前回のお話は、大雨のせいで卒業式に出られなくなってしまったうるか。
うるかの母も本当に良かったの?と言いましたが、一緒に出たかったけれど仕方がないと言ううるかも諦めています。
卒業式前の成幸もトイレで顔を洗いながら、仕方がないもんな・・・きっとこれでよかったんだと自分に言い聞かせていました。
成幸は誰が好きなのか、うるかの告白になぜ返事をしないのか問われました。
成幸はうるかの邪魔をしたくないと伝えようとしますが、うるかの幸せを決めるのは成幸ですか?それともうるかですか?と聞き・・・さらに他人の物差しなどクソくらえだと言うのです。
その後に後ろから文乃が現れ、そして成幸が今本当にやりたいのは何かと問うのです。
以前文乃は成幸に・・・いつか本当にやりたいことができた時は、お姉ちゃんが全力で応援すると言っていたことを思い出しました。
すると成幸はうるかに会いたいと絞り出すように言ったのです。
そこに理珠がひょっこり顔を出し、早く空港に向かわねばというと2人の先生が卒業式だから急げと言ってきました。
しかし理珠と文乃が二人の前に出て得意分野を質問して先生たちを食い止めてくれています。
私達は成幸君にいっぱい幸せにしてもらったから、今度は私たちが成幸さんを幸せにする番です。
その言葉を聞いて成幸は空港に向かいました。
Contents
『ぼくたちは勉強できない』148話!のネタバレ
それでは『ぼくたちは勉強できない』148話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
急ぐ成幸に天候は味方せず
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
成幸がうるかの元へ向かっている頃、卒業式が挙行されていました。
小林と大森は成幸がうるかの元へ向かったと察して、答えが出たのだと話しています。
雨の中傘を差しながら成幸は駅までの道を走り続けました。
昼前の便だと教えてもらい、急いで急行に乗れば何とか間に合うと思っていたのです。
しかし駅についてみると、大雨のため全線運転見合わせになっていました。
駅員さんも、運転再開のめどはまだ立っていないので、お急ぎの方はタクシーをと誘導しています。
タクシーはお金がかかると思いましたが、母から成幸が貯めたお金は今一番自分自身のためになることに使いなさいと言われていたことを思い出しました。
真冬先生が・・・
迷っている暇はない・・・遣うなら今だと思って振り向くと真冬先生が腕を組んで立っていました。
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
卒業式を抜け出して何をしていると怒っているようです。
なぜここにと驚いている成幸に、愚問・・・生徒が無断で早退すれば捜しにも来ると言われます。
連れ戻されると考えた成幸は、どうしてもはずせない用事があると謝ります。
その用事というのは、一生に一度の高校の卒業式よりも大事な事なのかと問われます。
成幸はきっぱりとはいと答えました。
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
真冬先生は、しっかりつかまっていなさい、空港までとばすわよと言いました。
成幸は真冬先生の車に乗っていました。
恐ろしい運転のなか、どうして?と尋ねる成幸。
自分でもどうかしているという真冬。
生徒のサボタージュに手を貸すなんて下手したら言及ものだと・・・でもあの先生なら喜んで減給されていたでしょう。
過去と向き合うことができなくなっていた真冬を懸命に救い出してくれたのが唯我でした。
ずっと唯我はそうして「できない」という気持ちに寄り添って人の幸せのために動いてきたのだから、今度は成幸の番。
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
誰のためでなく今は唯、きみ自身が幸せに成ることだけを考えなさいというのでした。
しかし・・・誤算・・・!と思わずつぶやく真冬先生。
凄い渋滞になっていて車が全然動きません。
電車が止まっていた時点で少し嫌な予感はしていたけれど、この状態では迂回もできません。
成幸は決意し、ここからは自分で走ると先生に告げます。
この雨の中まだ10キロ以上あるのに、無茶だという真冬。
あすみ先輩参上!
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
でも成幸はもう待たせたくない・・・何年も散々待たせてしまったのでというのです。
気を付けてと送りだしました。
突風も吹いてきて、傘もダメになってしまいました。
空港までもう5キロもあります。
こんなことならもっと筋トレとかしておけばよかったと後悔する成幸。
足が重い、肺が焼けるほど苦しい・・・足ももつれて転んでしまいます。
フラフラになりながら、頼む今だけ・・・もう二度と走れなくなっていいから・・・今だけ頑張れと自分に言い聞かせる成幸。
もっと速く、もっと速く・・・と思いながら倒れこむと、ぼふっと何かにぶつかりました。
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
そこには小美浪先輩がいて、いきなりおっぱいダイブとは・・・高いぞ後輩と笑っていました。
実は数十分前、真冬先生から連絡が言っていたのです。
後輩の手助けをしてほしいと。
今頼れるのはあすみくらいで、もちろん無理にとは言わないけれど・・・あなたもひょっとして彼を憎からず・・・そう言いかけました。
すると電話の向こう側ではマチコすまねーこれから早退させてくれ、必ず穴は埋めるからという声が聞こえてきました。
そして真冬の電話には、ソッコー場所を教えてくれ、あいつには返しても返しきれない恩があるのだと言いました。
成幸は先輩の後ろに乗ってその話を聞きました。
たまたま自分が死ぬほど暇でよかったなと言うあすみ先輩。
それにしたってわざわざ、何とお礼を言っていいのか…そういう成幸に唯の気まぐれだから・・・ただ・・・心のままに・・・な。
もっとちゃんとつかまらないと危ないといい、おなかにぎゅっとつかまらせて・・・複雑な気持ちになるあすみ。
ほんとに世話の焼ける後輩だぜ・・・。
後悔していたうるか
空港では、手続きも終わったからそろそろ行くわよと母にうるかはお礼を言い、ちょっと顔を洗っていくから先に行っててもらってもいい?とお願いしていました。
うるかは一人で成幸の作ってくれたノートを見ています。
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
かっこつけてないで・・・返事が聞きたいと言えばよかったかなぁ・・・。
文乃っち、リズりん成幸のことをよろしくね。
二人ならちゃんと幸せにしてくれるよね・・・。
うるかはいろいろな成幸の表情や、出来事を思い出してもう一度だけでも会いたかったと成幸の名前を何度もつぶやきました。
すると「おう」と返事が返ってきます。
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
ボロボロになっている成幸が「呼んだか?」と言い、目の前に立っていたのです。
『ぼくたちは勉強できない』ネタバレ148-149話のまとめ
前回は理珠と文乃が成幸に今までのお礼を言ってサポートとして先生たちを阻止すると言う終わり方でした。
今回はそのほかの仲間たちが、成幸を助けてくれると言う感じがしました。
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筒井大志「ぼく勉」148話より引用
真冬先生は車で、あすみ先輩はスクーターです。
うるかに会いに行こうとしているのに、大雨で電車が止まっています。
大切なバイト代を使ってタクシーに乗ろうとしたときに真冬先生が車で送ってくれることになりました。
大切な卒業式、先生もさぼってしまっているのではないのでしょうか。
他の生徒が卒業式に先生がいないなんてかわいそうなので、早く帰ってくださいと思ってしまいました。
減給よりも、生徒のこと・・・ではないでしょうか。
でもそれだけ成幸のことがトクベツだったのでしょう。
あすみ先輩はバイトで、しかも豪雨では暇でしょうからいいのではないかと思います。
ボロボロになりながら到着した成幸にうるかはどう答えるのでしょうか。
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