乃たちが答辞や難問の質問を浴びせて、先生たちを引き留めておいてくれます。
二人は成幸が幸せにしてくれると言う約束を守ってくれたためそのお返しをしてくれたのです。
成幸は走って駅へ向かいましたが、大雨のため電車が動いていません。
バイト代は今こそ使うべきとタクシーに乗ろうとしたとき、真冬先生が追いかけてきていました。
真冬は先生なのに、成幸の気持ちを尊重して空港まで送って行こうとしますが渋滞に巻き込まれてしまいます。
車から降りて走っていると、あすみがバイクで駆け付けます。
真冬先生から連絡があり駆けつけてくれたのです。
みんなの助けがあり、成幸は空港にやってきました。
そしてうるかを見つけ・・・。
Contents
『ぼくたちは勉強できない』149話!のネタバレ
それでは『ぼくたちは勉強できない』149話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
空港に来た成幸を見て驚くうるか
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
空港に到着した成幸は、びしょ濡れのドロドロのままでうるかの元へ。
うるかは成幸が来たことに驚いています。
息を整えてから話そうとする成幸ですが、突然せき込み始めました。
空港内を走り回っていて探したので苦しくなっていたのです。
成幸は真冬先生とあすみ先輩に力を貸してもらったことを聞いて驚きました。
空港まで連れてきてもらってきたものの、うるかのスマホはつながらなくて焦っていた成幸。
うるかは飛行に乗るため電源を切っていました。
スマホをちらっとみながら、うるかは頬を赤くして、成幸がどうしてここにいるのか尋ねました。
優等生が卒業式をさぼっちゃだめだと・・・。
お前の邪魔させてくれ
成幸はうるかに告白されてからずっと・・・あれからずっと考えていました。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
自分にとってうるかはどういう存在なんだろう・・・そしてうるかにとって一番の幸せとは何だろうと。
悩んで悩みすぎて、こんなに遅くなってと謝る成幸。
理珠や文乃にも叱られたと伝えると、うるかには二人が成幸に頑張れと背中を押している光景が見えてきました。
成幸はうるかに話しかけます。
自分はずっと昔からうるかに憧れていたこと。
いつも元気で明るくて、普段はのほほんとしているのに水泳になると別人みたいにカッコいい。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
きっとこれから先、うるかはもっともっとすごい人になって、有名になって誰もがうるかの泳ぎに夢中になる・・・そんなうるかが自分の誇りだと言う成幸。
そして・・・自分がそんなうるかの夢にとって邪魔になってしまうと思うと伝えます。
うるかは悲しそうな顔をして我慢するかのように手にぎゅっと力を入れました。
仕方がないと言おうとしたうるかに成幸は、だからごめん、お前の邪魔をさせてくれと告げます。
意外そうに驚くうるか。
成幸は立ち上がって話し始めます。
うるかが遠くなってしまうのは嫌なんだ。
うるかがいつか他の誰かを好きになるなんて考えたくもない。
自分はお前に並び立てないかもしれないけれど・・・すごく勝手かもしれないけれど自分自身が幸せに成るにはうるかが必要なんだと言いました。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
そしてうるかに「俺があなたが好きです・・・!」と告白します。
うるかは目に涙をためて、ばか成幸といいました。
「夢」も「幸せ」も勝手に決めつけないでと成幸に伝えるうるか。
うるかのずっと「できな」かった「夢」は・・・「幸せ」はね・・・うるかは以前自分が決意した時のことを思い出していました。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
そして成幸を見つめながら、泣きじゃくるのでした。
卒業式
その頃卒業式では文乃が答辞を読んでいました。
でも心の中では成幸に話しかけています。
最後の乙女の実践問題はちゃんと解けたかな?
成幸はいつもどこか頼りないところがあるから、お姉ちゃんはちょっと心配だよ。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
本当に少し鈍感で朴念仁で不器用で優しくてまっすぐで・・・そんな君が私は心から大好きでした。
そう言って涙を流します。
理珠派の関城の肩にもたれかかり、勘違いされますが・・・涙を流していたのです。
成幸を幸せにしなければ、遠慮なくとっちゃいますからと考えながら。
成幸を送って疲れたあすみ先輩は、一休みしながら嘘をついてしまっていた父にどう説明しようかと悩んでいました。
そこに真冬先生も到着して、あすみ先輩に助かったとお礼を言います。
別に・・・たまたまヒマだったんでと強がるあすみの頭をポンと叩いて、よく頑張ったわねと褒めます。
あすみは初めてまともに桐須先生に褒められた気がしますわ・・・といつもと違う言葉遣いになっていました。
別れを惜しむ二人
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
空港の中では、音が聞こえてきそうなくらいお互いを抱きしめてドキドキしている二人がいました。
飛行機の時間だと知っていても、ママを待たせっぱなしでも離れることができません。
うるかはこんなの幸せすぎて離れられるわけないと言います。
照れながら俺だってという成幸。
突然、そういえば海外じゃフツーの挨拶って話していた「アレ」・・・全然ウソっぱちだったじゃないかと言われてギクッとします。
慌てて言葉のアヤとかなんというか・・・そうごまかそうとしていると成幸。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
なんというか?とうるかに見つめられ、いじわると言いながら二人はキスしました。
成幸はここからひとつずつ勉強していこうと決めました。
遠回りして遠回りしてすこぶるへたくそな「できない」僕たちの恋を・・・・
『ぼくたちは勉強できない』ネタバレ149-150話のまとめ
ついに卒業式になりました。
文乃は涙の答辞です。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
泣いているのは文乃だけではなく、理珠もでした。
あすみをよく頑張ったと褒めた真冬。
卒業式は大丈夫なのかと心配になりますが・・・。
成幸が好きなのがあすみだと知って時は、一番長く自分のことを見ていた人は決めたのだなと思いました。
後から出会った人たちがなんだかかわいそうな気がして、納得できないところもあります。
理系文系が大変だった二人よりも後から参加していたので、幼馴染はやはり強いのでしょうか。
ようやく成幸が自分の気持ちに正直になりました。
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筒井大志「ぼく勉」149話より引用
「おまえの邪魔させてくれ」はうるかの「今だけお節介焼かせてよ」という言葉と対になっているような気がします。
まるで最終回のようなエンディングで、次号のところを確認してしまいました。
気持ちを確かめ合い、きっと卒業式は終わっていて大学編に続いたりするのかもしれませんね。
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