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最新ネタバレ『ゴールデンカムイ』228-229話!考察!ガチキャン△から知る命の重み!杉元一行in空知川!

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宇佐美が智春を踏みつけたのはやはり鶴見との時間を邪魔されていたから。

そんな理由で友人の命を奪った宇佐美を鶴見は後に“生まれながらの兵士”だと位置付け、第七師団へ勧誘したのでした。

その宇佐美が札幌でどんな活躍を見せるのかとても気になるところですが、今日は前回の予告通り杉元のガチキャンです。

本当にゆるくなかった…。

 

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『ゴールデンカムイ』228話!のネタバレ

それでは『ゴールデンカムイ』228話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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運命的な出会い

霧の中を歩いている杉元たち。

彼らの今の目的は“海賊房太郎”で、現在“空知川”に来ていました。

その辺の経緯は224話で描かれているので、忘れている方は是非もう一度読んでみてください。

 

さて、あまりの霧に「やっぱり近くのコタンに戻って霧が晴れるまで待とう」とアシリパ。

杉元が怪我しているため、山道で転んでしまうと危険だからです。

まあ「大丈夫、平気だよ」という言葉通り、杉元はいくら怪我してても大丈夫そうですがね。

そんな話をしていると、どこからか「ジュリジュリ」と音が聞こえてきました。

その音の主は小さな鳥でした。

「チュリリリリ」と鳴くその鳥は“シマエナガ”という鳥で、北海道にだけ生息している野鳥。

タイトルとともに可愛い鳥が描かれていて、本当に野田先生は生物を書くのが上手いなあと思いながらも、その横でもはや“ホラー・シェフ”と名乗っちゃってるのに気づき怯えています(笑)

 

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杉元、はぐれる

その鳥はどうやら羽を怪我しているらしく飛べずにいました。

そこは動植物に優しい杉元、「俺も腕を怪我してるんだ。一緒だぜ」と優しく保護してあげます。

「カワイイ…目が可愛い」

思わず乙女な杉元が出ていますね。

この鳥のことをアシリパは「ウパシチリ」と呼んでいたそうです。

初雪が降る頃に人里に来る鳥だから「雪(ウパシ)の鳥(チリ)」なのだとその鳥に教えてあげます。

和やかに鳥と会話していた杉元でしたが、「あれ?」と気づけば霧で皆を見失っていました。

かろうじて互いの声は聞こえる距離にはいるようでしたが、杉元が「あっちかな?」と踏み出した先は斜面で、そのまま結構な距離を滑り落ちてしまいました。

「大丈夫だった?」と鳥に優しく声を掛けてあげる杉元。

鳥は無事でしたが、怪我で片腕の杉元ではそこを登って戻るのはどうも難しそうです。

そこで杉元は少し回り込んで、登れそうなところから元の場所へ戻ることにしました。

かたやアシリパたちも杉元不在に気づいたようですが、杉元が笹の上を歩いていたため足跡が見つからず捜索できずにいました。

 

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アシリパから教わったこと

霧が濃く完全に迷ってしまった杉元は、日が暮れることも考え、もうこれ以上動かない方がいいと考えました。

ひとりで一晩過ごすのが嫌そうな寂しがり杉元。

すると「チュリッ」と鳥が一声。

「ごめんごめん、君がいたね」

今日はこの2人でキャンプです!

杉元が見つけたのは、木がもたれかかって倒れている岩場。

この木の下で火を起こせば岩に熱が反射して暖かく過ごせるんだと鳥に教えてあげます。

寝床が決まれば大急ぎで薪集め。

杉元にはすでに多くのキャンプ知識がありました。

よく燃える木のことや銃剣のこと(銃剣は基本的に「突き刺す」ものなのでリンゴも剥けない刃だけど、アシリパに「チタタプできるよう研いでおけ」と言われてるから杉元の銃剣は人の指だって斬り落とせちゃうらしい)、火の起こし方などあらゆる知識を丁寧に鳥に教えてあげながら作業します。

そうしてしっかりと火が起こせた杉元…杉元のサバイバル知識はすっかり完璧ですね。

それもこれもすべてアシリパから教わったこと。

「おかげで今オレは生き延びられてる」

杉元はアシリパに出会ったことで、山中でひとりで野宿する状況でも安心して寝床が確保できるほどになりました。

食事もしっかり作れます。

アシリパから教わった携行食を作り、鳥と分け合って食べる杉元。

お腹も満たしたところで「明日霧が晴れたらアシリパが足跡を辿って迎えに来てくれるはず…」そう思いながら杉元は安心して眠りにつきました。

「おやすみ、ウパシちゃん」

どうやら杉元は鳥に「ウパシちゃん」と名付けたようです。

 

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晴れない霧に杉元錯乱

そして翌日、杉元はザッザッという音で目を覚まします。

アシリパの足音かと思い名前を呼ぶ杉元でしたが、そこに見つけたのはなんとヒグマの足跡。

今度はヒグマについての講義が始まります。

その中で「大きなオスはオッサンだから人の気配がすればどんなに強くてもおとなしく立ち去る」という話を口にした際、杉元はふと「戦争もオッサンたちが最前線で戦えばみんな飽きて帰るかも…」と思いました。

極端な理論ではありますが、そうすれば戦いが避けられ、未来ある若者が死ぬこともなくなるかもしれないというやるせない希望ですよね。

そこには寅次と梅子への想いがありました。

やはり杉元はひとりになると未だそこに行きついてしまうんだなと感じますよ。

ともかく、ヒグマのいる霧の中をうろつくのは危険なので杉元はこのままアシリパの助けを待つことにしました。

しかし杉元本人は知りませんが、足跡は残っていないのです。

二日間経っても霧は晴れずアシリパも来ません。

「明日はきっと晴れるよ」という顔にはまだ笑顔があります。

しかし三日目も霧は晴れずアシリパも来ません。

「明日こそ」と少し不安になってきます。

…気づけば一週間。

「永久に晴れないんじゃ」と顔にはさすがに陰りが見え始めました。

「え?なに?あのお団子があるうちにここを発てばよかったのに?」

ウパシちゃんにあたる杉元。

「チュピ」と可愛く鳴くウパシちゃんを「羽をムシって食っちゃうぞ!」と

追い詰め、慌てるウパシちゃんに「ウソウソウソ…今のは嘘だよ」と笑って否定するのでした。

ちょっと精神が不安定になってきてますね。

 

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苦渋の決断

「絶対にふたりで生きてこの山から脱出しよう!うん!」

2人はここまで一緒に生き抜いた相棒のようなもの…杉元はウパシちゃんと無事に山を下りる決意をします。

それに、アシリパならウパシちゃんの羽の治し方を知っているかもしれませんから。

覚悟を決めたなら、ヒグマがいようがお腹が空いていようがとにかく出発です!

食料もないしお腹も派手に鳴っていますが、残っているわずかな力を振り絞り、「俺は不死身の杉元だ!!」と己を奮い立たせました。

すると杉元、「…うん」と無の表情で一呼吸おき、なんとウパシちゃんの羽をむしり始めました。

「ふいいいいい~…ごめんなさいごめんなさい…」

ものっすごく辛そうな表情でブチブチブチブチと毟っていきます。

もはや余計なことを考えないようにか、京都に行った時に食べたスズメの焼き鳥を思い出すなあなんてブツブツ言いながら皮をはぎ串刺しにして焼いていきます。

「内臓はチタタプにして残さず食べよう」

そう“全部食べて全部忘れない”の精神です、ウパシちゃんの命は杉元を生かすのです。

「いただきまぁす!」

そうして杉元がかぶりついた矢先、アシリパの声が聞こえてきました。

あと1日…いやあと1時間早く出会えていれば…

「うおおおおお」

杉元の発狂する声が山に響きました。

 

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ゴールデンカムイ』ネタバレ228-229話のまとめ

今回も衝撃!

知ってる方なら霧とかオチ的にも映画のミストを思い出したのではないでしょうか。

アシリパならまだしも、やはり乙女杉元の動植物への接し方を改めて散々感じさせられた後でこの展開はなかなかきつかったですね。

いや、怪我で飛べない時点で自然界で生きていくのはもう無理だったんですよ!

最期に杉元に愛され、杉元を生かすことがウパシちゃんが天から与えられた運命だったのですよ。

罪悪感に苛まれながら羽を毟る杉元が印象的でしたね。

前回の宇佐美の話とは対照的で、改めて他者の命を奪うことがどのようなことか教えてくれた話だったのではないでしょうか。

杉元は対人でも「殺した奴の人間の顔は忘れない」と命の重みを感じているタイプですし、やはり杉元の根っこは羊なのかなと感じますね。

「俺は不死身の杉元だ!」と奮い立たせることで狼(犬)に無理やり切り替えている感じがします。

今回は杉元の素の部分と、戦場で出来上がった杉元という人間と、杉元とアシリパがともに過ごしてきた時間を感じてしっかりとひとつのストーリーを見た気がしますね。

杉元が饒舌に語っていたキャンプの知識は色々勉強になるので是非本誌で読んでみてください!

札幌も気になりますが、次回もこのまま杉元たちのターンだといいなと思います。

海賊房太郎に出会えるのかそれとも新たな展開に突入するのか…次回も楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『ゴールデンカムイ』229話!父谷垣vs軍人月島!妊婦の未来・・

⇒『ゴールデンカムイ』230話!月島の執拗な追跡とインカラマ・・

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